豪米英同盟により強さを増す台湾 (RFI)

豪米英同盟により強さを増す台湾 (RFI)









(Taïwan renforcé par l'alliance entre Canberra, Washington et Londres: RFI)

https://www.rfi.fr/fr/asie-pacifique/20210918-ta%C3%AFwan-renforc%C3%A9-par-l-alliance-entre-canberra-washington-et-londres





豪米英同盟により強さを増す台湾





発表 2021年9月18日 07:18







中国の侵略に対抗するための台湾軍の軍事演習、2021年9月16日。AP





アドリアン・シモール






米国と豪州は、北京による侵略の脅威にある台湾との「関係強化」を約束した。台湾政府は3大国によるこの新たな協定について、「平和と安定がもたらす同じ利益を分かち合う」ものとしてこれを大いに「歓迎」した。





RFI台湾特約記者の報告、



台湾政府の言葉は慎重だが、台北にとってこの新しいアングロサクソン協定は朗報でしか有り得ない。中国の海岸から200kmも離れていないこの民主の島々は、近年、台湾併合の意志を隠さない北京からの圧力の高まりに直面している。



さらに金曜日、中国軍の航空機10機が台湾の防空識別圏に入った。その時、台湾軍は他でもない中国の侵略に対抗することを目的とした5日間の軍事演習を終えたばかりだった。



インド太平洋の安定をこの新たな同盟の中心に置くことで、3大国間の協定は台湾に新たな安全保障上の担保をもたらす。











台湾外務省の歐江安(Joanne Ou)報道官は、「台湾は長年、インド太平洋地域の平和と安定がもたらす利益を米国・豪州・イギリスと共有してきた。台湾海峡の平和を共に守るために、私たちは引き続きワシントンや他のパートナー国との関係を深めていく」と述べた。



ワシントンとキャンベラの共同声明では台湾について4度言及された。この2大国はいずれも「台湾との関係を強化したい」との意欲を強調している。



日本に続き、今回の支持表明は中国にとって重大な警告だ。これに先立ち、台湾にとって別の朗報が飛び込んできたのでこれは尚更のことだ。その朗報とは、同様に中国の野心に大きな焦点を当てた独自のインド太平洋戦略を今週発表した、欧州連合から来たものだ。











9月16日木曜日、欧州議会は太平洋における中国の「膨張主義」政策に警告を発し、台湾との投資協定を擁護する決議を採択した。これは、中国の脅威に直面しつつも孤立からの脱却が進む台湾政府の楽観主義を維持するのに十分なものだ。





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―参考―









※2021.9.23 リンク先を増やしました。