2013年の日本における記録的な人口減少(RFI):阿修羅♪

2013年の日本における記録的な人口減少(RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/12/social9/msg/460.html





(Baisse record de la population japonaise en 2013: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20140102-japon-demographie-baisse-2013-femme-travail-immigration





日本−記事発表:2012年1月2日木曜日12:30−最終更新:2012年1月2日木曜日12:30





2013年の日本における記録的な人口減少





2013年、日本の人口は244,000人の記録的な減少を記録し、人口高齢化の様相をより強めた。

REUTERS/Yuya Shino






記者 フレデリック・シャルル





日本は世界で最も高齢化が進む国だ。日本の人口はこの数年減り続けている。日本の厚生省によれば、こうした人口の減少は、2013年には244,000人という記録的な数字に達した。この日本の人口減少の傾向は深刻化・加速化していくに違いない。



政府の推計によれば、日本の人口は2010年から2060年までに3分の1減少するかも知れない。日本の人口は現在1億2600万人を数えている。65歳を超える人たちは、現在は全体の20%余りだが、2060年には40%近くになるだろう。一部の人は、政府は移民に国を開放するより、むしろ、人口減少を故意に放置していると考えている。移民に国を開放すれば、政府は国の高齢化の資金調達の問題も解決できるかも知れないのだが。日本の政府債務は国民総生産の245%に達している。政府債務と人口高齢化のための資金を調達するために、政府は予算総額の約半分を借金で賄っている。



また、これと同じ政府の研究によれば、0〜14歳の子供の数が2060年までに半分になる。ここ日本では母親業と職業生活の両立は非常に困難で、そのため、国民は子供を産むことを躊躇っている。尤も安倍晋三首相は、移民に頼るよりはむしろ、女性に最初の子供を産んで貰った後、もう1度仕事に戻って欲しいと考えている。



日本には託児所が不足し、働く母親は差別され、さらに企業は、仕事と子供の教育の両立が自分たちの利益になることをまだ理解していない。それでも子供を産もうという稀な国民に対する政府の選択は、手当の支給よりも、むしろ、税控除の承認だ。その結果、子育ては法外にお金がかかると考えられている。その費用は概算で150,000ユーロだ。





専門職階層に女性がいない



出生率は歴史上最低水準(女性1人あたり子供1.25人)に後退した。政府は出産奨励政策を始めることを話題にしている。しかし、東京メトロの例だが、数年前、同社は途方に暮れてしまった。米国の歌手ブリトニー・スピアーズ氏の妊婦ヌード姿が写った広告を掲示することに、同社は最初、若者たちに余りにも不適切であると判断して「ノン」と述べた。同社は、検閲済みの画像を掲示することで和解した。画像は、「妊婦のすばらしい部分の画像を隠すことをお詫びします」というメッセージで、歌手のお腹の部分を隠していた。



社会の高齢化は急速に進み、年金生活に移行した人は大量に存在するが、出生率は非常に低い。出生率が上がらないなら経済活動を活性化させ、それによって人口高齢化の資金を調達しようと、政府は国民をできる限り労働の世界に組み入れるよう支援したいと考えている。さらに、女性が企業にとって問題だという考え方を、男性がいつまでもすることはないだろう。



それでも、男性と同じキャリアの可能性が女性に提供されたのは、表向きには1985年制定の法律だった。しかし、現在、30代の女性で働いているのは60%だけだ。彼女たちは権力階層から外されたままだ。彼女たちは母になる可能性があるので、企業は雇用を躊躇っている。しかるに、彼女たちは子供を産まず、相変わらず婚期がどんどん遅れている。窮余の策として、日本政府は移民に国を開放するより、むしろ、人口が減るのを放置しているのだ。





タグ:
人口学 - 女性の人権 - 雇用と労働 - 移民 - 日本 - 安倍晋三










(投稿者より)



RFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。



記事で取り上げられた、ブリトニー・スピアーズの妊婦ヌード広告は、「妊娠している姿がわいせつなのか?」という抗議が多く寄せられた結果、最終的にOKになったようです。



ここが「政治」板なら、「ならば『こども手当』をやろう!」と書きたくなるところで、人口減少は経済成長に確かにマイナスですが、国民全員分の食糧を国内だけで生産が不可能という現実を考えた時、一概に悪いこととは言い切れません。記事はむしろ、「日本人でいることは大変だ」と強調しているようにも読め、複雑な読後感でした。