「沖縄駐留米軍の一部移動、あるいは、一部撤退(BBC・RFIの記事より):阿修羅♪」

「沖縄駐留米軍の一部移動、あるいは、一部撤退(BBCRFIの記事より):阿修羅♪」

http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/277.html





(Okinawa deal between US and Japan to move marines: BBC NEWS ASIA)

http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-17865198





2012年4月27日最終更新03:48GMT



沖縄の海兵隊移動で日米両国が合意





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日米関係は、沖縄の基地と駐留部隊を今後どうするかで、緊張が続いている。





日米両国は、沖縄島から数千人の米海兵隊を移動することで合意に達した。



日米両国政府の共同声明によれば、約9000人の海兵隊が「日本国外の場所」に送られる。約10000人は残ることになる。



野田佳彦・日本首相のワシントン訪問を前に、修正協定が出来上がった。



論争の的となっている、沖縄・普天間飛行場の閉鎖について、両者はまだ合意に達していない。



沖縄を離れる部隊は、グアム・ハワイなど、アジア太平洋地域の各地に移動することになる。



2006年に調印された沖縄をめぐる協定では、日本は米軍部隊の配置転換前に普天間飛行場に替わる場所を探さなければならなかったが、その条件を満たすことは不可能だった。



代替地の提示は、それぞれの地元から強い反対を受けた。



今年の交渉の始めに、両国は、この2つの問題を切り離すことで同意した。



最近の声明では、2006年の協定に沿って、那覇から北にある人口希薄な地域のキャンプ・シュワブに、普天間飛行場が移転されるべきだとする、両者は合意はまだ有効であると述べられている。



これが「現在も、日程が決められている、唯一の有効な解決策」だと、両政府は述べている。



この発表は、来週の野田氏のワシントン訪問前に、論争を和らげることを意図していると、BBC・東京のローランド・バークは語る。





「力の均衡」



沖縄島における米軍の存在は、長年論争の的となっている。



沖縄の地元住民たちは、都市の近くにある普天間飛行場は危険で騒々しく、島から完全に移転して欲しいと考えている。



1995年に3人の米軍兵士が12歳の少女をレイプしたことなど、米軍人の素行の悪さや犯罪行為が時折詳細に公表され、こういった不安に火を注いできた。



中国が台頭するアジアにおいて、日米安保同盟が力の均衡の維持に不可欠と両国が考えているが、この問題が同盟関係に緊張をもたらしてきたと、BBC記者は語る。



鳩山由紀夫元首相は飛行場の島外移転を約束したが、移転先の同意を得ることに失敗し、2010年に辞職した。



部隊の配置転換の時期と、普天間飛行場の移転時期は、いまだはっきりしていない。



レオン・パネッタ米国防長官は、「これらの決定を実行する」ために、日本の自衛隊と協力したいと語った。



「日本は親密な同盟国であるだけでなく、親友でもある」と、同長官は語った。「地域の安全保障上の難題に共に取り組むことで、両国の友情が深まることを、私は楽しみにしている。」



在日米軍部隊の人員は、全体で約5万人だ。









(Japon: les Etats-Unis vont retirer 9000 soldats de l'île d'Okinawa : RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20120427-japon-etats-unis-vont-retirer-9000-soldats-ile-okinawa





日本−記事発表:2012年4月27日金曜日−最終更新:2012年4月27日金曜日



日本:米国は沖縄島から9000人の軍人を撤退させる



記者 RFI





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沖縄島にある米軍・普天間飛行場。2012年4月26日。

REUTERS/Issei Kato






イラク撤退から数カ月、アフガニスタン撤退にも着手し、米軍の一部が日本を離れることになる。このため、9000人近い軍人が、日本列島の南部に位置する沖縄の基地を離れることになる。米軍の駐留は50年以上続き、地元住民は我慢の限界を示し始めた。





報告 RFI東京駐在記者、フレデリック・シャルル



米国は、沖縄に駐留する19000人の海兵隊の半分を撤退させる。彼らは、グアム・ハワイ・オーストラリアに移動することになる。



在日米軍5万人、その基地の3分の2の存在に、沖縄は耐えている。海兵隊の半数を撤退させることで、この重たい米軍の存在への、沖縄現地住民の支持を取り戻したいと、米国は考えている。



沖縄にいる海兵隊の役割について、日米各国政府が明確に説明したことは1度もなかった。抑止力、事実上の作戦地域の近くに米国の精鋭部隊を駐留させる必要性、台湾海峡朝鮮半島、という論拠が押し通された。しかし、沖縄に基地を置く海兵隊の大部分は、そこに滅多に行かない。彼らが展開される先は、アフガニスタンであり、イラクだった。



その一方で、普天間飛行場を沖縄の保護区に移転する問題は、袋小路に入ったままだ。米国は、都市の真ん中に位置する普天間のヘリコプター基地では、譲歩しなかった。中国の海と空からの侵入を阻止し、北朝鮮の脅威に備えるために、米国は沖縄に大きな空軍力を維持するつもりだ。







(投稿者より)



BBCRFI各サイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。



米国の見方は、他の方が投稿なさっています。



(沖縄在日米軍5000人がグアム、4000人が豪、ハワイへ−日米合意 グアム移転費:米下院委は来月承認…上院と立場の:阿修羅♪)

http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/274.html



BBCは基本的に、日米関係と周辺国の情勢という枠の中でこの問題を捉えています。RFIは、国際情勢と米国の戦略の中で、この問題を捉えています。タイトルも、前者は"move"(移動)、後者は"retirer"(英語でいう"retreat"、撤退)ですから、焦点の当て方により、意味合いが変わるわけです。



当の沖縄は、次のように見ています。



(対日講和発効60年/人権蹂躙を繰り返すな 許されぬ米軍長期駐留(琉球新報):阿修羅♪)

http://www.asyura2.com/12/senkyo129/msg/517.html



BBCは、このような動画記事も掲載しています。英語がおできになる方は、ご覧いただくといいと思います。



(US to remove troops from Okinawa: BBC NEWS ASIA)

http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-17877652