台湾の国交国との連盟結成で中国に対抗 ツバルが働き掛けへ(フォーカス台湾)

台湾の国交国との連盟結成で中国に対抗 ツバルが働き掛けへ(フォーカス台湾)









http://japan.cna.com.tw/news/apol/201911220002.aspx







台湾の国交国との連盟結成で中国に対抗 ツバルが働き掛けへ






【政治】 2019/11/22 12:40







蔡総統(手前右)と面会するツバルのコフェ外相=11月20日台北





台北中央社中華民国(台湾)と外交関係を結ぶ南太平洋・ツバルのサイモン・コフェ外相が、太平洋にある台湾の国交樹立国に働き掛けて連盟を結成し、共同で中国に対抗する考えを示した。21日に報道陣の取材に応じて語った。



コフェ氏は16~21日の日程で訪台し、蔡英文総統や呉ショウ燮外交部長(外相)らと面会した。太平洋のソロモン諸島キリバスが9月に相次いで台湾と断交し、中国と国交を樹立したことを受け、台湾との外交関係を維持する太平洋4カ国の動向に注目が集まっている。ツバルでは9月にカウセア・ナタノ新政権が発足した。(ショウ=刊の干を金に)



台湾とツバルは1979年に国交を樹立。コフェ氏は、「友好は信頼の上で成り立つ」という理念に基づき、中国と距離を保ってきたツバルの姿勢を改めて示し、新政権発足後も台湾に対する立場は変わらないと強調。ナタノ新首相が来年1月の台湾の総統選以降に訪台する予定であることも明らかにした。4月ごろになる見通しだという。



コフェ氏はまた、太平洋地域での影響力を増す中国に対抗するため、台湾と国交があるパラオマーシャル諸島ナウルに働き掛けて連盟を結成することを提案。中国の債務のわなにはまる国が増えることへの警戒感をあらわにし、連盟は台湾を助けるだけでなく、近隣諸国が中国に抵抗するのにも役立つと指摘。その上で、米国や日本が台湾を支持し、中国をけん制する戦略を打ち出すことも必要だとの認識を示し、「共に協力し合えば大きな力を発揮できる」と述べた。





(侯姿瑩/編集:塚越西穂)