「日本によるロシア外交官・通商代表部職員の追放は報復なしではすまない」(Sputnik日本)
https://jp.sputniknews.com/20220408/8-10573749.html
日本 ロシア人外交官8人を国外追放へ
2022年4月8日, 17:04
CC BY-SA 3.0 / Rs1421 / Ministry of Foreign Affairs of Japan
ロシアの外務省は、日本がロシア人外交官を国外に追放するとの措置を決定したことについて、「ロシアはそれに応じた対応を行う」と発表した。ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官が8日、このように明らかにした。
日本の外務省は8日、ロシア人外交官8人を国外へ追放すると発表した。この8人とは駐日ロシア大使館の外交官とロシア通商代表部の職員。
日本の外務省の森次官が、ガルーシン駐日ロシア大使に国外への退去を求めると伝えたという。
同省関係者はロシア人外交官について、「日本の外交姿勢を示す象徴的な行為だ」と語った。
日本政府は8日、ウクライナ北部ブチャで起きた出来事に関連して、一部のロシア人外交官の国外追放を検討すると明らかにしていた。
ウクライナをめぐる情勢悪化
日本 一部のロシア人外交官の国外追放を検討
14:14
日本政府はロシア人外交官の国外追放については慎重な態度を示していたが、フランスやドイツなどの欧米諸国がロシア人外交官を国外に追放する措置を決定したのを受け、日本も足並みをそろえる形となった。
日本による外交官の国外追放
これまで日本が国外へ追放した外交官は3人のみ。
日本は1973年、韓国の金大中氏(後の韓国大統領)の拉致に関与した韓国人外交官を国外へ追放した。
2006年には、ヤクザと地下カジノを組織したとしてコートジボワール人外交官を追放。
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日本によるロシア外交官・通商代表部職員の追放は報復なしではすまない=駐日ロシア大使
2022年4月11日, 19:40
© Sputnik / Ksenya Naka
ミハイル・ガルージン駐日ロシア大使は、日本によるロシア外交官追放にロシアは対抗するが、正常な外交チャンネルの維持を支持するとの意向を示した。
ガルージン大使は、今回の日本政府の決定は「ロ日関係にとって逆効果」であり、日本側は「正常な外交対話の可能性を狭めている」とした。
🗨️今日のことば
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) April 11, 2022
日本による #ロシア外交官追放 の決定について、ミハイル・ガルージン駐日ロシア大使は「正常な外交対話の可能性を狭め、自らに不利益を招くものである。非友好的な政策を見逃すことはできない」と述べた。#今日のことば_Sputnik pic.twitter.com/SkvgunlIrq
ロシア大使は、日本は現在各国に並び、ロシアに対し非友好的政策をとっていると述べた。
日本によるロシア大使館ならびに通商代表部職員の計8名の追放については、小野日子外務報道官により今月8日に発表された。
ウクライナをめぐる情勢悪化
日本 ロシア人外交官8人を国外追放へ
4月8日, 17:04
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ロシア 露日関係
―参考―
- 追放対象のロシア外交官ら 羽田から出国へ(Sputnik日本)[2022.4.20]
https://jp.sputniknews.com/20220413/10614916.html
軍事作戦開始以降、ロシア外交官を国外追放した国は?
2022年4月13日, 21:42
ウクライナでの軍事作戦開始以降、欧州諸国をはじめ複数の国がロシア外交官の国外追放を発表している。また、この動きはウクライナ北部ブチャでの民間人殺害事件を受け、さらに加速した。2月24日以降、どの国から何人のロシア外交官が追放されたのか、スプートニクがインフォグラフィックでまとめた。
最も多くの外交官を追放したのはポーランドで45人。この決定について同国政府は、国内でスパイ行為に関与した疑いがあるためとしている。
日本では、ロシア大使館ならびに通商代表部職員の計8名の国外追放が決定している。
この決定についてミハイル・ガルージン駐日ロシア大使は強く抗議。「日本政府の決定は露日関係にとって逆効果であり、日本側は正常な外交対話の可能性を狭めている」と述べている。
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日本の対露制裁への報復にロシアが「サハリン1」「サハリン2」凍結の可能性 日本人専門家
2022年4月15日, 04:04
© Sputnik / Evgeny Biyatov
日本の調査会社「帝国データバンク」の専門家、飯島大介氏はリアノーボスチ通信からの取材に、日本の対露制裁にロシアも報復し、ガスプロジェクトの「サハリン1」「サハリン2」を凍結するなどの措置に出る恐れがあるとの見方を示した。
飯島氏は、日本は対露制裁はある程度G7の制裁に相関しているものの、ロシアに対して明確に非難を表明していることから、ロシアの対日姿勢が大きく悪化する恐れがあると予測しており、「この場合、経済的な報復措置も十分考えられる。サハリン北東部のサハリン1やサハリン2の天然ガス開発プロジェクトの凍結もあり得る」と指摘している。
日本は「アークティックLNG2」から撤退しない方針=萩生田経済産業相
4月1日, 14:50
日本のLNG輸入量のうち、ロシアの占める割合は約8.5%で、そのほぼ全てが「サハリン2」プロジェクトによる。サハリン2は安価で安定したガス供給が実現できるため、
日本政府は、欧米のサハリン・プロジェクトからの撤退を尻目に、日本には撤退の意思はないと繰り返し強調している。
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※ 2022.4.25 リンクを追加しました。