「フクシマの廃水の放流をめぐり、初の日中専門家対話が開かれる」(RFI・VOA NEWS)

「フクシマの廃水の放流をめぐり、初の日中専門家対話が開かれる」(RFIVOA NEWS)









(Rejet en mer des eaux de de Fukushima: premier dialogue d'experts entre Chine et Japon)

https://www.rfi.fr/fr/asie-pacifique/20240331-rejet-en-mer-des-eaux-de-de-fukushima-premier-dialogue-d-experts-entre-chine-et-japon





フクシマの水の海への放出:中国と日本の間で初の専門家対話





東京が北京の非難を余所に福島の損傷した原発の水を海に放出したことについて、3月30日土曜日に中国と日本の専門家が初めて対話を行ったと、日本の外務省が発表した。





発表 2024年3月31日 06:36







福島の汚染水貯蔵タンクの概観。日本と歴史的な緊張が続く中国は、東京が海を「下水道」のように扱っていると非難した。AFP - PHILIP FONG





記者 RFI・AFP





フクシマの水の海への放出をめぐる専門家対話を行うと、岸田文雄・日本首相が2023年11月にサンフランシスコでのアジア太平洋首脳会議の傍らで行われた習近平・中国主席との会談後に発表した。「(福島原発の)処理水の海洋放出(…)をテーマとして技術的な問題について意見を交換するために、日本と中国の専門家対話が3月30日に中国の大連で開かれた」と、日本の外務省は3月30日土曜日に声明で述べた。





最初の対話



これは、東京が2011年の地震津波の際に損傷した発電所から太平洋への廃水の放流を8月24日に始めて、北京との外交危機を引き起こして以来、両隣国間で開かれた初めての専門家レベルの対話だ。日本と歴史的な緊張が続く中国は、東京が海を「下水道」のように扱っていると非難した。中国はこれに対抗して2023年夏に日本産水産物の輸入を全て停止し、その数ヵ月後にロシアも同様の措置を取った。





放水に危険は無いか?



日本側は放出に危険は無いと主張し、国連の監視機関である国際原子力機関IAEA)はこの立場を支持している。岸田文雄氏は11月に中国に対し、国の主要産業の1つである日本の水産物の安全性について「客観的な判断」をするよう求めた。日本は五輪水泳プール540杯分に相当する130万㎥を超える福島のトリチウム水を全て太平洋に放流するが、作業は極めて段階的に行われ、現在の予定表によれば2050年代初めまで掛ける考えだ。





►これも読む:習近平氏から岸田文雄氏に:フクシマの水の放出は「人類全体にとって懸念の元」





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―参考―













(Japan, China experts discuss concerns over discharge of treated radioactive water: VOA NEWS)

https://www.voanews.com/a/japan-china-experts-discuss-concerns-over-discharge-of-treated-radioactive-water-/7550807.html





日本と中国の専門家たちが処理済み放射性水の放流をめぐる懸念について協議する





2024年3月31日 12:00 PM





記者 AP通信








ファイル―2023年8月27日、東北日本双葉町にて、福島第一原発の海水移送ポンプが外国メディア向けの処理水希釈・放流施設視察中に見られる。





東京―



日曜日、日本は大破した福島第一原発の処理済み放射性廃水の海への放流をめぐる中国政府の懸念を和らげるため、同国の専門家たちが中国側の専門家たちと対話を行ったと発表した。



この放流には漁業団体や近隣諸国、特に日本産水産物の輸入を全面禁止した中国が反対している。中国の動きは日本のホタテ貝の養殖業者と中国への輸出業者に大きな影響を与えている。



日本の外務省によると、対話は土曜日に中国東北部の大連市で行われ、日本の当局者たちはその中で、放流がどのように計画通りに安全に実施されたかについて「科学に基づいた」説明を行った。



2011年の地震津波により、福島原発の電源供給と原子炉冷却機能が損傷して原子炉3基のメルトダウンを引き起こし、大量の放射性廃水が蓄積した。発電所は施設内で多くの場所を取るタンク群に水を10年以上保管した後、少なくとも1回処理した上で海水で希釈し、8月24日に放流を開始し、数十年掛かると予想される作業を始めた。



岸田文雄・日本首相と習近平・中国主席は11月の首脳会談で、専門家による科学対話を開くことで合意し、それ以降に両国は複数回の非公式会合を行っている。日本の外務省からの日曜日の声明は、対話について初めて公式に認めたものだった。



同省当局者は問題の敏感さを理由に匿名を条件に、専門家らは放流に関する「技術的事項」について意見を交換したと述べた。この当局者は透明性の重要性を強調しながらも、中国側が何を発言したかや両者の相違が縮まったかどうかなど、その他の詳細については明らかにしなかった。



この会合は、3月中旬に国際原子力機関のラファエル・マリアーノ・グロッシ事務局長が同発電所を訪問し、進行中の放流が計画通りに安全に実施されたことを確認した直後に行われた。









(投稿者より)



短いですが重要なニュースと思いましたので、御紹介します。