日本にある原子炉50基の最後が、点検のために送電を止める(DW English):阿修羅♪

日本にある原子炉50基の最後が、点検のために送電を止める(DW English):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/12/genpatu23/msg/509.html





(Last of Japan's 50 reactors goes offline for checks: DW English)

http://www.dw.de/dw/article/0,,15931253,00.html





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原子力



日本にある原子炉50基の最後が、点検のために送電を止める






日本は、福島の放射能漏れからたった1年余りで、保有する50基の原子炉の最後を、点検のために止めつつある。政府の高官たちは停電を警告するが、再開に反対する一般国民の声はだんだんと大きくなっている。



日本で運転中の最後の原発の技術者たちは、福島を大事故を受けた点検のため、運転停止にかかっている。折しも、政府の高官たちは夏期の電力不足を警告しているが、一般国民は疑念をよりはっきりと表明するようになっている。



北日本の島・北海道にある泊発電所の原子炉3号機の停止作業では、制御棒の挿入などが行われ、日曜日までに完了する予定だ。いまでは、再点火のためには、国際原子力機関のストレステストに合格しなければならない。



4月中旬、野田佳彦首相は、中日本の大飯原発の2基の原子炉を再開すると発表したが、地元住民と自治体が、新たな承認手続きを用いてこれを阻んでいる。結局、点検停止した原子炉で、再開したものはない。



土曜日、泊発電所を運営する北海道電力は、停止作業に6時間を要すると語った。そうすれば、定期点検作業は土曜日の夜に始まるだろう。日曜日は、1970年5月以来はじめての、原子力なしの日となる。





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日本国民ははじめ呆然としていたが、だんだんと声を上げるようになった





東京の反原発デモ



土曜日、東京では、泊の停止作業が予定されるたった数時間前、5000人の反原発活動家が経済産業省前をデモ行進し、日本はかつて原子力に3分の1を依存していたが、それは歴史の一部にしてしまおうと要求した。



原子力のない、新たな日本が始まった」と、僧侶のオツ・ギョウシュウ氏は言い切った。「多くの人々がまだ苦しんでいる。」



野党・社会民主党の党首・福島瑞穂氏は、その大会でスピーチを行い、日本は世界の先駆けとなるべきだ。昨年の原発事故は「日本だけでなく、世界にとって」最後とならなければならない、と語った。



2011年3月の巨大な地震津波の後、福島の3基の原子炉は放射線を吐き出した。数々の農地では、もはや耕作ができない。数万の人々が家を追われた−彼らの一部は、もう家に帰ることができないかも知れない。





業界は電力不足を警告する



泊発電所を運営する北海道電力や、西中日本に電力を供給する九州電力などといった、電力業界は、エアコンの消費などによる、夏期の電力不足を警告している。



しかし、環境運動団体グリーンピースは、電力供給に危機は来ないと語る。同団体・広報担当のタカダ・ヒサヨ氏は、最近、日本に次の大地震が来るかもしれないという警告があったが、日本はもともと地震が多い。それは、原子力の技術は信頼できないという意味だ、と語った。



4月下旬、共同通信世論調査の結果を発表したが、調査対象者の59.5%が、停止中の大飯原発の再開に反対した。賛成は26.4%だけだった。



日本の原子力世代は1966年に始まった。推進派は、原発を止めて石油とガスに戻ることは、温室ガス削減のための数年来の取り組みに矛盾すると語る。





ipj/ng (AFP, dpa, AP)



2012年5月5日









(投稿者より)



ドイチェ・ヴェレの英語サイトに掲載された記事です。誤訳があるかもしれません。ご容赦ください。



ドイツの公共放送による検証報道は、阿修羅♪でもよく紹介されています。



最近、ドイチェ・ヴェレの英語サイトでは、この他に、このような記事が掲載されました。



(Japanese government criticized for downplaying nuclear disaster: DW.DE English)

http://www.dw.de/dw/article/0,,15890837,00.html



滅多なことは言えないのですが、「地球温暖化」の学説は、原子力業界が需要拡大のためにそのような噂を煽ったという説があり、私もそう思っています。勿論、これは、各自が自分の考えで判断することです。