「プーチン大統領の2015年連邦教書演説」(Suptnik日本・ロシアNOW):阿修羅♪

プーチン大統領の2015年連邦教書演説」(Suptnik日本・ロシアNOW):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/15/kokusai11/msg/887.html











(Suptnik日本)

http://jp.sputniknews.com/russia/20151203/1260687.html





プーチン大統領、連邦教書演説中







© Sputnik/ Michael Klimentyev





ロシア





2015年12月03日 18:00(アップデート 2015年12月03日 23:59)






プーチン大統領は毎年恒例の連邦教書演説を行っている。今回で12回目。





2日、ロシア議会下院(国家会議)のナルィシキン議長によれば、プーチン大統領の連邦教書の主要テーマはおそらく、「まず国際テロリズムとの闘いに関係した国外からの挑戦に絡んだものであり、国内の課題の解決に関しては経済成長のてこ入れ、企業支援、市民の権利、自由の擁護、ロシア国民の権利意識の向上、国民の社会保障」となる。



昨年、プーチン大統領は2014年12月4日に連邦教書演説を行っている。





ニュースメッセージ





18:02 プーチン大統領の連邦教書演説が始まった



プーチン大統領が連邦教書演説を開始。



最初はロシア人軍人らに対し、対テロ闘争への謝意を表した。





18:12 プーチン大統領:一つの国の尽力だけでテロに打ち勝つことは不可能だ



プーチン大統領は、ロシア連邦は特に90年代、国際テロリズムをまざまざと体験してきたと指摘。ロシア領内でテロの流血の惨事は幾度も繰り返されてきた。「この悪は未だにその存在を見せ付けている。一つの国の尽力だけでテロに打ち勝つことは不可能だ。」





18:15 「シリアでのロシア軍は何よりもまずロシアのために戦っている。」プーチン大統領は作戦の合法性を指摘し、こう語った。



「シリアでのロシア軍は何よりもまずロシアのために戦っている。」、プーチン大統領は作戦の合法性を指摘し、こう語った。



プーチン大統領は、ロシア連邦は特に90年代、国際テロリズムをまざまざと体験してきたと指摘。ロシア領内でテロの流血の惨事は幾度も繰り返されてきた。「この悪は未だにその存在を見せ付けている。一つの国の尽力だけでテロに打ち勝つことは不可能だ。」



「我々にとっての特別な危険は、シリアに集中している戦士らから来ている。その中にはロシアやCIS諸国出身者も少なくない。彼らは資金や武器を受け、力をたくわえており、もし強化され、かの地で勝利をおさめれば、恐怖や憎悪をばらまき、爆破し、殺害し、苦しめるために、必ずや我々のところにも来るであろう」とプーチン大統領



「我々は彼らを追跡し、我々から遠い場所で殲滅せねばならない。だからこそ、合法的な、正当なシリア政府の公式の要請を根拠に、軍事作戦を決定したのだ」とプーチン大統領







© Sputnik/ Ramil Sitdikov





18:18 「統一した反テロ戦線が不可欠。」プーチン大統領は指摘した。



「要求されるのは具体的行動だ。テロリストとは一切コンタクトをとってはならない。」

プーチン大統領は、現在のテロの拡大とナチズムの拡大の間の類似点は、両方が最悪の流血の世界大戦を生んだことだと指摘した。





18:24 プーチン大統領は経済について触れ、状況は複雑であるものの、危機的ではないと指摘。



国内の経済状況は複雑ではあるものの、これは危機的ではない。インフレ引き下げに成功している。最新技術の発展分野で作業が行なわれている。我々はグローバルなリーダーの位置を必ずや占めねばならない。



国内のビジネス環境の改善は欠かせない。ビジネスを行なう条件の改善作業は続行されねばならない。 プーチン大統領は企業活動の自由の重要性を指摘した。





18:27 プーチン大統領:トルコ政府はロシア人を殺しておいてトマトでお茶を濁すことなどできない



プーチン大統領はロシアはSu-24撃墜につき、追加的な措置をもってトルコに返報する。



「刹那的な需要を見込んだ神経質でヒステリックなリアクションを我々に期待するには及ばない。しかし、これまで度々、トルコ政府が何をしたかを指摘してきた。我々は、そのために何をなすべきかを知っている。ロシアは武器をがちゃつかせることはない、しかしトルコ政府はロシア人を殺しておいてトマトでお茶を濁すことなどできない」と大統領は強調する。



「ロシアはトルコと地域安保に関する極めつけに繊細な問題でさえ協力する用意があった。なぜ彼らがこのようなことをしたのか、私にはわからぬ。あらゆる問題、また目立たぬ反目も、別の方法で解決できたのだ」とプーチン大統領





18:37 我々は兵器の音を立てようとはしていない。



今の状況から我々が神経質なヒステリックな反応をするだろうと思われている。





18:40 国外市場へ出ること、ロシアの製品を拡大すること。



これがロシア経済の目的とならねばならない。グローバル市場では環境にクリーンな製品への需要が高まっている。そうしたものはロシアに存在する。



農業複合体分野でロシアはブレークスルーを果たした。2020年までにロシアは食糧の完全な自給自足を確立する。





18:48 プーチン大統領上海協力機構、ユーラシア経済連合、ASEANと経済パートナーシップの創設に関する懇談を開始するよう」



プーチン大統領はユーラシア経済連合、上海協力機構東南アジア諸国連合ASEAN)諸国の間で大規模な経済協力機構を創設することを検討することに前向きな姿勢を示した 「ユーラシア経済連合の仲間たちとともに上海協力機構およびASEANとの協議を開始するよう訴える。



