中国の急追を受けながらも、日本は依然、世界二位の経済大国(RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/10/hasan69/msg/517.html







(Talonné par la Chine, le Japon reste la 2e puissance économique mondiale : RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20100816-talonne-chine-le-japon-reste-2e-puissance-economique-mondiale





日本/経済

記事の発表:2010年8月16日(月)

最終更新 :2010年8月16日(月)






中国の急追を受けながらも、日本は依然、世界二位の経済大国





RFI











世界の経済力ランキングでは、日本は米国の次で中国の前と、常に第二位にいる。しかし、この動向は、間もなくアジアの隣人と入れ替わるというリスクにある。日本の経済成長のテンポは明らかに落ちているが、中国は経済発展を追求しており、その結果を目の当たりにして、日本は諦めている。





RFI東京駐在記者、フレデリック・シャルルの報告





4月〜6月の日本経済が歩むリズムは、大部分のアナリストの予測の5分の1以下しか達成しなかった。全くの期待はずれ。そして、4月〜6月四半期に、日本は国内総生産で、中国の上位である世界第二位の地位を失った。



日本は、今年前半の6カ月は世界第二位の経済力を保つが、その差はわずかだ。日本は、今年か来年には中国に取って代わられると予測している。当然のことだが、中国には日本の10倍の人が住み、経済もよりダイナミックだ。



日本の大きな懸念は、国内経済が停滞し、経済成長は輸出だけが引っ張っているが、輸出は国内総生産の18%にすぎない。円がドルに対し、15年ぶりの高水準にあるのだ。



投機家たちは円を持ち続けている。経済のデフレによって、日本の実質金利が上がっているからだ。日本の輸出産業は今のところパニックに陥っていない。彼らは外国に工場を移設した。今日、日本は例えば自動車などの海外生産を増やしている。











(投稿者より)



4半期ベースでは既に中国が日本を抜き、半期ベースでは日本がまだ2位、ということのようです。ですから、「中国が日本を抜いた」とい報道が、むしろ主流かもしれません。



4半期ベースの経済成長率は0.1%。米の2.4%、独の2.2%に比べても、きわめて見劣りのする数字です。





Japan GDP figures show sharp slowing of economic growth (BBC)

http://www.bbc.co.uk/news/business-10978958





年率換算では、第1四半期が4.4%、第2四半期が0.4%ですから、この3カ月でかなりの縮小です。





GDP:実質年0.4%増 4〜6月期伸び鈍化(毎日jp

http://mainichi.jp/photo/news/20100816k0000e020004000c.html





円高による輸出の停滞」を理由にするのは違うと思います。内需が伸びないのです。



ギリシャの財政危機をきっかけに、欧州諸国は緊縮路線に転換しました。米国の積極財政も息切れが続いています。新興国の市場では、浮上を狙う民族資本と、生き残りを賭けた先進国資本が、パイを奪い合っている状況です。輸出だけに頼るのは危険だと思います。



鳩山内閣が掲げたマニフェスト路線は、官とマスコミの総攻撃により、すでに有名無実化しています。「積極財政により需要を刺激し、消費を増やし、経済を成長させて税収を増やす」という方針は間違っていないと思います。財源はあります。銀行には使われない預金が眠っています。特別会計を見直せば、10兆単位のお金はすぐに出ます。



菅内閣予備費などを財源に、1.7兆円の追加経済対策の検討を始めましたが、これは地震でも台風でもありません。「予備」費で切り抜けられる程度の、小さな問題ではないはずです。





政府、追加経済対策検討へ=円高、消費、雇用重点−財源1.7兆円、国債増発は慎重 (時事ドットコム

http://www.jiji.com/jc/zc?key=%c4%c9%b2%c3%b7%d0%ba%d1%c2%d0%ba%f6&k=201008/2010081600733





※2017.8.13 訳文を見直しました。