伊藤なるたか が考える新・桑名市7つのビジョン (桑名市長に挑戦 伊藤なるたか):阿修羅♪

伊藤なるたか が考える新・桑名市7つのビジョン (桑名市長に挑戦 伊藤なるたか):阿修羅♪





http://www.asyura2.com/12/senkyo140/msg/581.html







http://narutaka.net/vision/







新・桑名市 7つのビジョン
 


1.中央集権型から全員参加型の市政に


市政改革案


まずは、市政の刷新。市民の皆さんから信頼される市政に改めることが必要です。

現在のシステム、つまり、市長に権力を集中させ、職員が市民の声よりも上司の顔色をうかがいながら仕事をする「中央集権型」市政を解体し、まず市民と向き合い、「直接対話」しながらひとつひとつの課題を解決する「全員参加型」市政とすることをめざします。


行政にある情報は全てオープンにします。

行政にとって都合の良い情報も都合の悪い情報も積極的に公表し、皆さんと共有します。

また、旧態依然とした役所風土を改める必要があります。人事の刷新はもちろんのこと、役所の全てを一旦リセットする気持ちで、組織・事業・制度などの聖域なき見直しを実施します。


その上で、市政に興味を持ち、市政に関わる方をどんどん巻き込んでいく仕組みを作ります。役所だけがやるのではなく、市政に関わる全員が「まちづくり市民力」を発揮して、桑名市の抱える課題を解決していくまちに変えたいと思います。

  1. 市長が出向き、皆さんと向き合って「直接対話」する場を設けます
  2. 市役所の情報=市民の情報となるまで積極的に情報を提供します
  3. 組織・事業・制度などを徹底的に見直します
  4. 外部人材・若手・女性を積極的に登用します
  5. 住民・自治会・市民団体・民間企業と連携して、桑名をより良くする新しい形を創ります
 


2.納税者の視点で次の世代に責任ある財政に


平成22年度 経常収支比率


桑名市の財政状況は厳しく、見通しは明るくありません。水道・下水道料金は、平成25年度に値上げすることが既に決まっています。

これまで桑名市は「桑名市の財政状況は大丈夫、夕張市のようにはなりません」とアナウンスしてきました。しかし、そのアナウンスと現実のギャップ(公共料金の値上げなど)がどんどん大きくなり、逆に不安が高まっているのではないでしょうか?


まずは、桑名市の置かれている財政状況がいかに厳しいか、全員で意識を共有するところからはじめる必要があります。

大切なのは、サービスの受け手側だけではなく、『納税者』の視点で考えることです。税金のムダづかいを見直し、財政負担を減らしながら市民サービスを維持していくことで、ムダの多いメタボ状態の予算を、筋肉質の予算に変えます。


そして、桑名市には公共施設(ハコモノ)が多く、有効活用できていない施設の存在や、維持管理コストの増大といった問題があります。

公共施設を全体的にマネジメントできるしくみを作り、次の世代に対して、責任ある財政に変えていきたいと思います。

  1. 事業仕分け」よりも徹底した見直しを行い、税のムダづかいを一掃します
  2. 民間団体と連携して、財政負担を減らしながら公共サービスを確保します
  3. 公共施設(ハコモノ)を全体的にマネジメントできるしくみをつくります
 


3.命を守ることが最優先


行政の最大の使命は、市民の生命と財産を守ることです。その中でも、命を守ることを最優先とします。

今年の4月、桑名市民病院と平田循環器病院、山本総合病院の3つの病院が統合して新たに「桑名市総合医療センター」が誕生しました。私も特別委員会の委員として、新病院の建設について議論してきました。

病院については、これまでの方針を変えることなく、平成27年4月に、旧山本総合病院跡地に桑名市総合医療センターを建設し、オープンします。

市民の皆様に安心して桑名で医療を受けていただく環境をつくります。


今、大切なのは医師の確保です。まず三重大学にお願いしながら、全国的にもアプローチをかけて全方位外交で医師獲得に全力で取り組みます。将来的には日本中から優秀な医師が集まる病院にしたいと思います。


