「福島・楢葉:避難命令は解除されたが、」(DW English・RFI):阿修羅♪

「福島・楢葉:避難命令は解除されたが、」(DW English・RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/783.html











(Japan reopens town near Fukushima nuclear plant to residents: DW English)

http://www.dw.com/en/japan-reopens-town-near-fukushima-nuclear-plant-to-residents/a-18696049





日本





日本は福島原発に近い町を住民に再び開く





日本は、2011年の原発大事故で放射線に見舞われた福島原発に近い町・楢葉に出されていた避難命令を解除した。健康やインフラの不安がある中、住民たちの帰宅がゆっくりと進んでいる。









日本政府が4年半続いた避難命令を土曜日に解除したことを受けて楢葉の住民が帰宅しつつある。2011年3月、地震津波のために福島原発の原子炉3基がメルトダウンに入ったことから、町の住民7,400人は避難を余儀なくされた。



「私たちの時計が再び動き始めた」と松本幸英(まつもと・ゆきえい)楢葉町長は児童公園で開かれた式典で述べた。「避難命令解除は鍵となる1つのステップだが、これはほんの始まりだ。」



楢葉は発電所の南わずか20km(12マイル)に位置するが、そこは避難中の7町村の中で命令が解除された最初の町だ。除染の取り組みにより楢葉の放射線レベルは安全になったと、日本の当局者たちは主張する。



安全面で言質を得たとはいえ、住民たちは帰宅を躊躇っていた。先日の政府調査によれば、楢葉の避難住民の53%が今後もずっと帰宅する用意がない、または、決定を保留していることが示された。





汚染した土壌と瓦礫の袋が楢葉から運び出された





複雑な除染





楢葉では鉄道線路がいまなお草で覆われ、その一方で、ネズミや野生のイノシシが無人となった家の中を自由に駆け回っている。町は10月まで診療所がない状態が続くことになり、住民たちは日用品を食品配達サービスに頼らなければならない。放射線レベルを計測するための個人線量計が配布され、町では24時間体制の水監視システムが作動している。



放射線レベルや医療施設の不備など、一部のことについて私はまだ不安を感じている」と、2011年に自宅を離れなければならなかった主婦のヨコタ・トシコさん(53)は語った。「私は帰宅するために希望を持ち続け、健康であり続けなければならない。」



日本政府は2017年3月までに、この区域の避難命令を全て−最も汚染の強い一部を除いて−解除したいと考えている。避難住民たちは、政府は2020年の東京夏期五輪を前に福島の復興を誇示したいだけだと述べて、この動きを批判している。



環境保護団体グリーンピースもまた、日本政府による前例のない放射能除染の試みを厳しく批判している。グリーンピースによる独自の計測によれば、原発周辺30km(18マイル)圏内はいまなお放射能が高いとして、同団体は住民たちに地域への帰宅をしないよう強く勧告している。





rs/se (AP, dpa)





発表 2015年9月5日

関連テーマ 福島

キーワード 日本福島原子力楢葉住民の帰宅放射線








−参考−



小山浄水場が供給する水道水の現状と安心に向けた取組について楢葉町ウェブサイト)



福島避難住民の帰宅を早める計画で非難を浴びる日本政府 (DW English)(阿修羅♪)















(Fukushima: une première localité redevient habitable: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20150905-fukushima-une-premiere-localite-redevient-habitable-naraha-catastrophe-nucle





日本日本の地震・津波・原子力大災害原子力





福島:最初の町が再び居住可能になる





記者 RFI





発表 2015年9月5日・更新 2015年9月5日17:52





金曜日の夜、楢葉では2011年3月11日の原発事故のために空になった町の避難命令解除を祝ってロウソクを灯し、夜中まで集会が催された。
AFP PHOTO / JIJI PRESS






土曜日、日本政府は福島原発の周囲40kmの立入禁止区域内に位置する楢葉町の避難命令を解除した。町は正式に居住可能となった。原発事故の翌日に住民が完全に空になった町では初めてだ。この小さな町の公園では前日にロウソクを灯す夜の集会が開かれたが、この日は町の再生を記念する式典が開かれた。





報告 RFI東京特約記者、フレデリック・シャルル





メディアによれば、楢葉の住民で帰宅の登録をする人はわずか10%のようだ。この町は福島原発(投稿者による和訳から30kmに位置する。若者たちは町を出たきりもう戻ることはなく、帰宅するのは高齢者だけだろう。



楢葉町長は、除染がかなり進んだと言い切る。放射能(投稿者による和訳の照射線量は年間20ミリシーベルトを切る水準まで下がった。これで居住が可能だ。



町長が抱える課題は大きい。住民が戻らなければ楢葉は地図から消えて行く。政府は、住民たちが4年間無料で住んでいた仮設住宅財政支出を間もなく打ち切ると仄めかし、住民たちを帰宅へと追い込んでいる。政府はまた、住民たちが現在権利を持っている補助金を削減するかも知れない。



楢葉住民の一部は不安を抱いている。例えば、水には放射能が残留しているようだ。さらに、そこは隣人がいないかいるとしてもわずかという幽霊の町で、住民が戻るかは明らかでない。事故前には7,000人を超す住民を数えたこの町では、今のところ食堂が1軒、スーパーが1店、銀行が1店再開しただけだ。