オミクロン変異株:日本は外国人訪問者に対して国境を閉鎖する (RFI) /ワクチン「スプートニク」を開発した研究所の所長が日本におけるオミクロン株とコロナ禍収束の見通しについて語る(Sputnik日本)

オミクロン変異株:日本は外国人訪問者に対して国境を閉鎖する (RFI) /ワクチン「スプートニク」を開発した研究所の所長が日本におけるオミクロン株とコロナ禍収束の見通しについて語る(Sputnik日本)









(Variant Omicron: le Japon ferme ses frontières aux visiteurs étrangers: RFI)

https://www.rfi.fr/fr/asie-pacifique/20211129-variant-omicron-le-japon-ferme-ses-fronti%C3%A8res-aux-visiteurs-%C3%A9trangers





オミクロン変異株:日本は外国人訪問者に対して国境を閉鎖する





発表 2021年11月29日 13:53







2021年11月29日月曜日、日本は国境の閉鎖を発表した。AP - Koji Sasahara





RFI






日本は世界における新しいオミクロン変異株の拡大を心配してイスラエルの例に倣うことを決め、全ての外国人訪問者に対して火曜日から国境を閉鎖すると発表した。特定の国から帰国する日本人も同様に、帰国の際に隔離措置に従う必要がある。





報告 RFI東京特約記者、フレデリック・シャルル



日本は国境を閉鎖するが、この3週間前にはビジネス旅行者・留学生・外国人実習生に対して部分的に国境を開放した。但し、観光客はこの例外だった。



日本の在留資格を持つ外国人はこの措置の対象外だが、アフリカの6ヵ国や新しいオミクロン変異株の感染が確認されている他の国々(イギリス、豪州、オーストリアなど)から帰国する日本人と同様に、彼らは厳格な隔離措置に従う必要がある。リスクの度合いに応じて最大14日間、現行の自宅待機でなく政府の指定したホテルで待機することになる。



日本は国境の閉鎖に際し、オミクロン変異株の危険性に関する情報が集まるのを待たなかった。国は今のところ比較的にパンデミックから免れており、また、国内ではこの新型株はまだ検出されていない。コロナウイルスに感染したナミビアからの到着者1名は、オミクロン変異株の保有者かどうかを判定するためにいま検査中だ。





日本 コロナウイルス 保健・医療







―参考―

















(Sputnik日本)

https://jp.sputniknews.com/20211130/9645639.html





ワクチン「スプートニク」を開発した研究所の所長が日本におけるオミクロン株とコロナ禍収束の見通しについて語る





2021年11月30日, 20:33 (更新: 2021年11月30日, 21:05)







© REUTERS / Kim Kyung-Hoon





アンドレイ イルヤシェンコ





ロシア国立ガマレヤ疫学・微生物学研究所の所長でロシア科学アカデミーの学者アレクサンドル・ギンズブルク氏は、ワクチン接種のスピードと鎖国は、日本におけるコロナ感染の拡大を抑えるにあたって重要なファクターとなったと考えている。ギンズブルク氏が、スプートニク日本との独占インタビューで明らかにした。





ガマレヤ研究所は、世界で初めて新型コロナウイルスのワクチン「スプートニクV」を開発・登録し、2021年には一回の接種でよい簡易版「スプートニク ライト」を開発し実用化した。現在、研究所では鼻スプレータイプのワクチンの研究開発が進んでおり、プーチン大統領のこの治験に参加している。







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スプートニク:他国に比べて日本でのコロナ感染者数が比較的少ないレベルに抑えられているのはなぜだとお考えですか。



ギンズブルク氏:おそらくは、国民の多数派がすでにワクチン接種をすませていることと関係がある。更に、これは非常に重要なことだが、ある一定の期間内に集中してすませた。デルタ株に対して、ワクチンは、6か月から7か月間しか効果がない。もし日本が4か月から5か月の間に、少なくとも7割の国民に対してワクチン接種をすることができたのなら、現在の状況は、疫学の法則に完全にあてはまるものだ。感染は落ち着いていく。もしワクチン接種のプロセスが伸びてしまうと、今、他の国で起こっているように、感染状況の評価を見直さなければならない。つまり、再接種がないのであれば、デルタ株に対して、以前に接種したワクチンの効果に頼ることはできない。



スプートニク:公的、社会的な制限は、感染者数にどのように影響するでしょうか?



ギンズブルク氏:この件で私を批判する声があるのは承知しているが、それでもやはり繰り返し言わせてもらう。そういった制限措置はもっとも重要な効果を発揮するとは到底言えない。例えば、私は、マスクをつけないことは有益だと考えている。もし、ある人の抗体のレベルがじゅうぶん高いのであれば、もしその人がコロナ感染すれば、自身の防御レベルを上げることになる。感染しても発症することはなく、それを他人に移して病気にさせることもない。なぜなら周囲にいる人も抗体の防御によって守られているからだ。このような構図は、他のウイルスの感染時に幾度となく人類が目にしてきたものだ。つまり、(抗体をじゅうぶんに有した状態で)マスクなしでいくか、あるいは日本のように完全に全員がマスクをするかだ。これらの方法はどちらもそれぞれに感染拡大防止に効果がある。



スプートニクオミクロン株の登場は、コロナをめぐる状況にどのように影響するでしょうか。



ギンズブルク氏:それについて話せるのは、オミクロン株の、ワクチン接種の結果として生み出された抗体および人体組織の細胞との相互作用を研究した後だ。重要なのは、オミクロン株がデルタ株と同様に、感染してから重症化するまで3、4日間なのか、またはデルタ以前にあった、武漢株を含むウイルスのように、12日から14日間なのか、見極めることだ。もし後者であれば、何も恐れることはなく、細胞記憶による防御、または抗体を作ることができる。もしデルタ株なみにオミクロン株の進行が早いのであれば、それは感染状況に大きな影響を与えるだろう。しかし、これについて長期間、どうなるか予想することにはならない。我々のワクチン「スプートニクV」は、例えばファイザー製のワクチンと比べて、より広いスペクトルで抗体形成するため、ロシアの状況は落ち着いていると言える。







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スプートニク:コロナの収束はいつ頃見込めるでしょうか。



ギンズブルク氏:すべてが終わるのは、特定の人口が、隔離された状態で、その集団のうち75パーセント以上がワクチン接種を、半年の間にスピーディーに行った場合だ。それはおそらく、日本がやった状態と似ている。アフリカの場合は、全大陸でワクチン接種しなければならない。でなければコロナ感染はふりだしにもどってしまう。そしてWHO(世界保健機関)はアフリカ市場における、ロシア製を含むワクチンの供給について、よりオープンな政策をとるべきだ。



日本は島国であることの特権を生かすことができた。国を鎖国状態にするという政策は正しかったと思う。





オピニオン









※2021.12.5 リンクを増やしました。