また、東日本大震災以降、災害への意識が高まっています。桑名でも、地震や台風、ゲリラ豪雨など、自然災害発生の危険性が日増しに高まっています。

災害の発生を防ぐことはできません。しかし、災害時の被害を減らすことはできます。『減災』には、ハードの整備も大切ですが、それ以上に市民の皆さんに避難への意識を持っていただくことが重要となります。


地域のほとんどが海抜ゼロメートル地帯である長島町。不安だと思いますが、津波にしても高潮にしても『逃げる』時間は残されています。長島中学校を防災教育の拠点校とし、中学校から長島地域全体へ、『逃げる』意識の向上を図ります。


また旧桑名市防災無線が設置されていません。このままでは災害時の情報伝達手段がなく危険です。順次設置していきます。

災害時の被害者をゼロにするために、行政と市民が一丸となって最優先で取り組んでいきたいと思います。

  1. 桑名市総合医療センターを平成27年4月に完成・オープンします
  2. 小児科医・産婦人科医・救急科医師を早急に確保します
  3. 長島中学校を防災教育の拠点校とします
  4. 未整備である旧桑名地区に防災無線を設置します
  5. 多度西小学校跡地は、防災避難所を基本とした複合施設にします
 


4.こどもを3人育てられるまち


人口推移グラフ


日本が抱える一番大きな問題は、少子高齢化です。

桑名を少子高齢化に負けないまちにします。


私は、3歳の娘を持つ父親です。父親として心から感じることは、子どもは家庭の宝であり、社会の宝であるということです。それと同時に、子育てに対する不安もあります。夜間、急に熱が上がってぐったりする娘を前に、あせる自分がいます。

まずは、こどもを産み育てやすい環境整備が大切です。

安心の源である地域医療体制を充実させるために、小児科医、産婦人科医を大至急確保します。


そして、こどもたちを社会全体で育てるために、市外から引っ越してきて、ひとりぼっちで子育てするお母さんや、働きながら子育てするお母さんたちのサポートを充実させます。男性の育児休暇も推進します。

子どもはたくさん欲しいけれど、経済面からあきらめている世帯が多く存在しています。3人目以上のこどもに対する経済的な助成制度を充実させます。


また、放課後のこどもたちを安全な場所で預かるしくみをつくります。

学童保育所を小学校内に開設します。学校施設を活用して学童保育所を開設することで運営コストを下げ、保育料の値下げを実施します。

桑名は、名古屋通勤圏の他の自治体と比べれば地価も安く、自然も多く、子育てするには最高のまちです。制度の充実と子育てしやすいムードの醸成で、こどもを三人産みたい、という若い子育て世帯の流入をめざします。


こどもたちの学力を向上させることも大切です。

学校教育の充実も大切ですが、先生たちは目の前の仕事に追われており、なかなか新しい取り組みをすることは難しい状況です。

そこで、桑名市出身の教員希望者や教員OBとともに、こどもたちの学力を向上させるしくみをつくります。教員志望者や教員OBによる放課後の学習相談など、授業以外の時間を用いて、こどもたちへのきめ細やかな指導を充実させます。


また、高齢者が健やかに生活できる環境づくりも大切です。

桑名では、今後新興住宅地を中心に急速に高齢化が進みます。高齢者のみの世帯や一人暮らしの高齢者も増えます。

高齢者の皆さんが自宅に引きこもることなく、外出して楽しく過ごせるまちにするために、高齢者のサロン事業を充実させます。

  1. こどもが3人以上いる世帯に対して、中学校卒業までの通院・入院医療費の無料化を実施します
  2. 学童保育所を小学校内に開設し、保育料の値下げを実施します
  3. 桑名市出身の教員志望者や教員OBとともに、こどもたちの学力を向上させるしくみをつくります
  4. 既存の施設を活用した高齢者のサロンをつくり、活動を充実させます
 


5.世界に向けて開かれたまち


桑名には、世界に開かれた感性を持ち、日本のために献身的な努力をした先人がいます。戊辰戦争敗北後、桑名藩主松平定教と共にアメリカに渡り経済学を学んだ桑名藩士、駒井重格です。駒井は帰国後、専修学校(現在の専修大学)を創立し、その後、高等商業高校(現在の一橋大学)の学長を務めた、日本の学問の礎を築いた偉人です。

