日本政府への非難が高まる クルーズ船でのコロナウイルス蔓延 (Pars Today)











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日本政府への非難が高まる クルーズ船でのコロナウイルス蔓延





2月 21, 2020 20:50 Asia/Tokyo







クルーズ船内でコロナウイルスへの感染者が拡大





横浜港で、クルーズ船ダイヤモンドプリンセスが検疫の対象となってから2週間が過ぎ、このクルーズ船の乗客が順次下船していますが、この間に乗客の多くがウイルスに感染するという事態が発生しています。





日本の英字紙ジャパンタイムズは、クルーズ船内で新型コロナウイルス蔓延が制御されていたと考えられていた中で数百人が感染した、と報じました。



日本政府や同国保健衛生機関に対する国内外の批判は高まる一方です。日本にとって最大の同盟国である米国も、日本政府が乗客の保健衛生保護に万全ではなかったとして非難しています。



このクルーズ船の乗員乗客およそ3700人のコロナウイルス感染は、最小限で済むと予想されていましたが、その数はさらに増える可能性があります。



こうした中、日本の保健衛生の専門家は、船内への立ち入り調査や検疫の終了後に、衛生・検疫当局を批判し、これに関して全く十分な措置が講じられていないと指摘しました。また、検疫措置のもとでは感染者と非感染者同士が接触してはいけないはずだが、クルーズ船の乗客の多くが互いに接触していたとも話しています。



ダイヤモンドプリンセスの乗客の出身国の疾病予防センターは、日本当局による同クルーズ船の検疫措置が不適切だったとし、自国民が帰国後もさらに14日間にわたって隔離されていることを明らかにしました。



日本の報道各社の報告によれば、安倍政権は多くの乗客が新型コロナウイルスに感染したクルーズ船への不適切な対応から、多くの非難を受けています。



こうした中、この夏に東京オリンピックパラリンピック開催を控える日本の今回の対応は相応しいものではなく、2011年の福島原発事故での日本政府の怠慢や同政府に迫った危機を彷彿とさせるとの声も聞かれます。



福島医科大学の丹羽真一教授は、「日本政府は当時、数多くの真実を隠蔽していた。今回のクルーズ船や新型コロナウイルス感染に関しても同じ事を繰り返す恐れがある」と述べました。



一方で、感染症患者保護協会の近江茂氏は、「政府はきちんとした対処を行っている」とし、ダイヤモンドプリンセス問題への政府の対応を正当なものとして擁護するとともに、「全員が感染症にかかっている事に関して、船の隔離という我々の戦略は正当なものだった」と語りました。



この出来事に関する複数の報告からは、今月3日にこのクルーズ船内で新型コロナウイルスに感染した香港出身の乗客への対応が懸念の原因となったが、感染が発覚した後も数日間、乗客は自室で隔離されることなく、船内の多くの集団プログラムに参加していたことが判明しています。



日本政府はこの事例を取り上げ、新型コロナウイルスが船内の検疫前にすでに蔓延していた、と弁明しています。



しかし、これに反対する人々は、まさにこのために検疫が不十分となり、政府系機関や保健衛生機関の対応がこの状況に適切に対処していなかったと訴えています。



日本ではこれまでに723人が新型コロナウイルスに感染し3人が死亡していますが、これは中国を除くと最も多い感染者、犠牲者とされています。







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