「朝鮮が軍事境界線付近で砲撃、韓国も砲撃で対抗」(KBS WORLD・朝鮮中央通信)

「朝鮮が軍事境界線付近で砲撃、韓国も砲撃で対抗」(KBS WORLD・朝鮮中央通信









(KBS WORLD)

http://world.kbs.co.kr/service/news_view.htm?lang=j&Seq_Code=87119





韓半島





北韓北方限界線付近で砲撃 韓国軍も砲撃で対抗





Write: 2024-01-05 15:13:25 / Update: 2024-01-05 17:59:31







Photo : YONHAP News





北韓が5日午前、海上での南北の軍事境界線にあたるNLL=北方限界線の付近で砲撃を行いました。これに対抗して、韓国軍も砲撃を行いました。



韓国軍の合同参謀本部によりますと、北韓が5日午前9時ごろから11時ごろにかけて、韓半島西の海、西海(ソヘ)上にある韓国の延坪島ヨンピョンド)と白翎島(ペンニョンド)の北側で、200発以上の砲撃を行ったということです。



合同参謀本部は、「国民と軍に被害はなく、着弾した地点はNLLの北側だった」と説明しました。



北韓の砲撃を受けて、白翎島に駐留している韓国軍の海兵隊延坪島の部隊が、5日の午後3時頃から、海上で砲撃訓練を行いました。



韓国軍は、今回の北韓による砲撃について、「去年11月に北韓が一方的に南北軍事合意の破棄を宣言した後、西海の緩衝地帯での砲兵射撃を再開したものだ」と説明しました。



そのうえで、「韓半島の平和を脅かし、緊張を高める挑発行為を直ちに中止すべきだ」と強く促しました。



さらに、「韓国軍はアメリカ軍との強固な連合体制の下、北韓側の動向を注視しており、必要に応じて対抗措置をとる」と強調しました。



「南北軍事合意」は、2018年9月に平壌ピョンヤン)で行われた、文在寅ムン・ジェイン)元大統領と金正恩キム・ジョンウン)国務委員長との首脳会談に合わせて締結されたもので、南北軍事境界線付近の地上、海上、空中での敵対行為を中止するという内容が盛り込まれています。



韓国軍の砲撃訓練に先立って、延坪島と白翎島では、5日の正午過ぎに避難命令が出されました。



地元の役場では、「韓国軍から、海上での訓練があるため住民を避難させてほしいと要請された」と説明しています。



延坪島では2010年11月に、北韓の砲撃を受けて、民間人2人と海兵隊員2人が死亡しています。











朝鮮中央通信

http://www.kcna.kp/jp/article/q/969519eec15da601516352f8cae1be63.kcmsf





金與正党副部長が談話発表





平壌1月7日発朝鮮中央通信朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長が7日に発表した談話「誤判、臆測、無理押し、負けん気は挽回できない災難を自ら招くであろう」の全文は次の通り。





敵対と対決狂気に浮つけば、どんな醜態を招くか。



これに対する生々しい光景を大韓民国の軍部ごろが実際の行動で見せた。



6日、大韓民国の合同参謀本部は、われわれが5、6の両日、連続二日間にわたって西南海上で砲撃を行ったと発表した。



軍部ごろは、北が6日午後4時から5時まで延坪島の北西で60余発の砲撃を行ったし、砲弾は西海「北方限界線」の北側の海上緩衝区域に落ちたと言うのである。



そして、敵対行為禁止区域内の砲撃は韓半島の平和を脅かし、緊張を高調させる行為として厳重警告すると言って、即刻中断することを強く要求するだの、もし北が敵対行為禁止区域での持続的な砲撃で自分らの国民を脅かす場合、軍も当然な軍事的措置を取るだの、いわゆる「即刻、強力に、最後まで」の原則に従って圧倒的に対応するだのと、負けん気を起こした。



