2016年、日本の『アベノミクス』は僅かな成長を得ただけだった(DW English):阿修羅♪

2016年、日本の『アベノミクス』は僅かな成長を得ただけだった(DW English):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/17/hasan119/msg/212.html









(Japan's 'Abenomics' reap only meager growth in 2016: DW English)

http://www.dw.com/en/japans-abenomics-reap-only-meager-growth-in-2016/a-37524680





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2016年、日本の『アベノミクス』は僅かな成長を得ただけだった





昨年、日本は輸出と設備投資の増加にも係わらず経済の拡大が減速した。弱い消費支出が成長の妨げとなったことが分かり、日本政府がデフレとの戦いに行き詰まっていることについて改めて懸念を引き起こしている。











日本の内閣府によれば、日本の国内総生産(GDP)は2016年、4四半期連続の成長を経て−2013年以来最も長期間の経済拡大だ−1%拡大した。それでも、月曜日に日本政府が公表したこの年間の数値は2015年の記録である1.2%よりも低い。



この拡大は主として政府の支出措置と円安が引き起こしたものだが、日本の消費者の財布の紐は堅く締まったままだ。



メリルリンチ日本証券チーフエコノミストのイズミ・デバリエ氏は、2016年のGDP成長は明らかに「輸出主導型」だったと語った。



個人消費が依然かなり弱いので、個人消費を活性化しない限り経済成長がここから非常に力強く加速するのを見るのは難しい」と、同氏はAFP通信に語った。



世界第3の経済大国は主に20年の弱い成長や、デフレとしても知られている物価の下落に苦しんでいる。この事象は消費者が物価の更なる低下を期待して支出を控えるときに生じるもので、投資減少の下方スパイラル・失業の増加・経済成長の減退を引き起こす。





アベノミクス』に重点を





安倍晋三・日本首相は大規模な通貨緩和・政府支出の増大・官僚の権限抑制といった政策の融合により、デフレとの戦いに勝利しようとしている。



この結果として円安が発生し、輸出業者がより安い価格で世界の諸市場に製品を出すことを助けた。過去3ヵ月で円はドルに対して約10%値を下げ、2016年第4四半期における日本の海外出荷額を2.6%増加させた。



また、前四半期に減少した設備投資が反転して0.9%の増加となったことから、いまや企業が自信を深めている様子が伺える。



そのため、日本経済は2017年を通して拡大を加速させるとアナリストたちは予想している。それでも、キャピタル・エコノミクスのマルセル・チリアント氏は、円安が更に進むと消費支出がより一層鈍る懼れがあると警告する。



「円安は年末までに130円に向けて更に進むと私たちは予想しているが、この結果として輸入品の価格が高騰し家計の購買力を蝕むだろう」と、彼は投資家向けのメモで述べた。



ドナルド・トランプ米新大統領の保護主義的発言のために日本経済の見通しは翳りを見せている。彼はドイツなど他の数々の国と同様に日本にも、米国に対する競争優位性を得るために通貨を故意に引き下げていると非難した。



それでも、週末に安倍氏がワシントンを訪問した間、トランプ氏はそれまでの厳しい対日批判を行わなかった。





ドナルド・トランプ氏はワシントンで安倍晋三氏に会う[英語動画]









uhe/jd (dpa, AFP)





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ドナルド・トランプ氏はワシントンで安倍晋三氏に会う







発表 2017年2月13日

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