地震・原発事故:状況の要点 3月28日月曜日12時 (在日フランス大使館サイトより):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/911.html







http://www.ambafrance-jp.org/spip.php?article4641





地震原発事故:状況の要点 3月28日月曜日12時





以下の状況の要点は、放射線防護原子力安全研究所(IRSN:www.irsn.fr)・危機技術センターが作成しました。



この要点は、福島の状況が永続的な措置により安定するまで、発表が続けられます。





1.福島原発の状況





・残念ながら、発電所では、昨日、肯定的な進展は認められませんでした。大量の汚染された水が、作業の進捗を遅らせています。



・原子炉の状態は、非常に重大な局面が続いています。この不安定な状態は、数週間続く可能性があります。状態がさらに悪化した場合、放射性物質の環境への放出が続き、その量もさらに大量となる可能性があります。





・コミュニケの全文を読む(昨日発表されたものと同じです)

(次のページに飛びます。)

http://www.irsn.fr/FR/Actualites_presse/Actualites/Documents/IRSN_Seisme-Japon_Point-situation-26032011-10h.pdf





・原子炉の状態が非常に悪化した結果、汚染された水が海に流れ込みました。このことは、放射能が非常に高いレベルに上昇したことから、説明できます。



・その代わり、肯定的な点として、原子炉を冷却するために、真水が到着するという改善がありました。





2.気象情報





今日の午後の空は、曇ったり、晴れ間が大きく広がったりと、変わりやすい天気です。風も変わりやすく、時速5〜15km(秒速約1.3〜4.2m:投稿者補足)と弱いです。



明日、火曜日は、変わりやすい曇り空です。明日も風は弱く、北に向かって吹き続けるでしょう。(つまり、仙台の方向です。)



あさって、水曜日は、雲がさらに厚くなり、午後には弱いにわか雨が降る可能性があります。風は弱く、変わりやすいです。





3.IRSNの推奨





放射線は浴びることにより蓄積されるという性質を持つため、発電所に近接した地域から一時的に離れることによって表現が可能な、ある種の慎重さは必要です。



・日本当局は、発電所から20km〜30kmの距離に住む人々に、自主的な避難を行うことを求めています。



・昨日、私たちが仙台(発電所から80km)地域で行った最近の計測では、不安を起こすほどのレベルは示されませんでした。



・昨日、東京(発電所から250km)では、ヨウ素131の活量は非常に低い値が検出されています。空気中の放射線量は、減少速度が非常に遅い状態が続き、今日の午前中の値は、1時間当たり0.1マイクロシーベルトでした。それでも、今のところ、特に不安を持つ必要はありません。



・それでも、雨やにわか雨への用心のために、私たちの指示に従うべきです。コート・靴・傘など、外の環境に直接触れる服飾具、特に地面に触れるものは、すべて家の外に置いてください。雨に直接触れることも避けるべきです。



・日本当局が実施した計測によると、今では、東京の水道水を飲むことについて特別な制限はありません。改めて警告が発せられた場合には、特に幼い子供の飲用や料理での使用には、ボトル入りの水が望ましいということを、忘れないでください。その代わり、シャワー・洗濯・食器洗いなど、家事で汚れ物を扱うときには、水道水が使用可能です。



・最後に、同胞の皆様には、いかなる状況においても、日本当局の指示に従う必要があることを忘れないでください。ヨード剤については、空気中の放射能レベルが人体の健康に危険を及ぼさない、30km圏外では、いまは飲まないでください。必要な場合には、日本当局が合図を出します。





状況の要点・3月28日のワードファイル

http://www.ambafrance-jp.org/IMG/doc/Seisme_-_Point_le_28_a_12_heures.doc





・次の発表:3月29日火曜日12時





コミュニケーション・情報サービス(3月28日)











(投稿者より)



フランスIRSN(放射線防護原子力安全研究所)が作成した、在日フランス人を対象にした地震原発事故の情報は毎日更新され、在日フランス大使館のフランス語ページで見ることができます。



本日分の発表を日本語に直したものを投稿いたします。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。