「南シナ海から中国艦船が撤退する」(Pars Today):阿修羅♪

南シナ海から中国艦船が撤退する」(Pars Today):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/16/asia21/msg/437.html











http://parstoday.com/ja/news/world-i19585





中国の艦船の南シナ海からの撤退











フィリピンのアベリヤ大統領報道官が、中国の艦船が南シナ海を去ったことを明らかにしました。





ガッファーリー解説員





中国の艦船が南シナ海を去ったことは、先週の中国における、中国とフィリピンの首脳会談の成果だと見ることができるでしょう。中国は、フィリピンのドゥテルテ大統領が中国を訪問するまで、南シナ海の中国艦船に対するフィリピン側の警告を無視していました。中国はまた、南シナ海の領有権を巡り、フィリピンに有利な判決を下した常設裁判所の裁判の結果にも注目していませんでした。



しかし、一連の情勢変化により、中国は再び、フィリピンに対して温和な政策を取り、南シナ海に関する問題の解決を目指し、外交的な可能性を利用しようとしています。実際、中国は、ここ数ヶ月、アメリカのアジアにおける軍事政策に対するフィリピン大統領の行動を観察した上で、自分たちの行動をそれに合わせようとしています。アメリカの安全保障面での圧力は、アジアのどの国の利益にもなりません。それどころか、アジアの安全保障環境を変えることになるでしょう。ここ数年、中国は、全てのアジア諸国、特にアメリカと軍事関係を有する国々に対し、アジアに生じた問題は、二国間で、アメリカの干渉を受けずに解決するよう警告してきました。



アメリカは、領土問題に注目し、アジア諸国の人道問題を理由にした干渉政策により、中国に対抗する戦略を取るでしょう。中国によれば、韓国や日本がアメリカに同調していることが、アジアの安定と安全を崩す要因になっています。



中国は、アジアの全ての国との協力に向け、適切な雰囲気を作ろうと努める中で、より負担の少ない方法を選んでいます。中国によれば、ドゥテルテ大統領の抑制のきかない行動やアメリカの政治家に対する攻撃は、思慮に欠けた一瞬の行動と見ることもできますが、中国が伝えようとしているのは、アメリカはアジアだけでなく、世界全体に軍事的な支配を広げようとしている、ということです。



中国艦船の南シナ海からの撤退は、中国とフィリピンの関係の新たな幕開けと見ることもできますが、中国は30年以上も前から国際システムに加わっており、経済分野では、欧米諸国が世界の財政危機の解決における中国の影響力を認めているほどです。



中国は、1997年7月、東南アジアを財政危機から救うことができました。また、中国は、世界はもはや、アメリカの支配を受け入れることはできないと警告しました。この問題に注目すると、フィリピンもまた、南シナ海での自国の利益を守るため、より複雑な方法を用いようとしているようです。





2016年10月30日18時05分















http://parstoday.com/ja/news/world-i19606





中国の艦船が南シナ海を撤退











フィリピンのアベリヤ大統領報道官が、南シナ海から中国の艦船が姿を消したことを明らかにしました。





イルナー通信によりますと、アベリヤ報道官は、29日土曜、「中国の艦船は、フィリピンのドゥテルテ大統領の中国訪問から1週間もたたないうちに、南シナ海のスカボロー周辺から去った」と発表しました。



この報告によりますと、中国の艦船は2012年以来、南シナ海の周辺でフィリピンの漁船への妨害などを続けていたということです。



フィリピンが、南シナ海の領土問題を巡り、常設裁判所に提訴し、同裁判所はフィリピンに有利な判決を下していましたが、中国はこの判決を無視し、南シナ海での軍事駐留を続けていました。



先週のドゥテルテ大統領の中国訪問、中国国家主席との会談は、両国の関係に好ましい雰囲気を作り出し、中国艦船の南シナ海からの撤退に関する合意につながりました。





2016年10月30日19時09分













(投稿者より)



この件については別の情報があります。下記をご覧下さい。
スカボロー礁から中国公船撤収」は誤り、だが漁民への妨害はない―比国防相(阿修羅♪)

http://www.asyura2.com/16/asia21/msg/441.html



(2016.11.1 追記)