地震・原発事故:状況の要点 3月27日日曜日12時 (在日フランス大使館サイトより):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/11/genpatu7/msg/847.html







http://www.ambafrance-jp.org/spip.php?article4641





地震原発事故:状況の要点 3月27日日曜日12時
 




以下の状況の要点は、放射線防護原子力安全研究所(IRSN:www.irsn.fr)・危機技術センターが作成しました。



この要点は、福島の状況が永続的な措置により安定するまで、発表が続けられます。





1.福島原発の状況





・IRSN・危機技術センターの専門家によれば、原子炉の状態は、非常に重大な局面が続いています。この不安定な状態は、数週間ないし数ヶ月続く可能性があります。状態がさらに悪化した場合、放射性物質の放出が続き、その量もさらに大量となる可能性があります。建物の内部で汚染された水が大量に発見されたため、発電所設備を検査する作業が中断されました。





・コミュニケの全文を読む

(次のページに飛びます。ただし、仏文です。)

http://www.irsn.fr/FR/Actualites_presse/Actualites/Documents/IRSN_Seisme-Japon_Point-situation-26032011-10h.pdf





・原子炉の状態は非常に悪化した結果、汚染された水が海に流れ込みました。このことは、昨日から、放射能が非常に高いレベルに上昇したことから、説明できます。



・その代わり、肯定的な点として、原子炉を冷却するために、真水が到着するという改善がありました。





2.気象情報





今日は、空気が乾いています。風は南東向きです。つまり、太平洋に向かって吹いています。



明日は、曇りで、にわか雨の危険があります。弱い風が北に向かって吹きます。つまり、仙台の方向です。





3.IRSNの推奨





・日本の枝野幸男官房長官は、昨日、発電所から20〜30kmの、限定された地域内の生活状況が悪化していることを考慮し、「より安全な、静かな場所に移動することが適切かもしれない。特に放射線のレベルが増大した場合、この地域から退避していただく可能性は排除できない」と発言しました。



放射線は蓄積されるという性質を持つため、発電所に近接した地域から一時的に離れることによって表現が可能な、ある種の慎重さは必要です。



・フランス大使は昨日、フランスが実施している支援活動を進めるために、市民保安隊の分遣隊とともに仙台に赴きました。発電所から50km離れた地点での計測では、1時間当たり数マイクロシーベルトという、低いレベルの放射線量が示されました。この程度の放射線を浴びても、一時的にであれば、危険が実際に表れることはありません。それでも、継続して放射能を浴びることは避けるのが望ましいです。



・昨日の仙台(発電所から80km)の実測値もまた、不安を起こすほどのレベルは示されませんでした。



・東京(発電所から250km)では、ヨウ素131の活量は、今日は非常に低い値が検出されています。空気中の放射線量は、依然、減少速度が非常に遅く、午前中の値は、1時間当たり0.11マイクロシーベルトでした。それでも、今のところ、特に不安を持つ必要はありません。



・それでも、雨やにわか雨への用心のために、私たちの指示に従うべきです。コート・靴・傘など、外の環境に直接触れる服飾具、特に地面に触れるものは、家の外に置いてください。雨に直接触れることも避けてください。



・日本当局が実施した計測によると、今では、東京の水道水を飲むことについて特別な制限はありません。改めて警告が発せられた場合には、特に幼い子供の飲用や料理での使用には、ボトル入りの水が望ましいということを、忘れないようにしてください。その代わり、シャワー・洗濯・食器洗いなど、家事で汚れ物を扱うときには、水道水が望ましいかも知れません。



・最後に、同胞の皆様には、いかなる状況においても、日本当局の指示に従う必要があることを忘れないでください。ヨード剤については、空気中の放射能レベルが人体の健康に危険を及ぼさない、30km圏外では、いまは飲まないでください。必要な場合には、日本当局が合図を出します。





・次の発表:3月28日月曜日12時





コミュニケーション・情報サービス(3月27日)











(投稿者より)



フランスIRSN(放射線防護原子力安全研究所)が作成した、在日フランス人を対象にした地震原発事故の情報は毎日更新され、在日フランス大使館のフランス語ページで見ることができます。



この数日間は状況が落ち着いていたのですが、福島の状況の変化に応じて、今日の発表には動きがあったようですので、日本語に直したものを投稿いたします。誤訳があるかも知れません。ご容赦下さい。