「最高のものがこれから来る」:トランプ氏が2020年末の挨拶を行い、COVID-19ワクチンの取り組みを讃える(Sputnik International)

「最高のものがこれから来る」:トランプ氏が2020年末の挨拶を行い、COVID-19ワクチンの取り組みを讃える(Sputnik International)









('Best is Yet to Come': Trump Delivers End of 2020 Speech Praising COVID-19 Vaccine Effort)

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「最高のものはこれから来る」:トランプ氏が2020年末の挨拶を行い、COVID-19ワクチンの取り組みを讃える







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米国





2020年12月31日 23:37GMT





記者 モーガン・アーチュキーナ






先日、ドナルド・トランプ米大統領は最近のCOVID-19救済法案において、何ヶ月にもわたる妥協がもたらした額よりも高額の家族向け直接給付を要求することにより、民主党を出し抜いた。しかし、彼自身の党・共和党の指導部が提案の採決を阻止したため、法案は現在上院で行き詰まっている。





2020年が終わりに近づき辞任予定日まで1ヵ月を切ったが、トランプ氏はCOVID-19ワクチンの開発を推進している政権と米国経済の状況を褒めちぎった。



トランプ氏は木曜日、国防総省の年次資金調達法案[国防授権法のことです]と新しいCOVID-19救済法案の条項をめぐる議会との政治的対決の最中に、ワシントンDCに戻ったとロイターは報じた。そのため、彼はホワイトハウスから今年の最後の国民向け演説を行い、彼はそこで政権のCOVID-19パンデミック対応のことで批評家たちを攻撃した。











ワクチンの配布開始



トランプ氏はホワイトハウスツイッターアカウントに投稿された動画で、「今年の大きな挑戦に直面して、アメリカ人は信じられないほどの気概、力強さ、粘り強さ、決意を示し、私たちは今まで誰も出来ると考えなかったような真の歴史的勝利を皆で達成した」と述べた。





彼は、3月にパンデミックが始まったことにより第2次世界大戦以来最大の動員が掛かり、人工呼吸器やフェイスマスクなどの医療機器を製造するために工場の用途が転換されたり、致命症となる可能性のある呼吸器疾患の症状を緩和する治療法や処置法が速やかに生み出されたと述べた。これが「何百万ものアメリカ人の命を救った」と、彼は述べた。




「年末までにワクチンを届けることは不可能だと、私たちは何度も言われた」とトランプ氏は述べた。「専門家は皆、『全く考えられないことで、トランプは誇張しており、それは起こり得ない』と言った。でも、私たちは年末のずっと前にそれをやった。それには医学的奇跡が必要だと彼らは言ったが、これは正にその医学的奇跡だ。今から数年後、彼らはこのことについて話すだろう。彼らは、私たちがワクチンで行ったこの素晴らしい、素晴らしいことについて話すだろう。」





彼は、全てのアメリカ人が2021年の初めまでにワクチンを取得できるようにし、その後、米国は「パンデミックを完全に終わらせる」ためにワクチンを他国に出荷すると約束した。




その後、大統領の注目は経済に移った。経済は、4年間を通した政権の成功という彼の主張の土台であり続けた。





景気回復



パンデミックの前に、私たちは世界史上で最も素晴らしい経済を築いた。今、私たちは改めてそれをやっている。皆さんがそれについて考えるならば、私たちは実際には「パンデミック前」と「パンデミック後」という2つの素晴らしい経済を築いた」と、トランプ氏は述べた。



彼は、政権がパンデミックが始まった後に家族、企業、ウォール街への支援を含めた3兆ドルの経済救済策を通過させたことに言及し、また、中小企業救済プログラムだけで「5100万人を超えるアメリカ人の仕事を救い、あるいは、支援した」と述べた。





「私たちは今、世界史上最高値の株式市場を持っていることを含め、これまで誰も見たことのないことを数々と行っている。私は学生ローンの支払いを凍結し、立ち退きを止め、所得税の支払いを中止した。私たちは失業率を14.7%から6.7%にまで大きく下げた。多くの人は14.7%が32%、40%、45%になると考えたが、今では6.7%に下がり、更に大きく下がろうとしている」と、トランプ氏は述べた。




また、彼は2020年第3四半期の国内総生産が33.4%増加したことに言及し、米国は欧州諸国よりも遥かに早く2020年初頭のほぼ完全な活動停止から回復し、また、「低下はさらに小さく、上昇は他に抜きん出て素早く上手に行うことでは、誰も私たちと競争できない」と主張した。



また、トランプ氏は、製造業の雇用を米国に戻すことや、米墨国境に沿った壁の建設開始を含めた主要な米国への移民規制、薬価の引き下げ、「中東における歴史的な和平協定の署名」を含めた、政権が達成した他のいくつかの目標について手短に言及した。





「それは全て中東で終わっている」とトランプ氏は語った。「私たちはそれが続くことを期待しなければならない。自分が何をしているのかを知っていれば、これはとても簡単なことだ。」




「この喜びの季節に、アメリカ人には感謝すべきことが沢山ある。私たちは皆、地表に存在するこれまでで最も素晴らしい国に住むという祝福を受けており、私たちはこれまで以上に国を更に素晴らしくして来た。私たちが今後も国に忠実であり、市民に献身し、全能の神に忠実である限り、最高のものがこれから来ることを私たちは知っている。皆さんに神の祝福あれ、アメリカに神の祝福あれ」と、彼は語った。





米国の現況



トランプ氏の挨拶は、パンデミックが米国でこれ迄で最悪の段階に入ったときに行われている。米疾病予防管理センターのデータニューヨーク・タイムズ紙が集めた数字によると、少なくとも344,200人のアメリカ人が新型コロナウイルスで死亡し、水曜日だけでも3,700人を上回る人が死亡した―これはパンデミックの現在までで最悪の日だ。水曜日には米国で23万件を上回るの新たな症例が記録され、1日当たりの新しい症例の7日間平均は1日あたり180,671件だ―これは今月初めの1日当たりの平均23万件から減少している。





米国の株価指数は年末に記録を打ち立て、GDP成長率は上昇を始めたが、2020年全体の経済予測は特に悲惨だ。米国商務省によると、米国のGDPは2020年全体で3.5%縮小すると予想されている。多くの都市で新たな封鎖が始まる前の12月初めからの最新の米国労働省のデータによると、1070万人の米国人労働力が失業中で、労働力に含まれないが仕事を望んでいる人は更に710万人いる。






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(投稿者より)



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