東京:津波の傷を癒すために、2020年のオリンピックを目指す(RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/09/news8/msg/566.html











(Tokyo : objectif JO 2020 pour panser les plaies du Tsunami: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20110716-tokyo-objectif-jo-2020-panser-plaies-tsunami





日本/オリンピック−記事発表:2011年7月16日土曜日−最終更新:2011年7月16日土曜日





東京:津波の傷を癒すために、2020年のオリンピックを目指す





記者:RFI











日本の都市・東京は、2020年夏期オリンピック大会の開催に正式に立候補している。スペイン・マドリッドとイタリア・ローマの各都市がすでに招致争いをしているため、この競争は激しいものになるだろう。国全体が負った傷を癒す象徴としての意味を持つ立候補。2011年3月11日の多数の命を奪った地震津波から4ヶ月近く経った。日本はその時、原子力の大事故を体験した。





報告:RFI東京駐在記者フレデリック・シャルル





石原慎太郎東京都知事は、2020年のオリンピック大会を日本国民のために開催することで、大地震、大津波福島原発の事故を忘れさせたいのだ。この自然災害と原発事故以来、日本国民の自信は、これまでにないほど大きく揺らいでいる。日本人に再び希望を与えることができる人は誰もいない。恐らく、明仁天皇を除いては。さらに、政治の危機により、国会は被災地の復興予算を採決できないでいる。



東京はすでに、1964年のオリンピックを主催している。さらに、2016年のオリンピックにも立候補したが、リオ・デ・ジャネイロに敗れた。東京の計画は、自然と調和し、環境に優しく、規模も集約されており、リオの計画よりも優れていた。しかし2年前、2016年大会の東京招致への大衆の支持は、デフレ経済のために、すでに結実しなくなっていた。



日本国民は、あの津波やフクシマを忘れる準備がもうできているのだろうか?原発事故が解決しないうちは、間違いなく無理だろう。発電所の解体を計算に入れなくとも、被災地の再建には多額の費用がかかる。大部分の日本人は、オリンピックは贅沢だから、なしでも済ますことができると考えているに違いない。











(投稿者より)



フランスRFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。



「日本人の自信」については、「なでしこ」の皆さんが頑張って下さいました。「メダルが獲れなきゃ帰ってくるな」という時代では既にないと思いますが、やはり、結果は出さないよりも出した方がいいと思います。



皇室が東京に踏みとどまっておられることが、国民の大きな支えとなっている部分はあるかもしれません。3月15日に放射能の雲が東京を襲おうとしたとき、真っ先にお逃げになっても良かったのです。2700年続いてきたこの国を、さらに先の世代に渡していく責任を、最も強く引き受けておられる方々です。しかし、それをなさらなかった。その翌日、天皇陛下が御自らお発しになったメッセージを見て、涙した人はいたはずです。ただ、御所は京都にもあります。いつでもお逃げになってくださいと、個人的には思っています。



石原知事はどうしてもオリンピックをやりたいのでしょう。震災はただの口実だと思います。ただ、2020年までに福島第一原発の事故を解決させることはできません。放射能の流出は今も続いています。今回の事故では全世界に多大な迷惑をかけているわけですから、この件が終結するまでは、世界規模のお祭りを主催するのは控えるべきではないでしょうか。