日本との接近を妨害するために、中国はフィリピンの財政に打撃を与える(RFI):阿修羅♪

日本との接近を妨害するために、中国はフィリピンの財政に打撃を与える(RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/12/asia14/msg/164.html





(Pour empêcher un rapprochement avec le Japon, la Chine frappe les Philippines au portefeuille : RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20120926-empecher-rapprochement-japon-chine-frappe-philippines-portefeuille-diaoyu-senkaku





日本/中国/フィリピン−記事発表:2012年9月26日水曜日−最終更新:2012年9月26日水曜日



日本との接近を妨害するために、中国はフィリピンの財政に打撃を与える



記者 RFI





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習近平・中国副主席が、フィリピンとの交渉の当事者だ。

REUTERS/How Hwee Young/Pool/Files






中国と日本が東シナ海上の釣魚/尖閣諸島をめぐって争うようになってから、中国に拠点を置き、余所に展開したいと考えている日本企業を、フィリピンは甘い目つきで見るようになっている。この姿勢に、中国政府はいらだっている。







インタラクティブ・チャート:
中国の外海に浮かぶ、不和の岩礁

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(地図をクリックすれば、リンクが開きます。:投稿者)









報告 RFIマニラ特約記者、ガブリエル・カーン



中国の外海での領土紛争の裏で、中国はフィリピンに供与していた開発援助の一部を取り止め、鉄道路線の建設に宛てられた5億9300万ドルの借款の返済を求めることを決めた。



この高速鉄道線は、首都マニラと、マニラから50km程にある、フィリピン第2の空港があるクラークとを結ぶことになっている。



この開発援助の枠組みの中で、中国はこのプロジェクトに対し、6億ドルもの資金供与を承認していた。しかし、スプラトリー諸島スカボロー礁をめぐる、中国とフィリピンとの間の領土紛争のために、両国の関係は著しく悪化した。



先週、中国副主席を訪問した後、フィリピンの交通通信相は、借款が無効になったことと、今後2年以内に借款を返済することを発表した。



中国はフィリピンにとって主要な貿易相手国の一つであり、外交政策に影響を与えるためのテコとして、中国がこのような手段を使うことは、今回が初めてではない。この数カ月、中国はフィリピン産バナナの輸入を一時的に禁止し、フィリピン観光を控えるよう勧告していた。この手段は効果がある。



フィリピンの通信相は、入札手続での透明性の欠如で汚点があった今回の借款を返済すると強調し、中国との対話を強化するとも付け加えた。









(投稿者より)



RFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。



インタラクティブ・チャートを見れば、中国が全ての周辺国ともめ事を起こしていることが分かります。スプラトリー諸島(南沙諸島)スカボロー礁については、位置関係だけを見れば、中国にとって無理筋のようにも思えますが、歴史的な経緯があるようです。



日本は経済力があるので、中国とは「棚上げ」で収めることができるかも知れませんが、他のアジア諸国ASEANのメンバーでもありますが)はそうはいきません。ここで取り上げた事象が、その一例となるでしょう。



ASEAN諸国との関係を中国に対抗する手段として位置づけ、強化することも一考ですが、米国に振り回されないようにしなければなりません。中国と戦争ともなれば、利益を得るのは米国です。米国はそれを待っているフシがあります。