「福島原発で2回目の放水始まる、8月の水産物輸出が30%減小、露・日本の水産物輸入禁止へ」(RFI・Sputnik International・Sputnik日本)

福島原発で2回目の放水始まる、8月の水産物輸出が30%減小、露・日本の水産物輸入禁止へ,」(RFI・Sputnik International・Sputnik日本)







(Japon: début de la deuxième phase du rejet des eaux traitées de la centrale nucléaire de Fukushima)

https://www.rfi.fr/fr/asie-pacifique/20231005-japon-d%C3%A9but-de-la-deuxi%C3%A8me-phase-du-rejet-des-eaux-trait%C3%A9es-de-la-centrale-nucl%C3%A9aire-de-fukushima





日本:福島原発の2回目の処理水放出が始まる





日本は今日、2011年の地震津波により被災した福島原子力発電所の処理水の太平洋への2回目の放出を開始する。1回目は1ヵ月前に始まり、地域の国々に抗議活動と懸念を引き起こした。発電所の原子炉の冷却による水の貯蔵能力は限界に達した。





発表 2023年10月5日 08:21







福島原発(日本)と、運営会社・東電が太平洋に放出する水を貯蔵する多数のタンクを空撮。via REUTERS - KYODO





記者 RFI






2回目の処理水放流作業は17日間続く予定だと、RFI東京特約記者のフレデリック・シャルルは書いている。福島原発の敷地に建設された3つの除染プラントで処理と濾過を済ませた約7,800㎥の水が太平洋に放流される。今後2024年春までに3回の放出が計画されている。2週間余り続いた1回目でも7,800㎥の水が排出された。





量を減らす



発電所を運営する東電は、処理水を海に排出する作業を非常に少しずつ、そして、量を減らして行っている。発電所の敷地には100万㎥を超える処理水が1,000基を超えるタンクに保管されている。ところで、この水はトリチウム以外の放射性物質を除去するための処理を終えている。専門家たちによると、トリチウムは非常に高濃度の線量でのみ危険だ。排水作業は約40年間続く予定で、これは福島原発廃炉に必要な時間だ。





適合



この海への放出は、これが安全基準に適合していると考えたウィーンの国際原子力機関IAEA)により承認された。放射線による住民と環境への影響は無視できると同機関は考えている。世界中の他の原発も処理水を排出している。フランスのラ・アーグ再処理施設では、福島原発が20年掛けて放出したいと考えている量を20日間で流している。



放出の諸工程の開始は日本と中国の間に外交危機を引き起こし、中国は2023年8月末から日本産水産物の輸入を全て停止した。ロシアはウクライナでの戦争が始まってから、東京がモスクワに反対して取った制裁措置のために日本との関係も緊張しているが、同国も同様の措置を検討しているようだ。





(参考 AFP)





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(Japan's Seafood Exports Drop by 30% Amid Fukushima Water Discharge: Sputnik International)

https://sputnikglobe.com/20231005/japans-seafood-exports-drop-by-30-amid-fukushima-water-discharge-1113945686.html





福島で放水の最中に日本の水産物輸出が30%減少する





2023年10月5日08:36 GMT







© AP Photo / Pablo M. Diez/Pool





モスクワ(スプートニク)-日本の統計局が提供したデータによると、福島原発の放水開始を背景に日本の水産物輸出は8月に3分の1減少した。





統計局によると、8月の日本の水産物輸出量は7月に比べて30%減少し、前年比では4分の1減少し3万1100トンとなった。 輸出額も8月に27%、前年比25%減の1億1810万ドルとなった。



この下落は、カザフスタンポルトガル・チリ・スリランカ・メキシコを含む15ヵ国が8月に日本産水産物の輸入を停止したことを受けたものだ。これらの国々は7月に82万8000ドル相当の水産物を輸入したと報告されている。



