日本、米軍基地作業中止について沖縄県知事の命令を覆す(BBC):阿修羅♪

日本、米軍基地作業中止について沖縄県知事の命令を覆す(BBC):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/15/warb15/msg/392.html









(Japan overrules Okinawa governor on US base work stoppage: BBC)

http://www.bbc.com/news/world-asia-32111862





日本、米軍基地作業中止について沖縄県知事の命令を覆す





30 March 2015





アジア






地元住民がキャンプ・シュワブ米軍基地で建設計画をめぐる抗議行動を行っている





日本の水産相は新米軍基地についての作業を中断せよとの沖縄県知事の命令を覆し、対立が激化しつつある。



先週、翁長雄志知事は野生動物の調査の結果が出るまでの間、沖縄北部の用地での作業を中止するよう命令した。



しかし、中央政府はこの論争となっている事業を強く支持しており、準備作業の続行を命令した。



日本最南端にある沖縄県は、約26,000人の米軍部隊といくつかの基地の拠点だ。



この騒動は、大きく遅れている普天間飛行場の移転計画をめぐって展開している。同飛行場は沖縄中部の人口が非常に密集した地区に位置している。



住民たちは基地の閉鎖を強く望んでおり、日本政府は人里離れた沖縄本島北部のキャンプ・シュワブと呼ばれている米軍基地の沖合を埋め立て、この基地を移転させることを提案している。





現在の普天間飛行場は沖縄の人口が非常に密集した都市部に位置している





しかし、多くの地元住民はこの区域の沖合の環境の豊かさを強調して、これを拒否している。反対派は沖縄の外への基地の全面移転を強く望んでおり、日本における米軍の存在について沖縄は公平な負担をかなり上回る負担を抱えていると主張している。



また、多くの住民は米軍基地を事故や犯罪と結びつけて考えており、1995年に米軍兵士が12歳の少女を強姦した事件はこの問題についての地元の態度を硬化させた。



2014年11月、翁長氏は反基地政策を掲げて沖縄県知事選挙に勝利した。



しかし、日米両国政府は長年膠着状態にあったこの移転を前に進めるよう強く後押ししている。現地の準備作業は2014年8月に始まった。



翁長氏は去年、地元の防衛省当局者に海底調査作業を中止するよう命令した−彼の前任者が承認したものだ−調査により作業を許可した区域の外のサンゴ礁に被害が生じるおそれがあったためだ。



中央政府は彼の動きについて「非常に残念だ」と表明し、そして月曜日、林芳正水産相は翁長氏の作業中止命令を凍結した。



彼は、基地での作業の遅れにより「普天間周辺の住民に影響を与えるだけでなく、日米関係に負の影響を及ぼすことにより外交・防衛政策に大きな損害を与える」危険があると語った。



翁長氏は大臣の立場を検討した上で記者会見を開くと語ったと、共同通信は報じている。