「台湾:馬・元総統は中国大陸を訪問、蔡・現総統は米国を訪問」(フォーカス台湾)

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政治





訪中の馬英九氏、孫文の墓を参拝 「国父による中華民国樹立」に言及/台湾





2023/03/28 16:16:29







訪中の馬英九氏、孫文の墓を参拝 「国父による中華民国樹立」に言及





(南京中央社)中国を訪問中の馬英九(ばえいきゅう)前総統は28日、「国父」と呼ばれる孫文が眠る南京の中山陵を参拝した。馬氏はその場では孫文の遺言を唱えたのみだったが、司会者が読み上げた祭文や後に発表した談話にはいずれも「孫文中華民国を樹立し、建国からすでに112年を迎えた」との内容が盛り込まれた。



馬氏は墓室に花輪を手向け、敬意を表した。花輪に名前は記されていなかった。また、孫文のひつぎに向かい、3度お辞儀をした。



司会者が読み上げた祭文では、中華民国暦や西暦への言及はなく、日付は「癸卯年3月28日」とされた。肩書には「中国国民党元主席馬英九先生」が用いられ、末尾は「馬英九先生」とされた。「先生」は中国語では男性に使われる敬称。孫文が「列強に力強く対抗し、民国を樹立」したことに言及した他、「両岸(台湾と中国)の人民は同じく中華に属する」「92年コンセンサス、平和の基礎」などの文言もあった。



馬氏は中山陵で揮毫(きごう)した「和平奮闘、振興中華」(平和のために奮闘し、中華民族を振興する)の書を披露。自身の名前に肩書は付けず、紀元には民国暦と西暦が併用された。



その後、孫中山記念館に移動し、談話を発表。孫文が国民革命を指揮して清朝を打倒し、中華民国を建国してから今日までに112年が過ぎたと言及。「中国4000年余りの専制政治を終わらせ、アジア初の民主主義共和国―中華民国を建国した」と語り、「中国史において前例がない偉大な貢献は、中国の命運を変え、中国を富強康楽に向かわせる始まりになったことだ」とたたえた。その上で、両岸が共に努力することで平和を追求し、戦争を避け、中華の振興に尽力することは、「両岸の中国人にとって避けてはならない責任だ」と述べた。



馬氏の参拝に当たり、中国側は多くの警察官を配置。だが、他の参拝客らの締め出しは行われず、撮影をしようとする大学生や取材に来た海外メディアの記者らは公安局の職員から追い払われていた。





(呂佳蓉/編集:名切千絵)





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馬前総統、中国の対台湾政策トップと面会 92年コンセンサスの重要性強調





2023/03/31 17:56:15







馬前総統、中国の対台湾政策トップと面会 92年コンセンサスの重要性強調





武漢中央社)中国を訪問している馬英九(ばえいきゅう)前総統は30日、湖北省武漢市で中国の対台湾政策担当機関、国務院台湾事務弁公室のトップを務める宋濤主任と面会し、台湾と中国の窓口機関の間で1992年に確認されたとされる「92年コンセンサス」の重要性を改めて強調した。



馬氏はあいさつで、総統時代(2008~16年)に両岸(台湾と中国)が政治的な基礎である92年コンセンサスを共有して通信、通航、通商のいわゆる「三通」を実現させ、双方の人民が恩恵を受けたと指摘。15年にシンガポールで中国の習近平国家主席と会談した際にも改めてその重要性を確認したと振り返った。



また、92年コンセンサスがあるからこそ、両岸は争議を棚上げし、相互利益を生み出し、平和的発展を目指すことができると強調。両岸間には歴史によって残された複雑な関係があり、交流の中で生じた問題もあるとしながらも、交流や話し合いの中で、現実と向き合い、成果を積み重ね、信頼関係を培うべきだと主張した。



15年の会談で目標とされたことは、両岸関係の問題は台湾海峡両岸が自ら平和的に解決できると海外にアピールすることだったと説明。今後既存の基礎の上で、引き続き制度化して発展させるべきだと語った。



宋氏は「われわれは一つの家族であり、誰もわれわれを分けられない」と指摘。平和や発展、交流、協力をすることは両岸同胞共通の願いだとし、引き続き台湾同胞へ関心を払い、尊重し、思いやり、恩恵を与えると述べた。





(呂佳蓉/編集:齊藤啓介)





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蔡総統、米シンクタンク「グローバルリーダーシップ賞」受賞 現地の台湾朝食店も訪問





2023/03/31 13:02:02







蔡総統、米シンクタンク「グローバルリーダーシップ賞」受賞 現地の台湾朝食店も訪問(総統府提供)





(ニューヨーク中央社)中米訪問の経由地、米ニューヨークに滞在している蔡英文(さいえいぶん)総統は現地時間30日夜、米シンクタンク、ハドソン研究所が世界に対して卓越した貢献があった指導者に贈る「グローバルリーダーシップ賞」を受賞した。受賞スピーチでは「この賞は実際には台湾の人々への賛辞」だと述べ、困難な挑戦に直面する中で台湾の人々が示す強靭(きょうじん)性をアピールした。



