日本:小沢一郎氏は資金調達の事件で無罪を認められる(RFI):阿修羅♪

日本:小沢一郎氏は資金調達の事件で無罪を認められる(RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/12/senkyo129/msg/393.html





(Japon: Ichiro Ozawa reconnu non-coupable dans une affaire de financement : RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20120426-japon-tokyo-ichiro-ozawa-tsunami-fukushima





日本−記事発表:2012年4月26日木曜日−最終更新:2012年4月26日木曜日



日本:小沢一郎氏は資金調達の事件で無罪を認められる



記者 RFI





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小沢一郎氏、2010年8月26日、東京。

Ảnh: REUTERS/Tokyo Shimbun






長かった闘い。日本で最も影響力ある政治家の1人、小沢一郎氏は、権力による裁きの場を切り抜けたかも知れない。民主党元代表の小沢氏は、4月26日木曜日、不法な資金調達の事件で無罪を認められた。これで、この中道左派政党の実権に向けて、同氏が選挙に立つ可能性が残された。





報告 RFI東京駐在記者、フレデリック・シャルル



小沢一郎氏は、「闇将軍」の異名を持つ。同氏が属する中道左派政党が、半世紀以上にわたる保守勢力の政治支配を終わらせることに成功したとするなら、それは同氏のおかげだ。



全能の官僚たちは、小沢一郎氏を刑務所送りにしようとしていた。なぜなら、同氏は、官僚たちが無能であり、この20年間の日本の相対的な凋落を食い止めることができなかったのを非難しているからだ。



さらに、小沢一郎氏は付加価値税(TVA)を今後2015年までに、5%から10%と2倍に引き上げることに反対している。官僚たちは、TVAを2倍に引き上げることにより、日本のマーケットがスペインやイタリアと同様の状態に陥ることを回避できると考えているのだが。



日本は世界最大の借金国だ。今後2・3年で、国内の貯蓄による債務の調達がもうできなくなる。津波と福島の事故以降、日本政界の動きは完全に麻痺している。



日本の2大政党は全く信頼を失った。官僚たちも同様だ。小沢一郎氏が無罪となり、このことで日本国民は十分に嫌気がさし、大阪市長に率いられ、日本の凋落に今度こそきっぱりと歯止めをかけようとしている、改革者のグループに投票する気になるだろう。それが唯一のグッドニュースだ。









(投稿者より)



RFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。



私は有罪を予想していましたが、日本の司法にひとかけらの良識はあった、ということでしょうか。あるいは、小沢氏が刑務所に送られなければならない事情に、変化があったのかも知れません。



今回の事件は、ただの政争では済まされないものです。政権交代により、民主党が国民から託された期待は、この裁判を含めた一連の動きによって、見事に打ち砕かれました。特に、3.11の地震津波原発事故への対応を通じて、政治・官僚・マスコミといった、日本の統治システムへの信頼は完全に失われました。



政府・与党はいまでも、国民を騙し、復興を遅らせ、放射能を全国にばらまき、国民を等しく被曝させる方針をとり続けています。



橋下市長のグループの動きを巡り、ナチス政権成立前夜のドイツと同じものを、私も感じています。ヒトラー政権を誕生させた原動力も、政治・経済に絶望した国民の渇望感でした。自由と民主主義のために、いま国会で活動なさる議員の方々の尽力で、国民の信頼を回復していただきたいです。



控訴はないでしょうから、一刻も早い小沢氏の復権を望みます。菅・野田政権と続いてきた方向が一旦止まり、これが2009年のマニフェストに則して精査・修正されて、「国民の生活が第一」の路線が復活することを、あわせて、震災の復興が進み原発事故の収束が少しでも前進することを期待しています。