日本で原子炉の再始動:あらゆる所から批判が噴出している(RFI):阿修羅♪

日本で原子炉の再始動:あらゆる所から批判が噴出している(RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/12/genpatu25/msg/283.html





(Redémarrage de centrales nucléaires au Japon: les critiques fusent de toutes parts : RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20120629-redemarrage-centrales-nucleaires-japon-critiques-fusent-toutes-parts





日本/原子力−記事発表:2012年6月29日金曜日−最終更新:2012年6月29日金曜日



日本で原子炉の再始動:あらゆる所から批判が噴出している



記者 RFI





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原発デモ、東京、2012年6月3日

REUTERS/Kim Kyung-Hoon






福島の大事故から1年半、日本の議員たちが政府の原子力政策に逆らっている。あらゆる政治的立場から成る議員グループが、大阪地域にある2基の原子炉の再始動を是とした、野田佳彦政権が与えた保証に疑義を唱えている。このグループは、国内50基の原子炉の危険性をテーマとした、ある研究を拠り所としている。議員たちは、原子炉の半数近くが活断層の上に位置していたり、他の大きな危険を抱えており、できるだけ速やかに解体しなければならないと主張している。





報告 RFI東京駐在記者、フレデリック・シャルル



福島の事故から1年以上経ち、原子力問題を再び取り上げる日本の国会議員は少数だ。2011年3月9日の強力な地震(リヒタースケール9の強さ)が発生した後であるにもかかわらず、その地震学者たちは今、同じ強さの衝撃によって、リヒタースケール8か9の強さの別の地震が発生するリスクは増大していると、警告している。



福島の事故が発生する前、原子力を推進する政府から研究費をもらっているというだけの理由から、この学者たちは、現在ほどの警告を控えるようにしていたが、いま、原発の半数は活断層の上に建設されていると語った。その手始めが、大阪地域で運転再開の途上にある2基の原子炉だ。



日本の反原発議員グループ−この国では目新しい−が警鐘を鳴らしている。地震津波に対する発電所の強化作業は、3年しなければ完成しない。



しかし、政府と強力な原子力ロビーは、世論がフクシマを忘れるようあらゆることをしている、日本の大メディアの支持を得て、まだ停止している48基の原子炉の運転をできるだけ早く再開するよう求めている。











(投稿者より)



RFIサイトに掲載された記事です。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。



日本に生きるなら地震は宿命です。いやなら、外国に移住するしかありません。ですから、「大地震がまた来る」などの分かり切った話は、いつもは無視することにしています。



それでも、この記事を読んで、"une etude"「ある研究」、"les sismologues"「その地震学者たち」という表現が気になりました。グループのことも気になり、ネットを調べたところ、フォロー元であるWSJの記事と、「原発ゼロの会」の存在を知りました。記者は、外国人記者クラブでの、石橋・渡辺両氏の会見を下敷きに、記事を書いているかも知れません。



結局、「ある研究」がこの両氏の研究のことなのか、両氏とこの議員グループにどのような繋がりがあるのか、よく分かりませんでした。記者会見とグループの主張をつなぎ合わせて作文したのかも知れません。



グループが幅広く意見を聞いて、最適解を模索しているのは、会の資料を見ればわかるのですが、それでも、やはり、私としては、大飯の再稼働は反対、残り48基もそのまま廃炉にしてもらいたいと思っています。記者がサラリと書いてくださっている、「政府」「原子力ロビー」「大メディア」が信用できないのです。少しでも譲歩すれば、彼らはどこまでも付け込んでくるでしょう。



金曜日の官邸デモは、RFIの定時ニュースでも伝えられていました。もっとも、私の耳には「1万から1万2000の人々が、日本・東京の首相官邸前をデモ行進し…」と聞こえました。相変わらず細部がアバウトですが、「海外でも取り上げて下さっている」と感謝すべきなのかも知れません。