安倍晋三と習近平:ライバルか、パートナーか?(ロシアの声):阿修羅♪

安倍晋三習近平:ライバルか、パートナーか?(ロシアの声):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/12/china3/msg/475.html







(ロシアの声・日本語サイト)

http://japanese.ruvr.ru/2013_04_06/109939123/





安倍晋三習近平:ライバルか、パートナーか?



タグ: 政治, アジア・オセアニア, 解説, 国際





イリナ イワノワ   6.04.2013, 00:01





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© Photo: Voice of Russia





新華社によると、安倍晋三首相は28日東京で、中国の指導者と充分に意見交換を行うことを期待している。



安倍首相は当日日本の衆議院予算委員会で、「私は中国の新しい指導者と充分に意見交換を行うことを期待しており、これは地域の平和と安定を守ることに役立つとなるでしょう」と述べた。



当時の中国・楊潔チ(竹かんむり+褫のつくり)外交部長は3月9日中国の外交政策と対外関係について中外の記者の質問に答えた際、このように述べた。中日両国は長期的健全且つ安定的な関係を発展するのは、両国と両国人民の根本的な利益に合致している。中国側は中日の4つの政治文書で確定した原則と精神の基礎の上で中日の戦略的互恵関係を引き続き発展させてゆくことを願っている。我々は日本側が中日関係を改善するために着実な努力を尽くし、当地域の平和、安定と発展のために積極的で責任を負った役割を発揮するよう促す。



今週末、韓国海南島で行なわれるボアオ・アジア・フォーラムでは中国の習近平国家主席と日本の安倍首相の特使との会談が行なわれる運びとなっている。中国でも日本でも、この会談が功を奏し、尖閣(釣魚)諸島の領土論争が原因で陥った深刻な危機から両国関係が脱却する道が模索できるのではないかと期待が高まっている。



両国関係の危機を克服する必要性に関しては日本でも中国でも認識されている。だからこそ、海南島には安倍首相の特使として福田元首相が派遣されることになったのだが、この人選は決して偶然の産物ではない。06−07年、当時首相を務めていた福田氏は安倍晋三氏が06年に始めた中国との関係発展路線をさらに拡大するため、大きな成功を収めたからだ。10年、福田氏はボアオ・アジア・フォーラムの議長に選出されると、海南島で当時、副国家主席だった習氏と会談を持った。習氏はその際、日本に対し両国の互恵的戦略的関係の拡大に尽力するよう呼びかけている。



それから2年たち、すでに巨大な経済パートナーとなっていた日中の協力関係は尖閣諸島座礁してしまった。



モスクワ国際関係大学、国際調査研究所の上級専門家、アンドレイ・イヴァノフ氏は、このことは日本にとっても中国にとっても予期せぬ出来事ではなかったとの見方を示し、次のように語っている。



尖閣諸島をめぐる論争の高まりは、2010年の段階ですでに最初に現れていたが、これが最終的に明白になったのは大陸棚に豊かなエネルギー資源、鉱物が埋蔵されていることが分かったときだった。このため、資源分析のレポートには、中国の専門家らも日本の専門家らもこの諸島は両国関係の将来に紛争を呼ぶ原因になると記載していた。残念ながら、紛争が起こる危険性が理解されていたにもかかわらず、双方ともそれに至る歩みを控えることはできなかった。しかしながら現在双方とも実践で、このまま強硬路線を続けていても埒が明かないと認識しており、これが打開の助けとなるかもしれない。」



イヴァノフ氏は中国人専門家との交流経験に基づいて、中国はこのまま諸島返還の強硬路線を続けた場合、日本を米国との軍事政治協力の強化の方向へ追いやる一方であることを、どうやらすでに理解しているようだと考察している。これは全く中国の利益にはならない。それに日本も自国経済にとっての中国市場の重要性、朝鮮民主主義人民共和国の引き起こした危機状況打開のパートナーとしての中国の重要性を理解している。



4年前、当時の鳩山首相胡錦濤国家主席は、尖閣諸島のある「問題の海域である東シナ海」を「平和、友情、協力の海」にするべきという意見で一致していた。



2012年この海域で問題が生じる原因となった政治家らがこんにち政治の舞台から降りてしまった。このため、かつて日中の良好な関係構築にまずまずの経験を有していた習主席と安倍氏は、こんにち両国民を代表する指導者としてその経験を行使することができるといえよう。











(参考:新華網日本語版)



安倍首相、中国の指導者との意見交換を期待



Jp.xinhuanet.com | 発表時間 2013-03-29 16:09:05 | 編集: 王珊宁