「首相の派閥が解散を発表、自民党の3会派が解散へ」(RFI・Sputnik International)

「首相の派閥が解散を発表、自民党の3会派が解散へ」(RFI・Sputnik International)









(Scandale politico-financier au Japon: trois factions du parti au pouvoir vont se dissoudre: RFI)

https://www.rfi.fr/fr/asie-pacifique/20240120-scandale-politico-financier-au-japon-trois-factions-du-parti-au-pouvoir-vont-se-dissoudre





日本の政治資金をめぐる不祥事:与党の3会派が解散へ





日本の与党に打撃を与えた政治資金をめぐる不祥事が絶え間なく波風を立て続けている。自由民主党の3会派が直に解散すると発表した。ますます弱体化する岸田文雄首相の派閥もその1つだ。





発表 2024年1月20日 01:16







岸田文雄・日本首相は、党に打撃を与えた政治資金をめぐる不祥事によりますます弱体化している。(説明画像)AP - Franck Robichon





記者 RFI






派閥が無ければ、この首相が来る9月より後も党首で在り続けることは難しいだろう。自民党の総裁職は9月を任期として選挙が行われる予定だ。派閥が無ければ岸田文雄氏の再選は難しい。しかし、これに負ければ彼は首相の座を失うだろう。



また、解散を発表した3会派の中に2022年に暗殺された安倍晋三元首相の派閥があり、これが最も大きい。この派閥が今回の不祥事の中心にあり、同派の議員たちは、資金集めのためのパーティー券の販売を通して集めた数百万ユーロ相当を申告しなかった疑いを持たれている。このお金は自民党が議員たちに渡したとされている。



今週の金曜日、この安倍派の国会議員2人に対する訴訟が始まった。他の 2派閥の議員である他の2議員も起訴された。先月、首相は最大派閥の閣僚4人を解任した。しかしそれ以降、彼の支持率は更に低下した。



岸田氏は金曜、自民党総裁として「今回の出来事は政治に対する一般国民の信頼を損なうもので、極めて遺憾だ」と述べ、不祥事について改めて謝罪した。



自民党の各派閥は1950年代に統合により自民党を誕生させた元の政党を継承しており、指導者を中心に組織された党の内部の連合体で、選挙の支援や閣僚の地位を約束することで議員たちを引き寄せている。





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日本 岸田文雄










(Japanese Prime Minister's Faction Announces Dissolution Amid Slush Fund Scandal - Reports: Sputnik International)

https://sputnikglobe.com/20240123/japanese-prime-ministers-faction-announces-dissolution-amid-slush-fund-scandal---reports-1116328680.html





不正政治資金の不祥事の最中、日本の首相の派閥が解散を発表する―報道





2024年1月23日 09:57 GMT







© AP Photo / Kiyoshi Ota





東京(スプートニク)-岸田文雄首相が2023年12月まで党首を務めた日本の与党・自由民主党(LDP)派閥が、進行中の資金をめぐる不祥事の最中に正式に解散を発表した。共同通信が火曜日に報じた。





この件は同日午前の臨時の派閥会議で決定された。岸田氏自身と派閥のNo2である林芳正官房長官はこの会議に出席しなかったと、記事は述べた。



岸田氏は、彼の派閥が他派閥と共にこの与党周辺の資金をめぐる不祥事に関与していたことが判明したのを受け、2023年末に派閥の会長を辞任した。首相は先週、東京の検察当局が派閥の会計責任者を刑事事件で起訴した直後に同派閥の解散を決めたことを発表した。



自民党の資金の過少申告をめぐる不祥事は2023年12月上旬に発覚した。与党内の5派閥が資金集めのための様々なイベントで受け取ったお金を報告しなかったと言われている。日本の法律では、贈収賄汚職を防ぐため、1回のイベントで集まった資金が20万円(1,350ドル)を超える場合、寄付者の名前と募金額を帳簿に記載して報告することが義務付けられている。この金額を超える寄付金は申告されておらず、余剰金はリベートとして一部の自民党議員の懐に入ったと言われている。







アジア

日本の岸田氏、与党の金銭不祥事で宏池会(派閥)会長を辞任する

2023年12月8日、06:26 GMT






2023年12月を通して多くの自民党派閥の幹部が尋問を受け、この不祥事の最中に辞任した政治家もいる。先週金曜日、東京の検察当局は与党の国会議員2名と会計責任者3名を刑事事件で起訴した。





アジア 岸田文雄 林芳正 日本 東京 日本の自由民主党 (LDP)









(投稿者より)



安倍派幹部たちの立件が見送られて国民の一部から怨嗟の声が上がったタイミングで安倍・岸田・二階の各派が派閥の自主的な解体を発表しました。他の派閥の中にも、これに追従する動きが見られます。問題が個人にではなくシステムにあるのなら、システムの方を潰すのは間違った選択で無いかも知れません。



清和会は岸信介氏の流れ、宏池会吉田茂氏の流れです。どちらも消えたということは戦後の自民党政治が終わったということです。派閥は政治資金を領袖から国会議員、更には地方議員に流すルートでしたので、このルートも終わりということです。自力で十分な政治資金を集められない議員は政治家を続けることが出来なくなります。



経団連などの財界は政治献金により自らの意思を政治に反映させてきましたが、今後はどのようにする考えなのでしょうか?



派閥の解消は以前にも何度か行われており、いずれも失敗に終わったことから今回も成果を疑問視する声があります。ただ、そのような自民党に国民は好い加減に飽きるのでは無いかとも思いながら、様子を見ています。