「『慰安婦』:日本は韓国大使を召還した」(RFI・Pars Today):阿修羅♪

「『慰安婦』:日本は韓国大使を召還した」(RFI・Pars Today):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/485.html













(«Femmes de réconfort»: Tokyo et Séoul ont du mal à tourner la page: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20170106-japon-coree-statue-femmes-reconfort-yasukuni-abe





日本韓国女性の人権





慰安婦」:日本と韓国はやり直しが困難だ





記者 RFI





発表 2017年1月6日・更新 2017年1月6日 12:05








韓国人の元「慰安婦」パク・デュリさん、ソウル近郊・広州(Kwangju)の慰安婦記念像の近くで。
Reuters






日本は韓国大使を召喚した。両隣国間の緊張の元は釜山の日本領事館前に設置された1体の慰安婦記念像だ。この「慰安婦」は韓国人を主とする200,000人近い若いアジア人女性で、彼女たちは第2次世界大戦中に日本帝国軍の共同謀議により性奴隷にさせられた。1年前、両国はこの問題について「最終的かつ不可逆的な合意」に達したが、70年を経ても日本と韓国は相変わらずやり直しが困難だ。





報告 RFI東京特約記者、フレデリック・シャルル





軍国主義の時代の間に日本が犯した残虐行為の過小評価願望で知られる安倍晋三・日本首相は、真珠湾で日本の奇襲攻撃の犠牲者に祈りを捧げた後で、今日、韓国大使を召還した。日本帝国軍の性奴隷たちを記念する像が韓国・釜山の日本領事館前に改めて設置されたことを知り、彼は立腹したのだ。



この急変が起きた理由は日本防衛相の東京・靖国神社参拝にある。そこには祖国のために死亡した人たちに交じって日本の戦争犯罪人たちが祀られている。



歴史否定主義者で安倍晋三氏のお気に入りである稲田朋美氏は真珠湾から帰って靖国に行った。日本と韓国の文化や地理は近いが、両国の歴史はずっと政治問題になっている。自国自慢が両者を盲目にしている。韓国は日本の植民地時代を忘れていないが、日本はやり直しを模索している。













■古くからの緊張の種





第2次世界大戦終結以降、慰安婦問題はずっと両国の緊張の元となっている。1910年から1945年の間に韓国人を主にして、中国人、フィリピン人、インドネシア人の女性約200,000人が「組織的強姦」の被害を受けた。彼女たちを記念するために20基ほどのモニュメントが韓国に、そして、10基ほどが米国・カナダなどの他国に設置された。



朴槿恵(Park Geun-Hye)・韓国大統領は2013年の就任の際、この問題の解決を韓日2国間会談の開催条件とした。2015年12月(投稿者による和訳、これが協定の署名に辿り着いた。協定では日本が謝罪の意を表明し、存命の慰安婦46人のために韓国の財団に10億円の支払いを約束した。これでやり直しが出来たと考えていた日本は、なぜ新しい像が釜山に設置されたかを理解できないでいる。



しかし、この協定について存命の慰安婦たちの評判は悪い。このお金の名目が「賠償」でなく「支援」だと日本が語ったことを彼女たちは評価しなかった。さらに、日本防衛相が靖国神社に参拝したので、直ぐに撤去された釜山の像の再設置を韓国政府は許可することにした。













(Pars Today)

http://parstoday.com/ja/news/japan-i24208





駐韓日本大使の一時帰国の決定(音声)











韓国が国内の政治問題と中国との関係において緊張に直面している中で、日本も韓国駐在の日本大使を一時帰国させる決定をとり、このことは日韓の外交的な緊張を増しています。





日本政府は、韓国プサンの日本総領事館の前に、慰安婦問題を象徴する少女像が設置されたことに抗議し、駐韓大使を一時帰国させることを決定しました。これに加えて、菅官房長官は、抗議の表明として、プサンの総領事も一時帰国させるとし、日韓の通貨スワップ協定の再開に関する協議を中断するとしました。



従軍慰安婦の問題が日韓の関係において提示されている一方で、両者は2015年に合意に署名した後、この問題を解決済みとすることを確認しあいました。ここで、なぜ今回、プサンに少女像が設置されたのでしょうか。



およそ20万人の朝鮮、中国、インドネシア人などアジアの女性が第2次世界大戦中、従軍慰安婦として日本軍に強制的に連行されたと言われています。この問題は、特に韓国と中国で威信に関わる問題に変わっています。韓国では何度となくこれに関するデモが行われています。



この歴史問題は今も日本と韓国の関係に悪影響を及ぼしています。このため、この状況を終わらせる目的で、日韓は2015年、合意を締結し、これにより日本は誠実な謝罪を表明し、10億円を女性達の遺族を支援する施設の資金確保のために支払うことになりました。この日本の措置は同国や韓国、地域レベルでの抗議に直面しましたが、どうやら日本政府は韓国との関係における慰安婦問題の影響を終わらせようとしたようです。



こうした中、日本政府の怒りを引き起こしたプサンでの少女像の設置は、注目すべき重要な問題です。IRIB国際放送アジア問題専門家のヴァガーリー解説員は、最近の外交的な緊張と韓国国内の情勢は関連しているようだとしています。韓国大統領の弾劾と与党セヌリ党の分裂は、この政党に対する人々の大規模な抗議を継続させており、野党は中国に向かい、韓国内のTHAAD配備に反対することで、この国の政情を自分達の有利に変えようとしています。こうした状況の中での少女像の設置は、日本に対する韓国の人々の感情を刺激するための計算された動きであり、与党はそれを利用しようとしているようです。



こうした中、韓国の政治団体は、国内で多くの問題に直面している中国や日本と衝突することは、セヌリ党の利益にならないと見ています。というのも、日本は日韓通貨スワップ協定に向けた協議の中断によって、韓国政府を深刻な経済問題に向かわせることになるからです。





2017年01月07日17時56分





[音声記事は元記事ページでお聴きになれます。]











(投稿者より)



旧軍の罪と恥を棚に上げて書かせて頂くならば、協定に基づきお金が既に動いたのですから、韓国にもう少し思慮があるべきだったと思います。



いずれにせよ、「最終的かつ不可逆的な合意」« accord définitif et irréversible »を韓国が反古にしたので安倍氏は拳を振り上げました。韓国経済を支援する日本の動きが止まります。THAAD配備決定により中国の動きも事実上止まっていますので、韓国経済破綻のリスクが現実味を帯びてきました。



安倍氏は「世界の中心で輝く日本」を取り戻すために、先ず鬱陶しい隣国を潰すことにした。そこは感情のコントロールも権力バランスの調整も出来ないような国なので、暴発を誘導するためにわざと側近に靖国を参拝させた…かなり穿った見方ですが、マリオネット使いにはそこまで計算できる人がいるのかも知れない、ともふと考えました。



今年は大荒れになりそうです。その兆しを感じさせる出来事です。