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EU、3000億ユーロ規模の世界投資構想を発表 中国の「一帯一路」に対抗 (BBC NEWS JAPAN)

EU、3000億ユーロ規模の世界投資構想を発表 中国の「一帯一路」に対抗 (BBC NEWS JAPAN)









https://www.bbc.com/japanese/59485990





EU、3000億ユーロ規模の世界投資構想を発表 中国の「一帯一路」に対抗





2021年12月1日 更新 2021年12月2日





ジェシカ・パーカー、BBCブリュッセル特派員







Getty Images

中国の一帯一路構想は欧州連合に近い西バルカン諸国にも及んでいる。写真はモンテネグロセルビアをつなぐ高速道路






欧州連合EU)は1日、世界的な投資計画「グローバル・ゲートウェイ」構想を発表した。中国の広域経済圏構想「一帯一路」に対する「真の別の選択肢」になるとしている。



欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、グローバル・ゲートウェイ構想は信頼できるブランドになると説明した。



中国は一帯一路構想を通じて各国の鉄道や道路網、港湾などに投資しているが、一部の国が借金漬けにされていると批判を受けている。





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フォン・デア・ライエン委員長は、世界の国々は持続可能なインフラ計画の設計において「信頼できるパートナー」を欲していると語った。



EUは現在、この計画に向け、加盟国や金融機関、民間セクターから引き出した数十億ユーロをどのように投資できるかを模索している。 投資の大半は助成金ではなく、債務保証や融資といった形で行われることになるという。



同委員長はまた、EU独自の民主主義的なアプローチが、気候変動や世界的な安全衛生、持続可能な開発などにフォーカスしたプロジェクトを途上国に提供できることを示したいと述べた。



さらに、投資プロジェクトは高品質かつ透明性が高く、ガバナンスもしっかりしている必要があると説明。その上で、関連国に明確な結果を与えられなければいけないと語った。



あるEUの高官は、グローバル・ゲートウェイ構想は主にアフリカに注力することになるだろうとBBCに語った。





経済的・地政学的な足跡



ジャーマン・マーシャル財団のアンドリュー・スモール上級フェローは、グローバル・ゲートウェイでは「欧州側が初めて計画を取りまとめ、融資メカニズムを形作った。中国から融資を受けようと考えていた国々に選択肢ができた格好だ」と述べた。



一帯一路構想は、中国の外交政策の中心だ。道路や港湾、鉄道、橋などに投資することで、貿易網を開発している。



その範囲はアジア地域からインド・太平洋地域、アフリカ、そしてEUにほど近いバルカン半島西側まで及んでいる。中国遠洋海運集団(COSCO)はギリシャ・ピラエウス港の3分の2を所有しているほか、中国路橋工程有限責任公司(CRBC)はクロアチアに交通網のかなめとなる橋を建築した。



一方で、同構想は「略奪的な融資」を提供している「借金漬け外交」と呼ばれ、批判を受けている。



しかしその全体像はもっと複雑で、リスクを伴わずに大金を借りることは難しいと指摘する声もある。中国は他国が満たさなかった需要に応えたとみる人もいる。



どちらにせよ、西側との緊張感は高まる中で、中国は経済的・地政学的な足跡をあちこちに残している。







中国の一帯一路構想のおけるインフラ投資。色が濃いほど投資額が大きい。パキスタン(273億ドル)、インドネシア(203億ドル)、カザフスタン(120億ドル)が特に多い(出典:AidData)





こうした中でEUは、その影響力と資源を結集しようとしている。スモール氏は、これが「大きな試練」になるだろうと説明している。



問題は、EUが実際にこの地政学的な領域で活動できるのかということだ。



「それともEUはあまりにも頭がかたく、内部の官僚主義的な摩擦で身動きが取れなくなるのか? もしこの計画で失敗すれば、それは大きな失敗になる」



ある外交官は私に、「欧州がこの領域での影響力を行使し始めたのは良い兆候だ」と語った。



アメリカやイギリスなど、大西洋を挟んだ友好国との共通の利益だからだ」



しかし共通の利益はさらなる競争を生む可能性もあると、世界開発センターの上級フェロー、スコット・モリス氏は指摘する。



何より、アメリカは昨年6月の主要7カ国(G7)首脳会議で、独自の「より良い世界再建」(B3W、Build Back Better World)構想を立ち上げている。「多くのブランドがぶつかり合う、うるさい領域だ」とモリス氏は語った。



その上でモリス氏は、グローバル・ゲートウェイ構想の成功を「期待している」と言う。中国への対抗「以上に重要」なのは、欧州が「資金が必要な途上国に有用となる規模の融資を実現できる」機会になるからだ。



この計画は、欧州委員協議会で承認された後、フォン・デア・ライエン委員長から正式に発表される。



EUは、この構想では「価値を基準」にした「透明性の高い」アプローチを行うと強調し、EUへの依存ではなくつながりを作りたいとしている。



しかし、この計画は影響力の問題でもある。欧州委員会はさまざまな方法で地政学領域での活動準備を続け、その強度を確かめている。





(英語記事 Multi-billion EU bid to challenge China





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