日本は輸出回復により、予期せぬ貿易黒字を公表する(BBC):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/11/hasan72/msg/494.html











(Japan posts surprise trade surplus as exports recover: BBC NEWS BUSINSSS)

http://www.bbc.co.uk/news/business-14229316





2011年7月21日最終更新05:20GMT





日本は輸出回復により、予期せぬ貿易黒字を公表する







3月11日の地震津波から日本の輸出が回復を始めた





日本では輸出が回復を始め、3月11日の地震津波によって生産が中断されてから、3ヶ月ぶりに貿易黒字となったことを公表した。



日本の6月の貿易収支は、707億円(8億9800万ドル、5億5600億ポンド)という、予想外の黒字となったと、財務省は述べた。



輸出額はまだ前年同月より小さいが、5月より5.4%上昇した。



このデータは、大きな打撃を受けた自動車業界で生産が増加し、出荷も上昇に転じ、回復に入ったことをよく示している。



「この数字は励みになる。部品供給体制や生産が回復に入ったことをはっきりと示している」と、東京・みずほ総合研究所の山本康雄氏は語った。





加速





6月の輸出額は前年同月より1.6%減少したが、この4ヶ月で最も減少が鈍ったと、その報告は述べている。



5月の輸出額が、前年同月比10.3%の減少を記録したことを受け、大方のエコノミストは4.1%の減少を予想していた。



「このデータは、主に自動車業界で、生産が震災前の水準に戻り、輸出が予想以上の早さで回復していることを示している」と、農林中金総合研究所の南武志氏は語った。



多くのメーカーは、史上空前の大地震の影響で、供給部品の不足や電力の削減に直面した。





円が高くなる





輸出が回復を始めても、円高と不透明な世界経済のために、日本経済はまだ困難な状況にある。



「輸出は7月、8月と回復を続けるかもしれないが、円が上昇を続け、また、海外経済が減速すれば、それ以降は困難な事態を迎えるだろう」と、山本氏は語った。



7月14日、円は4カ月ぶりの高値となった。



円が高くなると、日本製品の海外価格は上昇する。



心理的に重くのしかかるもう一つの問題は、ユーロ圏と米国の危機が続いていることだ。



「これについての見通しはかなり不透明だ。…米国と欧州の経済が憂慮されるからだ。同様に、中国経済の減速も懸念される」と、南氏は語った。











(投稿者より)



6月の貿易統計について、イギリスBBCサイトに掲載された記事です。発言部分は英文から直接日本語に直しています。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。



読売新聞の記事を下に付しておきます。









(Yomiuri Online)

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/fx/news/20110722-OYT8T00344.htm





自動車復調、半導体は低迷…6月貿易統計



生産体制復旧で明暗



財務省が21日発表した6月の貿易統計で、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は前年同月比89.5%減の707億円の黒字で、3か月ぶりに貿易黒字となった。(戸塚光彦)



わずかながらも黒字を回復したのは、東日本大震災以降、大幅に落ち込んでいた輸出が前年同月比1.6%減にまで改善してきたことが大きい。ただ、自動車やテレビなどが持ち直す反面、半導体や鉄鋼は低迷が続くなど、明暗も分かれている。



自動車の輸出額は、震災後の4月に67.0%減まで大きく落ち込んだ。しかし、6月は欧州連合(EU)向けが1.5%増と4か月ぶりに増加に転じるなど、全体で12.5%減まで減少率が改善した。自動車用エンジンを含む原動機も、5月の6.9%減から5.1%増と4か月ぶりにプラスに転じた。



しかし、半導体などの電子部品や鉄鋼などの輸出は依然として持ち直していない。震災後の生産体制の復旧が遅れているだけでなく、これらは世界的な市況に左右される側面が大きく、市況の不安定さに翻弄されている側面も大きい。





(2011年7月22日 読売新聞)