ロシアに対する日本の円決済の提案(音声)(イランラジオ日本語):阿修羅♪

ロシアに対する日本の円決済の提案(音声)(イランラジオ日本語):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/15/kokusai11/msg/373.html











http://japanese.irib.ir/news/commentaries/item/57784-%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%81%AB%E5%AF%BE%E3%81%99%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%86%86%E6%B1%BA%E6%B8%88%E3%81%AE%E6%8F%90%E6%A1%88





2015/09/05(土曜) 20:17





ロシアに対する日本の円決済の提案(音声)











ホセイニー解説員



国際協力銀行の前田匡史(まえだ・ただし)代表取締役が、ロシア東部のウラジオストクで開かれた東方経済フォーラムで、ロシアのパートナーに対して、両国の貿易部門を脅かす危険性を減らすために、日本との金融取引においてドルの代わりに円を使用することを提案しました。前田代表取締役は、現在300億ドル以上と見積もられているロシアと日本の貿易額に注目し、両国の取り引きに円を使用することはとくに制裁によって問題に直面しているロシアの利益になるとしています。





北方領土をめぐるロシアと日本の対立は今も続いています。こうした関係の悪化は、サハリンでのロシアの最近の軍事パレードによって一層激しくなりました。こうした中、日本の経済会は両国の経済利益がこうした対立の影響下に置かれるのを望んでいません。



日本は長年、商品ではなく技術や知識を輸出してきました。ロシアもまたこうした技術を必要としています。このため日本政府は、こうした点に注目することで、ロシアを日本との関係の向上に向かわせようとしています。このことから、日本のロシアへの円決済の提案は、ロシア対外経済銀行のサペリン第一副頭取によって承認されることになりました。サペリン第一副頭取は、「ロシアは日本との外貨・金融取引において日本円の使用を考慮しているだけでなく、米ドルへの依存を減らすために、インド、南アフリカ、ブラジル、アルゼンチン、インドネシアベトナム、エジプトなど他の国との貿易・経済取引においてもその国の通貨を使用することを提案している」と強調しました。



ヨーロッパでの金融危機、アメリカの景気後退、過去数年間のドルの為替変動後、各国の多くの経済は、ドルの使用により損失をこうむり、その後、自国通貨の使用は、中国やロシアといった一部の国の注目を浴びました。これにより、昨年のロシアのプーチン大統領の中国訪問の際に、ロシアと中国の中央銀行は両国の貿易を人民元とロシアルーブルで行うことで合意しました。こうした中、今回の日本のロシアへの提案は日本と中国の競争の枠内で、地域や世界の国々との取り引きにおいて人民元が強化されていることに対抗するものとして評価することができます。円は現在、世界の株式市場において、ドルとユーロに次いで3番目に多く取り引きされている通貨ですが、経済の専門家は、新シルクロードの計画の実施やロシアや中央アジア諸国から構成されるユーラシア連盟とシルクロードの国々の連帯により、人民元のように通貨の価値が上がると予想しています。



日本のロシアへの提案の一方で、ロシアは西側の制裁により、自国の経済を西側からアジアに向かわせています。このため、ロシアが中国、トルコ、カザフスタン、韓国、インドといったアジア諸国との取り引きを増加させているのと同時に、日本ももまた現在、GDPの点から世界で8番目であり、世界のエネルギーの12%を確保している国との経済取引を増加させようとしているのです。





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