米国社会の分断解消は困難、トランプ氏は退陣後も社会に影響を与える=独外相/「現職の大統領から言論の自由が奪われた」 露下院議員議長、米国の出来事を批判(Sputnik日本)
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米国社会の分断解消は困難、トランプ氏は退陣後も社会に影響を与える=独外相
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国際
2021年01月19日 14:00L
ドイツのマース外相はビルト・アム・ゾンターク紙からのインタビューに応じた中で、トランプ大統領はホワイトハウスからは去っても、米国社会から去ることはないだろうと述べ、バイデン次期大統領は社会の分断の解消に取り組むことになるとの見解を示した。
マース外相は、米国内の二極化に終止符を打つことが、バイデン次期大統領にとっての最大の課題の一つであるとコメントした。ただし、トランプ大統領がホワイトハウスを去っても、社会に影響を与え続けることから、分断の解消は容易でないと述べた。
また外相は、トランプ氏は今後も、大統領選で勝利したのは自分であるとの作り話を続けるだろうともコメントした。外相はトランプ大統領が1月6日の議会乱入事件を「知的に扇動した」とし、民主主義のやり方を理解できず、それを受け入れなかったと指摘した。マース外相はさらに、米国との関係について次のように発言した。
過去4年間、我々は米国政府とより良い協力関係を築くため努力してきた。しかし、これは穏やかな表現で言えば、困難な道のりだった。だが、ほかに選択肢はなかった。
バイデン次期大統領の就任式は1月20日に行われる。
1月6日、現職のトランプ大統領の支持者らはトランプ氏の参加した集会の散会後、米議事堂に突入した。議事堂で行われていたジョー・バイデン氏の大統領選の勝利を確定する会議は侵入者らによって数時間にわたって中断された。上院の民主党の指導者らはトランプ氏の弾劾ないし憲法の大統領の無能に関する修正条項に基づいて解任するよう呼び掛けた。この事件で警官1人を含む5人が死亡している。
タグ ドナルド・トランプ, 米国
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「現職の大統領から言論の自由が奪われた」 露下院議員議長、米国の出来事を批判
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政治
2021年01月19日 22:15
ロシア議会下院のビャチェスラフ・ボロジン議長は、米国は全世界に民主主義の基準を教えているが、米国自らがすべてを抹消したと述べ、米国の政治舞台で現在起こっている出来事を批判した。
ボロジン議長は春の会期の開会式で「皆さん、何が起こったのかもう一度考えてください。その支持者である約7500万人の米国人が投票した現職の大統領から、言論の自由という基本的権利が奪われた」と述べた。
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ボロジン氏は、米大統領は有権者とのコミュニケーションへのアクセスを裁判所の決定ではなく大手SNSを介してブロックされたと指摘し、米国のSNSによる無法状態がロシアで繰り返されないことが重要だと警告した。
またボロジン氏は、ワシントンで発生した米連邦議会議事堂への襲撃に参加した人々を政治犯になぞらえ、「至る所で無許可の政治集会の参加者たちは自由と民主主義を求めるワシントンの闘士と呼ばれた。(しかし)同じことが米国で起こったとき、彼らはこれらの人々を15~20年の服役になる可能性がある国内のテロリストと呼んだ」と述べた。
ボロジン氏はまた、米国の選挙制度を批判し、米国には国際的な選挙監視員の効果的かつ統一された制度が欠けていると指摘し、「郵便投票はまるで論外だ。有権者への投票用紙の郵送は管理できるものではなく、誰が、いつ、これらの投票用紙で投票したかを確認するのは不可能だ」と述べた。
タグ ロシア, 米国, ドナルド・トランプ