高レベルの放射線が福島の五輪聖火リレー地点から検出される―報道 (Sputnik International)
(High-Level Radiation Detected Near Olympic Torch Relay Site in Fukushima - Reports: Sputnik Internetional)
https://sputniknews.com/asia/201912051077492227-high-level-radiation-detected-near-olympic-torch-relay-site-in-fukushima---reports/
高レベルの放射線が福島の五輪聖火リレー地点から検出される―報道
© AP Photo / Pablo M. Diez/Pool
アジア・太平洋
17:23 05.12.2019
福島第一原発を運営する東京電力は、2020年東京夏季五輪の聖火リレーのスタート地点に予定されている福島の競技場区域における放射性元素の緊急除染作業を行った。産経新聞が報じた。
同新聞によると、福島県の競技場で放射線レベルの上昇が見つかった。
測定は最初に環境団体グリーンピースの活動家たちが行い、その後で政府の専門家たちがこれを確認した。
リレーのスタート地点に予定されているJヴィレッジ競技場の周囲区域の一部では、放射能レベルがこの区域における安全値と定められた1時間あたり0.23マイクロシーベルトを著しく超えた。ある地点における環境放射線の計測値は、地表では1時間あたり71マイクロシーベルトで、地表から1メートル離れた高さでは1時間あたり1.7マイクロシーベルトだった。
諸報道を受け、東京電力の専門家たちは汚染された土壌を完全に除去し片付けた。
産経新聞によると、日本政府は諸報道をかなり深刻に受け止めており、最近まで福島第一原発で働く専門家たちが主要な根拠地としていた競技場区域で改めて緊急測定を行う意向だ。
五輪聖火リレーは2020年3月26日に始まる。リレーは国内47都道府県全てを巡り、7月24日の開会式に合わせて東京の国立競技場に到着する。
リレーが始まる福島県は福島第一原発の大災害の影響を強く受けた地域だ。2011年3月にマグニチュード9.0の地震とその後の津波が発電所を襲い、このため原子炉3基がメルトダウンを起こし放射性物質が大気中に漏出した。
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