結婚に魅力を感じる日本の若者がますます減っている(RFI):阿修羅♪

結婚に魅力を感じる日本の若者がますます減っている(RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/12/social9/msg/686.html











(Les jeunes Japonais de moins en moins attirés par le mariage: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20160627-japon-jeunes-mariage-recession-economie-natalite-shinzo-abe





日本社会問題若者女性雇用・労働





結婚に魅力を感じる日本の若者がますます減っている





記者 フレデリック・シャルル





発表 2016年6月27日・更新 2016年6月27日12:55








結婚をしたいと考える日本人がますます減っている。
Getty Images






日本の若者たちの結婚願望がますます小さくなっている。その説明だが、彼らは女性の期待に応えるための大きな障害として賃金が十分でないことを挙げる。ある生命保険会社が行った調査によれば、実際のところ日本の男女は自国経済の未来を殆ど信じていない。





日本では結婚する人がますます減り、婚期もどんどん遅くなっている。この25年間、日本の新しい世代は景気後退と低賃金しか経験しないまま大きくなっている。明治安田生命の調査によれば、20代独身男性の38.7%が近い将来あるいは遠い将来に結婚したいと考えている。対して、たった3年前これは67%。相当な隔たりがある。





日本女性には結婚の動機付けとなるものが殆どない





日本女性も男性と同じくらい現実的というか、同じくらい夢がない。結婚を望む女性は59%だが、3年前は82%だった。さらに女性にはいくつかの条件が重なる。若い日本女性の半数が夫となる可能性のある人に最低400万円(約34,000ユーロ)の年収を望んでいる。しかし、日本では年収400万円を得ている20代男性は僅か15%だ。



日本人の婚期も遅くなる一方だ。厚生労働省によれば、2014年の平均結婚年齢は女性が29歳、男性が31歳だった。結婚率は1970年代初期の半分に低下した。30代日本人の3分の1が結婚して得るものは何もないと考えている。現役世代における不安定就業者は40%に達し、特に若者にその率が高い。





景気後退の犠牲となった日本の恋愛





日本の人口減少(投稿者による和訳を食い止めるために出生率を引き上げたいと考える安倍晋三首相にとって、これは悪いニュースだ。しかし、日本女性が職業の道と家庭生活を両立できるよう託児所を何ヶ所か追加して建設し、それにより独身女性に結婚への動機付けを強めてもらうよう考えるのは難しく思える。病の根はもっと深い。景気後退(投稿者による和訳は未来に大きな希望を持たせないということしか、日本の若者たちは知らなかったのだ。



さらに、数々の日本企業は次の選択をするよう女性に提案する−職業の道か、結婚して子供を産むか。両方取るのは不可。彼女たちの多くは職業を選ぶ。出生率がその煽りを受ける。女性1人当たり子供1.4人。政府はこれを1.8人にしたいと考えている。人口減少の阻止には、これが女性1人当たり子供2.1人でなければならない。





1人の結婚式、これは確かな解決策か?





この空白を埋めるため、京都のある企業は「1人の結婚式」を提案している。つまり、もはや結婚には2人必要なくなったのか?1人の結婚式、あるいは、ソロ・ウェディングでは、それを希望する女性が独身のままで若い既婚女性の一日を体験できる。被り物をし、化粧し、身支度し、長く白い衣装を身に付け、京都市内を回って庭園で記念撮影を行い、その後に洒落たレストランで食事をする。もう一度言うが、男性はおらず1人だけでだ。申し込む独身女性は35〜60歳。さらに若い女性は尻込みするようだ。なぜなら、彼女たちには結婚の門戸はまだ完全に閉まっていない。













(投稿者より)



「日本の若者は結婚したがらない」、というテーマの記事を目にすることは実は多いのですが、その経済社会的な背景まできちんと指摘した記事は余り見かけません。RFIらしい簡潔で要点を押さえた記事がありましたので、今回御紹介しました。



言及のあった「ソロ・ウエディング」は京都の旅行会社が取り扱っているようです。また、これを取り上げたドイチェヴェレによる英語の動画レポートがありましたので、リンクを貼っておきます。