小沢一郎氏：裁判所は日本の「闇将軍」に無罪を言い渡す(BBC)：阿修羅♪
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-17850453
(Ichiro Ozawa: Court clears Japan's 'shadow shogun' : BBC NEWS ASIA)
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-17850453
2012年4月26日最終更新04:01GMT
小沢一郎氏：裁判所は日本の「闇将軍」に無罪を言い渡す
日本の影響力ある政治家、小沢一郎氏は、資金スキャンダルで無罪と認められた。
舞台裏で権力を行使することから、日本の「闇将軍」と呼ばれる小沢氏は、政治資金の調達に関する諸法令に違反したとして告訴されていた。
しかし、小沢氏は、これは事務処理上の間違いで、自分は知らなかったと主張していた。
小沢氏は与党・民主党(DPJ)内の最大派閥を率い、日本の政界で最も強力な人物の一人と考えられている。
東京地裁で下された判決は、日本国内で高い関心を持って見られ、テレビのネット局は放送を中断して速報を伝えた。
税をめぐる闘い
記者たちは、この判決は、既に一般国民の支持が低下している野田佳彦政権に強い影響を及ぼすかもしれないと語る。
小沢氏は、政府債務の問題を解決し、社会保障支出の上昇に対応するための方法として、野田氏が計画している消費税率の倍増に強く反対している。
野田首相は2015年までに、消費税率を10％に引き上げたいと考えているが、小沢氏は、消費税率を引き上げれば、経済が苦境にあるこの時期に、一般国民に大きな打撃を与えるだろうと語る。
かつて自民党を率い、2009年の画期的な総選挙で自民党に勝利した立役者として、高く評価される老練な政治家である小沢氏は、現在党から党員資格停止を受けている。
小沢氏は、スタッフが虚偽の会計を行うよう監督したとして、起訴されていた。
検察側は、小沢氏が側近たちと共謀して、490万ドル（300万ポンド）の融資資金を同氏の政治資金管理団体に隠したとして、起訴していた。
検察側は、小沢氏が会計の問題を知らなかったとは「考えられない」と主張していた。
しかし、裁判所は、起訴は政治的な動機によるものとして、自分に悪事は一点もないと主張していた小沢氏に有利な判決を下した。
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分析
ローランド・バーク、BBCニュース・東京
東京地裁で判決文が読み上げられると、小沢氏は判事席に頭を下げた。記者たちはテレビカメラの前に飛ぶように走り、ニュースを伝えた。記者たちは急ぐあまり、ネクタイや襟元が乱れたままだった。
小沢氏は大臣職になく、与党・民主党の党員資格も停止中だ。しかし、元側近と共謀して政治資金報告書に虚偽の申告を行ったとの起訴事実に対して、同氏が無罪となったことは、やはり日本の政治に重要な転換点となるかも知れない。
党員資格が回復すれば、小沢氏は今年後半の党代表選挙で首相の座を狙うかも知れない。100人以上の国会議員を擁する、派閥に対する同氏の支配力は、強化を続けてきた。
（投稿者より）
BBCサイトに掲載された記事です。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。
こちらは、事件の概要と今後考えられる影響が、淡々と記されています。