大韓民国のメディアは、軍部ごろのこの発表を一斉に受け入れて紙面と画面をいっぱい満たし、忙しく騒いでいる。



大韓民国の国民がどんなに驚いただろうかは、これ以上言及する必要がないであろう。



この程度であれば、わが軍隊は間違いない「挑発者」「情勢激化の主犯」になるしかないと思われる。



しかし、とんでもない、わが軍隊は当該の水域にたった一発の砲弾も撃っていない。



大韓民国の軍部ごろは、われわれが投げた餌にぱくりと食いついた。



折に触れ、「精密追跡監視」だの、「原点打撃」だのと言って虚勢をはり、空元気を出す大韓民国軍部ごろの実際の探知能力を試して、火を見るより明らかな無理押し主張をするはずの彼らにひどい恥をかかせるために欺瞞(ぎまん)作戦を行った。



わが軍隊は、130ミリ沿岸砲の砲声を模擬した発破用の爆薬を60回爆発させて、大韓民国軍部ごろの反応を注視した。



結果は、われわれが予想した通りであった。



爆薬の爆音を砲声に誤って判断し、砲撃挑発に臆測してずうずうしく弾着点まで西海の「北方限界線」北方の海上緩衝区域に落ちたという嘘をついた。



実際に、軍服を着たこの仮面劇の俳優らの滑稽(こっけい)な振る舞いは、たんに今日の新しいものではない。



以前も、西海上に鳥の群れが現れると、われわれの飛行機に誤認して戦闘機を出撃させたかとすれば、小山に転がる便所の戸を「南侵した北の無人機」と強弁を張ったのが、他ならぬ大韓民国の軍部ごろではないか。



このような前例を持っているごろであるため、今回、われわれが投げた餌を一度も噛んでみないで、うのみにしたのである。



そのような明きめくらの連中に「安保」を任せて莫大な血税を貢ぐ大韓民国の国民が実にかわいそうだと言わざるを得ない。



そうするよりは、かえって聴覚や嗅覚が発達した犬に「安保」を任せる方が十倍は増しである。



このような無知な軍部ごろの誤判と臆測、無理押し、負けん気によって予想外の事件が生じる場合、1000万以上の人口が密集しているソウルがどんな危険に露出するかを一度考えてみろ。



臆病者は、自分の影を見てもびっくりすると言われる。



今後、北の空から雷鳴が響いても、わが軍隊の砲撃と誤って判断してどんな愚かな負けん気を起こすか分からない連中である。



改めて一つ明白にしておくが、わが軍隊の引き金はすでに安全装置を外した状態にある。



すでに宣明したように、もし、いささかの挑発でも仕掛けてくる場合には、わが軍隊は即時の火の洗礼を加えるであろう。



最近になって、軍部ごろが口癖のように唱えているいわゆる対応原則である「即時、強力に、最後まで」という単語が、引き続きそのように負けん気を起こすなら「即死、強制死、最後」になりかねないということを銘記すべきであろう。



誤判、臆測、無理押し、負けん気は、挽回できない災難を自ら招くであろう。---





www.kcna.kp (チュチェ113.1.7.)











朝鮮中央通信

http://www.kcna.kp/jp/article/q/7eb5798dceffc7dd4bd48b6c3d62591b.kcmsf





朝鮮人民軍総参謀部が報道発表





平壌1月7日発朝鮮中央通信朝鮮人民軍総参謀部は7日、次のような報道を発表した。



朝鮮人民軍総参謀部の批准に従って、朝鮮人民軍第4軍団西南海岸防御部隊、区分隊は1月6日、砲撃模擬欺瞞(ぎまん)作戦を行ったのに続いて7日、康翎郡登岩里から延安郡までの区間に配置された海岸および島防御隊5個中隊、3個小隊力量の沿岸砲23門を動員して、88発の砲弾で海上軍事境界線と平行線上の東の4つの区域に対する海上実弾射撃訓練を行った。



海上実弾射撃区域は方向上、軍事境界線と無関係であり、敵対国にいかなる意図的な脅威も与えなかった。



西南海上での海上実弾射撃訓練は、わが軍隊の通常の訓練体系の中で計画に従って実施された。---





www.kcna.kp (チュチェ113.1.7.)











