日本は抗議の中、大飯の原子炉のスイッチを入れる(BBC・更新記事):阿修羅♪
http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/330.html
(Protests held as Japan returns to nuclear power: BBC NEWS ASIA)
http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-18662892
2012年7月2日最終更新00:55GMT
日本は抗議の中、大飯の原子炉のスイッチを入れる
日本では、原子力は安全との政府の保証を、多くの人が信じていない。
日本は、去年の福島発電所のメルトダウン以来、初めて原子炉を再開した。
数百の人々がこの動きに抗議しようと、大飯の町の発電所近くに集まっている。この動きをめぐり、世論は割れている。
先月、首相は、原子力に戻ることは日本経済に不可欠であると語り、支持を促した。
福島が地震と津波のためにメルトダウンを起こした後、日本にある50基の原子炉が全て停まった。
この大事故は、チェルノブイリ以来最悪の原子力事故と考えられている。
道路封鎖
西海岸に面する福井県の大飯3号機原子炉が、電気の供給を開始できるようには、水曜日までかかるだろう。
原子炉は週末にはフル稼働される見込みであると、運営企業・関西電力(KEPCO)は語る。
発電所にいたデモ参加者650人のうち、100人が夜通しで道路を封鎖したが、再起動に影響はなかったと、関電の広報担当者が語ったと、ロイター通信社が伝えた。
原子炉の運転再開は、野田氏の命令によるものだ。同氏は、先月、ストレステストの結果を受け、大飯3・4号機各原子炉の再稼働を承認した。原子炉4号機は7月14日に再開することになっている。
その時、野田氏は、日本経済を支え、夏期の電力不足を予防するためには、再稼働は必要だと語り、この動きへの支持を国民に呼びかけた。
この決定を財界は歓迎した。財界は、産業用電力の不足に憂慮を表明していた。
対立
金曜日、数万の人々が野田佳彦首相の官邸の外側での、反原発行進に参加し、「再稼働反対」を叫んだ。記者たちの話では、反対の意思を表に出すことは、日本では滅多にない。
首都・東京にいるBBCの大井真理子の話では、1年余り前に福島発電所の原子炉が損傷して以降見られた、最大のデモの1つだ。
参加者数は記事により異なるが、主催者の話では200,000人が参加したと、BBC記者は語っている。
政府は、他の原発が安全に再稼働できるかどうか、評価を続行している。
しかし、デモ参加者たちは、安全を保証されても納得できないと語り、日本は今回の代替エネルギー源への移行機会を活用すべきだと主張している。
東京で活動している、デモ参加者のシュドウ・ノブヒコ氏は、放射性廃棄物の処理問題が鍵だと、BBCに語った。
「私たちにとって最も重要な物は、次の世代のための持続可能な地球だ。だから、クリーンで美しい地球を保つことについて何らかの問題があるならば」、代替エネルギー源を育成するために「私たちは産業構造を変えなければならない」と、同氏は語った。
(投稿者より)
BBCサイトに掲載された記事が更新されましたので、更新記事をフォローアップいたします。誤訳があるかもしれません。ご容赦ください。