「一国二制度」原則の譲れぬ一線への挑戦は断じて許さない(人民網日本語版)

一国二制度」原則の譲れぬ一線への挑戦は断じて許さない(人民網日本語版)









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一国二制度」原則の譲れぬ一線への挑戦は断じて許さない





人民網日本語版 2019年11月18日13:12





香港特別行政区における「一国二制度」の実践を豊かなものにし、発展させ続け、香港の長期的な繁栄と安定を保つことは、「中国の夢」の重要部分をなすものであり、中国の特色ある社会主義制度を整備し、発展させ、国家ガバナンスのシステムと能力の現代化を推し進めるうえでの必然的要請でもある。



習近平国家主席はブラジルで第11回BRICS首脳会議に出席した際、現在の香港情勢について重要談話を発表し、過激な暴力犯罪活動を「一国二制度」原則の譲れぬ一線への重大な挑戦と指摘した。我々は「一国二制度」原則の譲れぬ一線に挑戦するいかなる行為も断じて許さず、「一国二制度」原則の譲れぬ一線に公然と挑戦する違法犯罪活動は、いずれも断固として法に基づき懲罰しなければならない。



過去5カ月余り、反対派が惑わし煽動し、外部勢力が手出しし干渉する中、香港では街頭での暴力活動が発生し続けている。一部の者は公然と「香港独立」を鼓吹し、「光復香港、時代革命」とのスローガンを叫び、ほしいままに国旗・国章・区章を侮辱し、中央政府の駐香港機関と立法会、政府本部に対する包囲と突撃を行っている。これは香港を混乱させ、特区政府を麻痺させ、さらには特区の統治権を奪取し、香港を独立または半独立の政治的実体に変え、最終的に「一国二制度」を有名無実化することが目的だ。国家主権と香港の前途命運に関わるこの問題においては、いかなる中間地帯もなく、ほんの少しの妥協の余地もない。



一国二制度」は歴史の残した香港問題を解決する最良の策であり、香港が祖国復帰後長期にわたり繁栄と安定を維持するための最良の制度でもあり、実施可能で、完遂でき、人々から支持されるものであることは、事実が証明している。他方、革新的制度である「一国二制度」は、他のどのような新しい事物とも同様に、実践の中で検証し、完全なものにし続けていく必要がある。今回の条例改正案をめぐる「風波」によって、香港の政治・経済・社会に存在する深いレベルの矛盾と問題が再び露呈し、また香港の関連制度を完全なものにする必要性と緊迫性がさらに顕在化した。「一国二制度」の方針を全面的かつ正確に貫徹し、実践の中で「一国二制度」の制度システムを完全なものにし続けることは、政治制度発展の一般法則に合致するのみならず、「一国二制度」が安定的に遠くまで前進する助けに必ずなる。



一国二制度」が完備された概念であることに、特に目を向ける必要がある。このうち「一国」が根であり、根が深くて初めて葉は茂る。「一国」が幹であり、幹が固くて初めて枝は広がる。香港での「一国二制度」方針の貫徹実施においては、絶対に抵触してはならない「3つの譲れぬ一線」がある。つまり、国家の主権及び安全を脅かす、中央の権力と香港特別行政区基本法の権威に挑戦する、香港を利用して大陸部への浸透・破壊を行ういかなる行為も断じて許さないということだ。国家の主権と安全と統一を守り、香港の繁栄と安定を維持する中央政府と全国人民の断固たる決意を、いかなる者も勢力も見くびってはならない。「3つの譲れぬ一線」に抵触し、挑戦し、「一国二制度」を妨害し破壊しようとする企ては、妄想であり徒労に終わる運命にあり、完全に失敗する運命にあるのだ。(編集NA)





人民網日本語版」2019年11月18日