保守的と言われることの多い桑名ですが、このように世界に向けて開かれたDNAも持っているのです。駒井のような、桑名に誇りを持ちつつ、グローバルな感覚を有する桑名人を増やしたいと思います。


交通手段や、インターネットが発達した現在において、自治体の国際化は避けて通れないと思います。

まずは海外友好都市を制定します。2012年8月末現在、日本においては788市中545市が国際友好都市提携を行っていますが、桑名市は未提携です。ICT技術を活用するなど、持続性のある交流事業を実施していきたいと思います。


そして、外国語教育を充実させます。民間と連携しながら、英語で積極的にコミュニケーションできるこどもたちを育てます。

また、セントレア国際空港から1時間足らずという利便性を活かし、外国人観光客を増加させるためにも、海外に向けて積極的に情報発信します。

  1. 海外友好都市を制定します
  2. 外国語教育を充実させます
  3. 外国人観光客増加にむけて、海外へ積極的に情報発信をします
 


6.地理的優位性を活かした元気なまち


東海ハブシティ構想


歴史を振り返ってみると、桑名は自らの地理的優位性を最大限に活かしてきました。東海道五十三次の42番目の宿場町という交通の要衝として、また木曽三川下流に位置した物流の拠点として桑名は繁栄してきたのです。

しかしながら都市間交通網が発達した今、桑名はただ単に通過されるだけの街となってしまいました。桑名は、三重県の北端・名古屋のベッドタウンと位置づけられることが多いですが、このことが桑名の持つ可能性を狭めているのではないでしょうか?


近い将来、国道421号線滋賀県側の道路が整備され、東海環状道が全線開通します。その時桑名は、東西を東京から大阪へとつなぐ線と、南北を伊勢から北陸へとつなぐ線が交差する『東海圏のハブシティ』として、重要な位置を占めているはずです。

地理的優位性を活かし、桑名に求心力を持たせることで、ヒト・モノ・カネが集まる、活気溢れる元気な桑名市をもう一度作りたいと思います。

  1. 高速道路インターチェンジ付近の開発を促進します
  2. 旅行会社と提携して、ナガシマリゾートを核とする市内観光施設の有機的な連携を構築します
  3. 多度大社前を、観光の拠点として整備します
 


7.桑名をまちごと「ブランド」に


市民の方にも、市外の方にも、桑名のファンになってもらいたいと思います。

桑名には、日本や世界に誇れるすごいことがたくさんあります。すごい人がたくさんいます。でも、きちんと掘り起こしていなかったり、プロデュースできていなかったりで、あまり知られていないように感じます。


たとえば、長島町大島に伝わる伝統食「つなし」。今では地元でも食べる人が減っているそうですが、コハダのなれ寿司としてきちんとプロデュースできれば、琵琶湖のふな寿司や熊野のさんま寿司と並ぶ発酵食品/郷土料理として売り出せます。

市民の方が、桑名の素晴らしさに気づけば、桑名に住むことに対してもっと誇りが持てるでしょう。桑名の素晴らしいモノ・ヒト・コトを発掘し、磨き上げた上で、これまで築いてきた人脈をフル活用して積極的にPRします。


桑名がなんといっても誇れるのは、桑名藩としての歴史。

幕末ドラマなどで会津藩の白虎隊がよく取り上げられますが、桑名藩も、戊辰戦争において会津藩とともに幕府側の主力部隊として戦った歴史を日本中にもっと知ってもらいたいです。


歴史文化・観光の拠点として、桑名藩のシンボル、桑名城を『税金を使わずに』再建したいと思います。日本には、掛川城のように寄付金だけで建設しているお城があります。

桑名には、大正時代に町衆が自分たちで鉄道を敷設したように、なにごとも自分たちの力でやるという心意気が残っています。桑名でも「お城」を建てることができます。

  1. 税金を使わない「桑名城再建プロジェクト」を発足します
  2. 豊かな歴史や文化を磨き上げ、地域力を高める「桑名学」を創設します
  3. マスメディアやSNSを積極的に活用して、桑名をPRします
  4. 東京に桑名のPR拠点を設置します
  5. スポーツや文化芸術活動を積極的に応援して、夢や感動のあふれるまちにします