「人間の鎖が日本の国会を取り囲んだ」(DW English、 RFIの記事より):阿修羅♪
http://www.asyura2.com/12/genpatu26/msg/182.html
(Anti-nuclear protesters encircle Japanese parliament: DW English)
http://www.dw.de/dw/article/0,,16130385,00.html
原子力
反原発抗議者たちが日本の国会を取り囲む
日本のデモ参加者たちによる、最新の反原発抗議行動があった。その集会は、去年の福島の大事故以降、国内の反原発感情が高まりつつあることを反映している。
日曜日の夜、数千人の反原発抗議者たちがキャンドルや灯火を手にして、暗闇に沈んだ日本の国会を取り囲み、人間の鎖を作った。
これに先立ち、約10,000人のデモ参加者たち−中には、ガスマスクを付けたり、白い防護服を着た人たちもいた−が、「原子力要らない」「原発止めろ」などのスローガンを叫びながら、日本の首都・東京の市街地を行進した。
日曜日の抗議行動では、福島の事故のために止められた国内50基の原子炉のうち、2基の再開を野田佳彦首相が決定をしたことへの、民衆の怒りが改めて表現された。
野田氏は、国民の生活水準を維持させたいと語り、電力不足の可能性を再開の理由として指摘した。日本はずっとエネルギーの30%を原発から得ていた。
世論調査の結果では、国民の過半数が原子炉の再開に反対している。
集会と時を同じくして、南西部・山口県の知事選挙で、出口調査の結果から、反原発を積極的に主張する候補者が落選したと、メディアが報じた。
飯田哲也氏は、日本が2020年までに原子力を放棄するようにしたいと訴え、地元の新たな原発建設計画に反対していた。同氏を破った候補者は、政府のエネルギー政策により協力的だ。
福島の事故のために、夥しい人々が避難を強いられた
定例化したデモ
東京ではこの数カ月、数万人の参加者による首相官邸前での抗議行動が毎週見られる。今月、今回に先立って東京西部で開かれた集会では、17万人もの人々が集まったと主催者は語った。
去年の事故についての政府調査委員会報告が、日本の当局者と損壊した福島原発の運営者は、「原子力安全神話」を信じて、核物質による事故の危険性を無視したとの結論を出してから、今回の集会は1週間も経っていない。
国会による別の報告は、福島の大事故が「人災」だとして、発電所運営者・政府・規制当局が協力せず怠惰であったと非難している。
2011年3月11日、巨大な地震と津波により、福島第一発電所の冷却施設が損傷し、このため、炉心がメルトダウンを起こし、放射能が環境に放出された。
発電所運営者の東京電力(TEPCO)は、予知不可能なほど大規模な自然災害だったと語り、責任を認めていない。
tj/ng (Reuters, AP, AFP)
7月29日
(Japon: les anti-nucléaires manifestent par milliers à Tokyo: RFI)
http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20120729-japon-anti-nucleaire-manifestent-milliers-tokyo-yoshihiko-noda-tepco
日本/原子力−記事発表:2012年7月29日日曜日−最終更新:2012年7月30日月曜日
日本:東京で数千人の反原発デモ
記者 RFI
2012年7月29日、東電近くでのデモ参加者。
REUTERS/Yuriko Nakao
7月29日日曜日、数千人が東京の街路をデモ行進し、日本国民は脱原発の意思を表した。また、その象徴として、今回の記念に、デモ参加者たちは人間の鎖を作って国会を取り囲んだ。
日本では、福島第一発電所のことがいまでも話題にのぼる。この6月、野田佳彦首相は原子炉2基の再始動を決めたが、これにより抗議はさらに大きくなった。数日前、政府と事故を起こした発電所の所有者・東電を強く非難した報告書が発表され、今回のデモに影響を与えた。
緑の党の外国担当、ジャニック・マーニュ氏もデモに参加していた。同氏は、風向きがもうすぐ変わるかも知れないと考えている。「政府中枢にも、事態の深刻さに気づき始めた人々が出てきた」と、同氏は語る。「政治家たちの足並みが乱れたことにより、野田佳彦首相が少し尻込みし始めた感じだ。さらに、ほぼ1週間前、鳩山元首相も、原発は日本に向いておらず、地震対策の上からも非常に危険だとして、原発反対を明言した。私の考えでは、政府の首脳たちは、人々が本気で原発停止を強固に求めていることに気づきつつある。」
反原発デモが衰えていない最近の証拠として、政党・緑の党がこのたび創設された。同党は、政府に圧力をかけられるよう、次回の国政選挙に参加する意向を固めている。
(投稿者より)
上は、ドイチェ・ヴェレの英語サイトに掲載された記事です。
下は、RFIサイトに掲載された記事です。「緑の党」ですが、"Les Verts du Japon"と記事にあります。英語名称は"Greens Japan"でした。念のため記しておきます。
誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。
参加者の皆様、お疲れ様でした。ありがとうございます。