また、上海協力機構に加盟しようとしている国々と、あり得べき経済パートナーシップの形成を話し合うよう訴える」とプーチン大統領。あわせてプーチン大統領は、これら諸国の経済力を合算すれば購買力平価で世界経済の3分の1になんなんとする、と述べた。



大統領によれば、ロシアにとってこのような協力はアジア太平洋地域における食料品、エネルギー資源その他の商品やサービスの供給拡大にとっての根本的に新たな可能性の創出という側面がある。





18:52



プーチン大統領はロシアではすでに3年連続で人口の自然増加が見られると指摘し、現在の新生児の半数が第二子、第三子だと語った。これを背景に大統領は、母親資本プログラムをさらに2年延長するよう提案した。



寿命も平均で5年延びた。これは健康保健分野の主たる達成だとプーチン大統領





19:02 プーチン大統領はスピーチを終了した



ロシアは急速な変化を遂げつつあるグローバル世界の一部だ。我々は全体の福祉のため、ロシアのため切磋琢磨する覚悟だ。







タグ ウラジーミル・プーチン, ロシア







−参考−



「シリアでのロシア軍は何よりもまずロシアのために戦っている」プーチン大統領



プーチン大統領:トルコ政府はロシア人を殺しておいてトマトでお茶を濁すことなどできない













(ロシアNOW)

http://jp.rbth.com/politics/2015/12/04/547599





プーチンの年次教書演説





2015年12月4日 エカチェリーナ・シネリシチコワ





ウラジーミル・プーチン大統領は3日、ロシア連邦議会で恒例の年次教書演説を行った。ロシアNOWが取材した専門家は、演説について、十分にリベラルだが、斬新なアイデアのないものだったと評価した。





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「テロとの犯罪流血ビジネスは一切許すまじ」連邦議会向け一般教書演説の要旨)



年次教書演説



露土関係についての専門家の見方





タグ プーチン






EPA撮影





シリアでの軍事行動、パリの同時多発テロ、ロシアのエアバスA321型旅客機(9268便)へのテロ、トルコによるシリア上空でのSu-24撃墜事件を背景に、プーチン大統領は年次教書演説で国際安全保障について集中的に発言すると考えられていた。



多くの点で、予想通りであった。プーチン大統領はトルコの行為について触れながら、「このテロ幇助」を忘れないことを約束し、トルコ政府が「行為についてこれからも幾度となく後悔することになる」と述べた。



これ以外の好戦的な発言はなく、内政の課題についてはほぼリベラルな内容だった。ただ、それを「斬新」または「衝撃的」と言うことはできない。





トマトにとどまらない





「『措置はトマトにとどまらない』(プーチン大統領は、最近発動したトルコ産果物および野菜のロシアへの輸入禁止措置について言及している)という発言は、演説のキーワード」と、国家戦略研究所のミハイル・レミゾフ所長は考える。



これはロシア政府が最大限に踏み込んだ対応を行う意向で、トルコに対して無期限の措置を適用するという意味ではないか、とレミゾフ所長。プーチン大統領の以前の考えが今日、厳しくアレンジされたという。



トルコ政府への非難を除き、残りの内政に関する発言は攻撃的ではなかった。「テロとの闘いで、欧米の大国を筆頭に、幅色い連携を目指すという声明があった。また全体を通して、ロシアがグローバル市場との協力、参入に向けて努力するという宣言が複数あった」と、政治学者で、ロシア経済・国家行政アカデミー社会科学校の准教授であるエカチェリーナ・シュルマン氏は、大統領の語調が現状において十分に融和的であると評価しながら、述べた。



外交政策に関しては、反欧米的なほのめかしもなかったと、国際政治鑑定研究所のエヴゲニー・ミンチェンコ所長は話す。すべての「批判の矛先」はテロリストとトルコに向いていたという。





チャンスの国





プーチン大統領は演説の内政および経済の部分を、国民の異なるグループに宛てていたが、内容は前向きであった。



「大切な点は、プーチン大統領が、ロシアをチャンスの国であるとし、あらゆる分野で自由に働くことができる、政府は障害をつくらない、と述べたこと」と、クレムリンに近い政治学者で「政治・経済情報会社」の最高経営責任者であるドミトリー・オルロフ氏は述べた。



汚職の提案、特に予算支出を一層透明化するために、予算に関連する口座を連邦出納局に移す提案も行った。



プーチン大統領はまた、簡単に計算できる明確な輸入代替の効率基準、すなわちハイテク非資源品の輸出の割合を導入することについても話した。「大統領は従来から、課題に非凡に対応する能力を示している」とオルロフ氏。



ただ、レミゾフ所長は、演説にはいかなる斬新な経済思想もなかったと考える。非常に美しく整った対策で、支持に値するものの、経済を再び成長させるような対策ではなかったという。



その結果、演説の国内の部分は、現状において可能な限りリベラルなものになったと、シュルマン氏は述べている。「監督機関からの事業に対する圧力の低減やハイテク輸出の新興についてのすべての話は、監督機関の全権を強化し、新たな政府構造を創設し、さらに他のどこかに予算の資金を配分する提案で終わったが」とシュルマン氏。