(KBS WORLD)

http://world.kbs.co.kr/service/news_view.htm?lang=j&Seq_Code=87123





韓半島





北軍事合意の効力は陸上のみに 北韓による連日の西海上での砲射撃を受け





Write: 2024-01-08 10:08:11 / Update: 2024-01-08 10:11:53







Photo : YONHAP News





北韓は、先週金曜日から3日連続で、韓半島西の海、西海(ソヘ)上で砲射撃を行い、韓国軍は、軍事境界線付近での敵対行為を禁止した南北軍事合意について、西海上の効力は無くなったという認識を示しました。



軍事的緊張の緩和を目的として韓国と北韓が2018年に結んだ南北軍事合意は、軍事境界線付近の地上、海上、空中での敵対行為を中止するという内容が盛り込まれていますが、去年11月に北韓が、この合意の破棄を宣言したなか、今回、海上での砲撃を続けていることから、韓国軍は、西海が実際に緩衝区域ではなくなったと判断しています。



韓国軍の合同参謀本部によりますと、北韓軍は、今月5日に、西海上にある韓国の延坪島ヨンピョンド)と白翎島(ペンニョンド)の北側で、200発以上の砲撃を行いました。



翌6日には約60発、7日にも90発以上の砲撃を行ったということです。



合同参謀本部は、北韓軍が3日間で発射した砲弾はほとんど、西海上の境界線として設定されたNLL=北方限界線の北側に落ちたと説明しています。



韓国軍の高官は、「北韓が軍事合意の全面破棄を宣言し、海上緩衝区域内で砲撃を行ったことから、西海は軍事合意で定められた敵対行為の禁止区域がなくなった」と述べました。



一方で、韓国軍の対応としては、北韓軍の砲弾がNLLの南側に入ったり、北側であってもNLLに非常に近い地点に着弾したりした場合にのみ、対抗射撃を行う方針を明らかにしました。



韓国軍は、北韓による5日の砲撃のあと、海上で射撃訓練を行い対抗しましたが、6日と7日には対応しませんでした。



北軍事合意の効力をめぐっては、昨年11月に北韓が軍事偵察衛星を打ち上げたあと、韓国政府が、軍事合意が敵対行為を禁じている陸・海・空の区域について、飛行禁止区域の効力を停止しています。



今回、韓国軍が西海も敵対行為の禁止区域ではなくなったという認識を示したことにより、禁止区域は軍事境界線の南と北側のそれぞれ5キロ区間の陸上だけになりました。









(投稿者より)



タイトルには「朝鮮」と「韓国」という書き方をしました。北が南を「大韓民国」と呼んでいるのに南が北を「北韓」と呼ぶのはフェアで無いように思えました。



東アジアで有事があるとすれば、それは台湾海峡で無く朝鮮半島だろう、という意見があります。米韓日の3国と露朝の2国がそれぞれ関係を強化して38度線で対峙しています。



欧州ではDS側のナチズム勢力がウクライナの政治を乗っ取って同国内のロシア系住民に対して迫害や虐殺を行ったので、ロシア側に同胞を守る必要が生じました。更に、これにはNATO側の勢力がウクライナに基地を作ってロシアの安全保障を脅かしたことから、ロシア側が先制的に自衛権を発動したという意味合いもありました。ロシア側の作戦はウクライナの民間人への被害を最小限に留めるように細心の注意を以て実施され、2年近くの年月を経てロシアの勝利で終結しつつあります。



一連の流れについてですが、DSが韓国と日本のリソースを使ってアジアにも戦線を作ろうという意図があるのかも知れません。つまり、米韓(+日)による度重なる合同軍事演習に対する相手側の反応という見方も出来ます。朝鮮側が一方的に悪いという見方は控え、事態を注意深く見守りたいです。