日本:野田佳彦氏が菅直人氏に代わり、新首相へ(RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/11/senkyo118/msg/724.html











(Japon : Yoshihiko Noda remplace Naoto Kan à la tête du gouvernement: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20110829-japon-yoshihiko-noda-remplace-naoto-kan-tete-gouvernement





日本−記事発表:2011年8月29日月曜日−最終更新:2011年8月29日月曜日





日本:野田佳彦氏が菅直人氏に代わり、新首相へ





記者:RFI







左から右へ:野田佳彦日本新首相、菅直人・退任する首相、海江田万里経産相。2011年8月29日、東京にて。
REUTERS/Toru Hanai






先日の菅直人首相辞任を受け、先ほど与党・民主党が得た後継者は、他でもない現職の財務相野田佳彦氏だ。原子力の危機・円高・デフレといった、様々な大問題が彼を待ち受ける。





報告:RFI東京駐在記者フレデリック・シャルル





54歳の現職の財務相野田佳彦氏は間違いなく首相職を受け継ぎ、菅直人氏の任期を終わらせるものと推測される。次の民主党代表選挙は1年以内に行われるだろう。



これから任期末まで、野田佳彦氏は財務省の政策に忠実に従うだろう。彼は、増税を進めるつもりだ。特に、3月11日の地震津波によって荒廃した地域の再建資金を調達するために、現在5%の消費税増税を考えている。さらに、野田佳彦氏は、2011年末には日本のGDPの230%になる、政府債務を削減しなければならないだろう。



IMFによれば、この債務を削減するためには、消費税を3倍にして、15%か17%にしなければならない。しかし、増税に伴うショックを吸収するために、野田佳彦氏は、経済成長のための景気刺激策も採らなければならないだろう。日本経済は、この数年停滞している。



野田氏は、円の急騰とも戦わねばならない。日本企業は強い円を使って、生産を海外に移転し、外国企業を買収している。その動きのために、日本では大きな不安が生じている。



2009年の民主党政権成立は、半世紀以上ぶりの政権交代だったが、これによって日本の政治・経済の停滞が改善されることはなかった。コメンテーターのイシヤマ・コウイチ氏によれば、「日本国民は無気力になっており、次の首相には全く、あるいは、ほとんど期待していない。なぜなら、辞任する菅直人首相は、自然災害に対処する術を持たなかった。原発事故にはなおさらのことで、菅氏はまごつき、そのため事態は悪化し、国民は民主党にうんざりし切っている。だから、国民は無気力なんだ。」



民主党は、福島の事故によって劇的に描き出された、政府と民間企業の馴れ合いを終わらせる術を持たなかった。福島の事故では、発電所を運営する東京電力が、与党・民主党との協力を拒む全能の経営陣を拠り所として、事態を把握しているかのような振る舞いを続けている。











(投稿者より)



RFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。



他のいくつかの記事も見てみたのですが、野田氏は「緊縮財政論者」と紹介されていました。欧州では緊縮路線が主流なので、「日本も歩調を合わせるようだ」と思われているのではないでしょうか。この記事もその線で書かれており、野田氏の首相就任が日本経済に及ぼす影響に、焦点の1つが当てられています。



ただ、私たちは、「国民の生活が第一」の理念を信じて民主党に政権を任せたはずです。鳩山首相はその理念を追い求めましたが、米国・官僚・マスコミの圧迫により、1年足らずで政権を手放さなければなりませんでした。その後の菅政権は、裏切りと言われても仕方ないような理念の後退と、無能ぶりだけが目につきました。さらに、3.11の震災や福島の事故により、国民の生活どころか生命さえもが脅かされています。政府が脅かす側に回っているのですから、話になりません。



そして、新首相は、財務省の傀儡・野田氏です。国民の生命・生活に対する圧迫は、今後さらに強まるでしょう。政府はもはや信用できませんが、絶望すればそこで終わりです。何とかしなければなりません。