同研究所は、蔡総統が総統就任以来、「大きな勇気と決意で民主主義の台湾を率い、脅迫に対抗し、自由で開かれたインド太平洋を守っている」としてその指導力をたたえた。



蔡総統は受賞スピーチで、台湾の人々が平和を望んでいることや、各国にとって台湾海峡の平和と安定が極めて重要であることを強調。台湾が国連や関連の国際機関から排除されていることにも触れ、台湾の国際機関参加に向け、民主主義国家による協力の必要性を訴えた。





▽ 台湾系青年経営の雑貨店や朝食店を訪問



蔡総統は30日朝、台湾系米国人の青年がニューヨーク市ブルックリンで経営する雑貨店と朝食店を訪問した。朝食を取りながら、現地で活躍する台湾系の青年から起業の経験などを聞き取った。雑貨店では台湾の小規模農家から買い付けた原料で作ったドライフルーツなどを購入した。



ドライフルーツをポンペオ前国務長官に贈るのか記者から聞かれると、蔡総統は「自分用」だと答えた。





(温貴香/編集:名切千絵)





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蔡総統「台湾は孤独でない」 マッカーシー米下院議長と会談





2023/04/06 05:54:29







会談後、報道陣を前に握手を交わす蔡英文総統(左)とマッカーシー米下院議長





(ロサンゼルス中央社蔡英文(さいえいぶん)総統が米西部時間5日午前(台湾時間6日未明)、米ロサンゼルス郊外のロナルド・レーガン大統領図書館でマッカーシー米下院議長(共和党)をはじめとした超党派議員団と会談した。蔡氏は会談後、談話を発表し「孤立されておらず孤独でもないことを台湾の人々に分かってもらった」と議員らの会談出席と台湾への固い支持に感謝を示した。



蔡氏は会談で「平和を守るには自分を強くしておかなければならない」とするレーガン氏の信念にも触れ、平和的な現状の維持への決意を改めて強調した。



1979年の中華民国(台湾)米国断交以来、総統が米下院議長と会うのは3度目で、米本土での会談は初めて。蔡氏は昨年8月にも当時のペロシ下院議長(民主党)と台北市の総統府で会談した。



蔡氏が中米2カ国歴訪の復路でロサンゼルスに立ち寄ったのは米西部時間4日夜(台湾時間5日午後)。同地に3日滞在した後、台湾時間7日に帰国する予定。





(温貴香/編集:羅友辰)





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蔡・マッカーシー会談 武器売却や経済連携の強化を確認/台湾





2023/04/06 16:45:45







蔡・マッカーシー会談 武器売却や経済連携の強化を確認





(ロサンゼルス中央社)米国のマッカーシー下院議長は現地時間5日、蔡英文(さいえいぶん)総統との会談後に記者会見を開き、会談で台湾への武器売却の強化や経済連携の強化、共通の価値観の普及の3点を確認したと明らかにした。



蔡総統とマッカーシー氏の会談はロサンゼルス近郊で非公開で行われた。



マッカーシー氏は蔡総統との会談の重点として(1)台湾への武器売却を強化し、予定通り台湾に届くようにしなければならない(2)経済連携、特に貿易と科学技術分野での連携を強化する(3)世界の舞台で共有の価値観を広めなければならない―の3点を挙げた。



台湾への武器売却を巡っては、納入の予定に遅れが生じていることが報じられている。マッカーシー氏は会見で武器売却強化に関する計画について問われると、バイデン政権も武器売却強化や納入加速の重要性を認識しているとの見方を示した上で、武器売却の継続、加速は米議会の超党派の共通認識だと述べた。



また、今回の会談に中国との衝突を高める意図はないとし、民主主義や自由を強化する上では「何も恐れない」姿勢でいる必要があるとの考えを示した。



会談に出席した下院の中国に関する特別委員会委員長を務めるギャラガー議員は記者会見で、会談で主に届けたかったメッセージの一つは、中国の脅迫に怯んではならず、台湾への支持は行動で示さなければならないということだと説明。会見後には報道陣に対し、経済分野に関して双方が多くの意見を交わしたことを明らかにした。蔡総統と台湾の官僚からは台米間の自由貿易協定の締結を強く望む姿勢が示されたという。





(林宏翰、張欣瑜/編集:名切千絵)





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―参考―











(投稿者より)



「まるで『真田太平記』だ」と誰かが言っていましたが、単に台湾の存続を賭けた動きではないかも知れません。



共産党政権が台湾を併合するシナリオについては広く語られていますが、今後の中国情勢によっては新たな合作もあり得ますし、逆に李登輝氏が台湾で作った民主政治のモデルが大陸で展開される日が来ないとも限りません。



様子を見たいです。