ナバロ氏が、トランプ氏は「合法的に選出され」、2回目の弾劾は「暴力」行為だったと主張する (Sputnik International)

ナバロ氏が、トランプ氏は「合法的に選出され」、2回目の弾劾は「暴力」行為だったと主張する (Sputnik International)









(Navarro Claims Trump Was 'Legally Elected' and Second Impeachment Was an Act of 'Violence': Sputnik International)

https://sputniknews.com/us/202101141081770104-navarro-claims-trump-was-legally-elected-and-second-impeachment-was-an-act-of-violence/





ナバロ氏が、トランプ氏は「合法的に選出され」、2度目の弾劾は「暴力」行為だったと主張する









© REUTERS / CARLOS BARRIA





米国





2021年1月14日 21:03 GMT





記者 ジェイソン・ダン






現職大統領のドナルド・トランプ氏は2020年11月の選挙を受け、対抗者の勝利は不正であると主張し、そのため、彼の熱心な支持者たちはその根拠のない主張を繰り返し、来たる1月20日のバイデン氏の大統領政権への移行の拒否している。







木曜日、ドナルド・トランプ氏が任命した最高貿易顧問の1人ピーター・ナバロ氏はフォックス・ビジネス・ネットワークに自身の立場を繰り返し述べ、退任間近の米国大統領は「合法的に」選出されたとの主張を続けている。



また、ナバロ氏はフォックスのマリア・バーティロモ氏との話で、再選挙が行われた場合には必ずトランプ氏の勝利が明らかになると主張した。





民主党は大統領を攻撃することによりこの国に暴力を振るった。彼は11月3日に合法的に選出されたと私は信じている」と、ナバロ氏は力説した。「今日選挙が行われた場合、彼は再び選出されるだろう。そして彼が2024年に出馬した場合、彼はその時選出されるだろう。民主党はそれを恐れているのだと私は思う。」






ピーター・ナバロ氏:「民主党は大統領を攻撃することによりこの国に暴力を振るった。彼は11月3日に合法的に選出されたと私は信じている。」「そこにいる7400万人のアメリカ人」は彼と同じように「腹を立てている」。



マリア・バーティロモ:「今回の選挙で不正があったことは分かっています。」 pic.twitter.com/NFqdKQTjFK

— Eric Kleefeld(@EricKleefeld)2021年1月14日




ナバロ氏は、いわゆる「言論の自由への攻撃」についての質問に答えて―5人の死亡者を出した国会議事堂襲撃事件の結果、トランプ大統領がユーザー規約に違反したとして、ツイッターフェースブックを含むソーシャル・メディア・プラットフォームから削除されたことに言及し―それが「昔からある寡占企業の共謀」であり、「古い革袋に入った新しいワインのようなものだ」と示唆した。



トランプ氏に任命された彼は、従来のソーシャル・メディア・プラットフォームに代わる制限のないメディアとの立場を打ち出した、規制のない保守的なソーシャル・メディアサイトのパーラーに対して、グーグル・アップル・アマゾンが削除を行ったことを受け、これらのハイテク大手企業に怒りを示した。





「パーラーが小さな企業だからと、アマゾンがそのクラウドを奪い酷たらしく殺しに掛かると、パーラーはもはや自社のデータにアクセス出来なくなり、アマゾンは事実上その会社を潰した」と、ナバロ氏は述べた。「彼らは自分がやったことに対する損害のために大変な裁判を抱えていると思う。」




水曜日に下院で行われたトランプ氏に対する2度目の弾劾投票では10人の共和党代議士がこの民主党の動きを支持したが、ナバロ氏はこの投票を「茶番」と評した。





「そして、私は人生の中でこの時ほど腹が立ったことはない」と彼は明言した。




ナバロ氏は、「トランプ大統領に投票した7400万人のアメリカ人が全く同じように感じている」と警告し、下院の弾劾決議を上院に送ることを断念するよう議員たちに求めた。



木曜日、2017年からトランプ氏の任命により同大統領の貿易顧問を務めてきたエコノミスト・ナバロ氏は、2020年11月の選挙では激戦州において民主党ジョー・バイデン候補が勝利を収めたが、そこでは大規模な不正投票が行われたと、直接的な証拠を示さずに主張した。



ナバロ氏は「はい、トランプ大統領が勝ちました」という題名の論評で、ペンシルベニア州におけるほぼ100万票の「違法投票の可能性」を含む、不正の疑いのある票が存在することを主張した。同州はバイデン氏が獲得したが、ナバロ氏の話では票差は10万票にも満たなかった。



ナバロ・レポート第3巻は、2020年の選挙における違法な可能性のある投票数についての学術的な検証を提供する。これは学術的な論考という性質を持つので、その所見に異議を唱えたい人は歓迎する。https://t.co/WEDzhth4qo

— ピーター・ナバロ(@RealPNavarro)2021年1月14日




この大統領顧問の最新の主張は、トランプ氏が国会議事堂の暴動を扇動して死者をもたらしたという非難を受けて、下院が彼の上司に対して2度目の弾劾を決議した翌日に行われた。退任間近のトランプ米大統領は、今回の選挙は盗まれた選挙だとの主張を続けており、この認定を止めるために暴動を扇動したとされているが、この企ては失敗している。



トランプが上院で有罪と認められた場合、彼はこれにより将来大統領に立候補するいかなる試みからも締め出されるだろう。



退任間近の大統領とその支持者たちは、バイデン氏の選挙本部が主要な諸州において死亡した有権者から票を受け取ったとされる多くの主張と、当初のトランプ氏の優勢が郵送票によって民主党候補者の得票多数へと覆された経過を引き合いに出し、今回の選挙は盗まれたものだとの不満を述べ続けている。



これらの挑戦は州や連邦の裁判所で一貫して拒否されたが、1月6日、トランプ支持者の集団が国会議事堂を襲撃し、5人を殺害するとともに、選挙人団が行った投票の確認作業を止めてジョー・バイデン氏が米国大統領になると宣言するのを阻止しようと企て、広範な被害と破壊をもたらした。





タグ 選挙, ジョー・バイデン, ドナルド・トランプ







―参考― [いずれも英文]