柏崎刈羽原発、「最も深刻」評価が確定/茨城・東海第二原発の再稼働認めず 水戸地裁(Sputnik日本)

柏崎刈羽原発、「最も深刻」評価が確定/茨城・東海第二原発の再稼働認めず 水戸地裁(Sputnik日本)









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柏崎刈羽原発、「最も深刻」評価が確定







© CC BY-SA 3.0 / IAEA Imagebank / Kashiwazaki-Kariwa Nuclear Power Station





日本





2021年03月18日 19:45






東京電力柏崎刈羽原子力発電所新潟県)のセキュリティー上の問題について、日本の原子力規制委員会が示した「最も深刻」なレベルとの評価が確定した。日本のマスコミが報じた。





NHKによると、柏崎刈羽原発でテロなどを防ぐためのセキュリティー対策に不備があった問題で、東京電力は18日、4段階評価の中で「最も深刻」なレベルとする規制委の暫定評価に反論はないことを明らかにし、これにより、最も深刻なレベルとする評価が確定した。







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規制委は今後、東京電力に原因究明などのさらなる対応を求めていく方針だという。



規制委は16日、柏崎刈羽原発で昨年3月以降、テロ対策などとして外部からの不正侵入を検知する設備が故障していた可能性があることを発表した。



原子力規制委員会はことし1月、同原発で作業員が誤って侵入者を検知する設備を損傷させたと東京電力から報告を受け、現地で立ち入り検査を実施、その結果、損傷した検知設備とは別に複数の検知設備が昨年3月以降壊れていた可能性があり、代替措置が取られていなかったことが判明、最も深刻なレベルの暫定評価を示し、東京電力に評価への反論などの意見を求めていた。





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茨城・東海第二原発の再稼働認めず 水戸地裁







© 写真 : KEI





日本





2021年03月18日 20:16






茨城県東海村にある東海第二原子力発電所について、地震津波などへの安全対策に不備があるとして住民が運転差し止めを訴えていた裁判で、同県の水戸地方裁判所は18日、住民側の訴えを認め、事業者の日本原子力発電に再稼働を認めない判決を下した。日本のメディアが報じた。





東海第二原発について、茨城県や東京都などの住民224人は、巨大地震によって重大な事故を引き起こすおそれがあると指摘。再稼働をしないよう求める裁判が、2012年7月から8年以上続いていた。







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裁判では、地震発生時に想定される原発内の最大の揺れを示す「基準地震動」の設定や、事故発生時に備え自治体が策定する避難計画などを争点に、同原発危険性を指摘されてきた。これに対し日本原子力発電は、安全対策は新規制基準に適合しているとし、安全性は確保されていると主張していた



18日、水戸地方裁判所の前田英子裁判長は、基準地震動の設定などについては欠落があるとは認められないとしつつ、避難計画については「実現可能な避難計画や実行できる体制が整えられていると言うには程遠い状態」として、日本原子力発電に再稼働を認めない判決を言い渡した



東海第二原発は、1978年に運転を開始した首都圏で唯一の原発。2011年の東日本大震災以降、現在も運転を停止している。同原発の半径30キロ圏内には、日本国内の原発で最多の約94万人が暮らしている。





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