「仲井真沖縄県知事が普天間基地の移転を承認する」(BBC・RFIの記事):阿修羅♪

「仲井真沖縄県知事が普天間基地の移転を承認する」(BBCRFIの記事):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/13/warb12/msg/312.html





(Japan Okinawa leader approves US airbase relocation: BBC NEWS ASIA)

http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-25524007





2013年12月27日 最終更新08:10GMT





日本の沖縄の指導者が米軍基地の移転を認可する





普天間飛行場は長い間、米国と日本の間の緊張の種となっていた





日本は南の島・沖縄の米軍飛行場移転を認可したと、当局者は語った



仲井真弘多知事は、島内の人口希薄な場所での新基地開発のための埋立工事に同意したと、当局者は語った。



この合意により、米軍新基地設置場所についての数年間の行き詰まりが打開される。



米国は長年続く日本との安保同盟の下、約26,000人の部隊を沖縄に置いている。



しかし、地元では基地は不人気で、住民から米軍の活動縮小を求める圧力が増している。



今後、米軍普天間飛行場は、島北部の人口希薄な名護に近い場所に移転する。








沖縄の年表



■1429年:尚巴志王琉球王国を建国。

■1609年:南日本の薩摩藩が侵攻。

■1872年:日本、琉球王国を領国化。1879年に直轄化。

■1945年:沖縄戦で推定100,000人の沖縄人文民が死亡。日本降伏。米国が沖縄を統治。

■1972年:沖縄の日本復帰。米軍基地は残留。



概要:沖縄









この動きは数年間の交渉によるものだ。1996年、日本と米国は普天間飛行場の閉鎖に合意した。



しかし、沖縄の地元政府は名護の海岸に新基地を建設することに反対していた。



一部の評論家はこの米軍飛行場の沖縄県外完全移転を求めており、今回の決定のために激しい反応を既に示している。



「知事の行為は許し難い」と、新基地が建設されることになっている、名護市の比嘉祐一市議会議長が語ったと、AP通信は伝えている。



「反対住民たちが、これを止めるために道路を封鎖するなど、力の行使に訴えることは確かだ」と、同氏は付け加えた。



2010年に基地の県内移転に反対して再選された仲井真氏には、これは政治的に難しい決断た。



安倍晋三・日本首相が水曜日に仲井真氏に会い、新基地に同意するよう促した後、仲井真氏は決断した。安倍氏は2021年まで1年ごとの景気刺激策を沖縄に約束した。



第2次世界大戦中に米国が島を侵攻してから、米軍は沖縄に居続けている。















(Japon: Washington satisfait de la construction d’une nouvelle base américaine à Okinawa: RFI)

http://www.rfi.fr/ameriques/20131228-japon-washington-satisfait-construction-une-nouvelle-base-americaine-okinawa





日本/米国−記事発表:2013年12月28日土曜日08:51−最終更新:2013年12月28日土曜日08:51





日本:沖縄の新米軍基地建設に米国政府は満足している





仲井真弘多沖縄県知事(右)と安倍晋三首相の会談、2013年12月25日、東京にて。

REUTERS/Toru Yamanaka






記者 RFI





米国の行政当局は、沖縄県に新飛行場の建設を承認した日本の決定に満足し、歓迎した。新基地は米海兵隊が配備されている普天間飛行場が実際に位置する都市中心部よりも、人口が少ない地域に設置される。





報告 RFIワシントン特約記者、ジャン−ルイ・プルテ



米国による沖縄県内での新基地建設を承認するよう知事を説得できたのは、ひとえに安倍晋三氏の影響力の賜物だ。実際には、知事はその県内に駐留する部隊が余所に落ち着いてくれることを望んでいた。騒音公害と軍人たちの振る舞いによる害に、住民たちが愛想を尽かしていたからだ。





中国に立ち向かう抑止力



しかし、前任者よりも保守的な今度の首相は、中国への抑止力とするために米軍を維持したいと望んでいる。これは、対外政策の中でのアジアの位置づけを大きくすると決めた、米国の望むところでもある。そのため、数年間続いた交渉に決着をつけるとの知事の決断に、双方は満足した。





移転には10年を要する



チャック・ヘーゲル国防長官は、この会談結果について、21世紀の安全保障上の挑戦に立ち向かうための困難な問題の解決が、米日同盟に可能な証拠であるとの見解を示した。それでも、移転がすぐとはいかない。名護の新基地建設には10年を要する。米国は、現在18,000人いる沖縄の部隊を10,000に削減し、残りをグアム・豪州・ハワイに配備する計画だ。





普天間基地の米海兵隊

reuters






タグ:バラク・オバマ - 防衛 - 米国 - 日本 - 安倍晋三











(投稿者より)



BBCRFIの各サイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。



現地に視点を据えるBBC、世界の中での意味を考えるRFI、いつもと同じです。



日本とアジアを結ぶ船も飛行機も、沖縄の近くを通ります。沖縄は日本にとって重要な場所です。それは米国にとっても同じで、アジアと米国西海岸を結ぶ航路は、沖縄か豪州北岸のダーウィンを通ります。ダーウィンには、沖縄の海兵隊員を移動することが決まっています。



米軍や自衛隊が沖縄に基地を置くのは必要なことだと思います。また、今後、米軍のプレゼンスが縮小することを見据えて、沖縄の自衛隊強化が必要だと思います。



しかし、そのために沖縄に負担だけを押し付けたり、沖縄の住民を傷つけることあってはなりません。まず、住民と徹底的に話し合うことが必要だと思います。