米国上院 新しい国防長官を承認(Sputnik日本)
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米国上院 新しい国防長官を承認
© AFP 2020 / Jewel Samad
政治
2021年01月23日 02:21
米国上院が新しい国防長官に4つ星階級章将官のロイド・オースティン氏(67)を承認した。同氏はアフリカ系米国人としてはじめて米国防総省を指揮する。
オースティン氏はドイツや多くの米国の拠点に勤務し、また統合参謀本部に勤め、師団を指揮し、2006年には中将に昇級した。
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2010年には同氏はイラクでの米軍司令官を務め、同国からの軍の段階的な撤退に責任を負った。2011年12月には陸軍参謀部副司令官に任命された。2013年から2016年には米空軍中央司令部で指揮を執った。その才覚でオースティン氏はイスラム過激組織ISILへの対応で、米国の戦略作成上、重要な役割を担った。
オースティン氏は2016年に退任。7年以内に退職した文民の防衛長官の候補者は、議会での特別な承認を必要とする。昨日、同氏の立候補が上院の専門委員会で承認された。
12月下旬、バイデン氏は、新大統領政権への権力の移行を妨害したとして国防総省の指導部を非難したことが報じられた。その後、同機関は権力の平和的移行の保障を約束した。
タグ 米国
(投稿者より)
ロイド・ジェームス・オースティン3世、米陸軍退役大将、元米中央軍司令官です。
ところで、州や連邦の選挙法に違反し不正行為の限りを尽くしたバイデン陣営が、州・司法・議会の不作為により勝利を認定されたことに対し、トランプ氏は戒厳令や大統領命令を発動して軍を動員する対応を取りませんでした。
また、6日の国会議事堂における暴動を受けて統合参謀本部より統合軍に向けられたメッセージは、バイデン氏の最高司令官就任を受け入れる内容でした。
それでも、就任式のために地元デラウェアからワシントン入りするバイデン氏に軍は飛行機を用意せず、氏はプライベート・ジェットで移動したようです。また、空港からの沿道を警護する兵も大半は車列に背中を向けて氏を出迎えました。
就任前に国防総省がバイデン陣営への権力移行を拒否したのは、国家情報長官が提供した情報が30分後には中国側に届いていたことが確認されたからのようです。機密情報へのアクセス拒否は政権発足後も続いていましたが、これは認証作業の遅れのためと説明されたようです。
就任式には2万5000人の州兵が動員されましたが、州兵の到着はその後も続いているようです。その中で、州兵の待遇の悪さが問題になっており、例えば、5000人の州兵が議事堂外のトイレが1ヵ所、電源コンセントも1ヵ所しかない地下駐車場に移されたということです。テキサス州知事は州兵の帰還を指示し、フロリダ・ニューハンプシャー・モンタナの各州も同様の措置を決めています。
就任式に向けた非常事態宣言は24日まで続きますが、その後も州兵のワシントン駐留は続くようです。国防長官が正式に決まり、今後、政権が軍を掌握できるかが注目されます。