別の24ヵ国も輸入を大幅に減らした。例えば、カナリア諸島は輸入量を11分の1に、サウジアラビアは9分の1に減らし、デンマークとイタリアは日本産水産物の輸入を5分の1に減らし始めた。 ロシアも輸入を16%減少させた。









ロシア

福島で放水の最中に露が検査を強化へ

9月23日 10:36 GMT






同時に、パナマプエルトリコドミニカ共和国が8月に日本からの輸入を開始し、インド・ニュージーランドイスラエルなどを含む多くの国が輸入を増やし始めた。



8月24日、日本は福島原発の処理済廃水を海水で希釈した後、太平洋に投棄し始めた。東京は、水からはトリチウムを除く全ての放射性核種が除去されており、トリチウムも許容される限界内に止まっていると述べた。国際原子力機関は、処理済廃水の放射線が人々と環境に与える影響は無視できると述べた。東京は10月5日、2回目の放水を開始し、これは17日間続く予定だ。





アジア 日本 福島 国際原子力機関 (IAEA) 福島第一原子力発電所











(Sputnik日本)

https://sputniknews.jp/20231016/16-17434983.html





ロシア、日本産魚介類の輸入に暫定制限措置 16日から





2023年10月16日, 15:27







© AP Photo / Jae C. Hong





ロシア連邦動植物衛生監督庁は16日、同日から日本産水産物に対する暫定的な輸入制限措置を発動すると発表した。福島第一原発から出る処理水の海洋放出を受け、中国が導入した禁輸措置に歩調を合わせた形となる。





「予防的措置として、2023年10月16日より日本産の魚介類に対する中国の一時的な制限措置に合流する」



露動植物衛生監督庁




制限措置は輸入水産物の安全が確認され、ロシアや旧ソ連諸国が加盟するユーラシア経済連合の要件を満たすまで続けられる。また、同庁の専門家も分析を行うとしている。



決定を受け、日本外務省はゲンナジー・オベチコ駐日臨時代理大使に対し、「極めて遺憾で撤回を強く求める」と申し入れた。また、安全性について科学的根拠に基づき、ロシア側に丁寧に説明してきたと主張した。



農林水産省によると、2022年のロシアへの水産物輸出は、日本の水産物輸出額全体の0.1パーセント。また、露全国漁業者組合によると、ロシアの水産物輸入に占める日本産の割合も1パーセント未満となっている。





【視点】日本と中国が消費者獲得競争に入る 福島原発の処理水放出は中国経済にどのように役立つのか?

8月31日, 22:22




福島第一原発の処理水海洋放出



東京電力は8月下旬から福島第一原発の処理水の海洋放出を開始した。今月5日には、2回目の放出に着手しており、タンク10基に入る約7800トンを17日間かけて放出する。



処理水放出後、ロシアは日本産水産物放射能検査を強化。今月10日には、露日の政府組織間による協議を実施し、水産物放射性物質の検査方法や、科学的根拠に基づいた安全性などについて日本側が説明していた。



露外務省のマリア・ザハロワ報道官はこれまでに、日本側は安全を主張しているものの、東京電力の隠蔽体質を考慮すると「言葉通りには信じられない」との見解を示していた。ロシア側は放出が実施される海域での各国による独自の放射線モニタリングの機会や、処理水のサンプルを提供するなど、積極的な情報開示を日本側に求めてきた。



一方、中国は処理水の放出に強く反発。開始以降、日本産の水産物の輸入を全面的に停止している。これにより日本から中国への輸出が大幅に減り、産地では影響が広がっている。





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ロシア 貿易 国内 露日関係 福島第一原発の処理水海洋放出









(投稿者より)



この問題では世界は日本政府を支持している。その方が自国で原発を運営するのに有利なためだ、そう見ていましたが、雲行きが変わるかも知れません。



ロシアの反応が単に中国に同調した政治的な動きか、それとも、科学的な裏付けが今後出てくるのか、注目されます。