マスクを供給するために臨戦態勢を取る業界 (RFI)

マスクを供給するために臨戦態勢を取る業界 (RFI)









(L'industrie sur le pied de guerre pour fournir des masques: RFI)

http://www.rfi.fr/fr/podcasts/20200319-lindustrie-le-pied-guerre-fournir-masques





今日の経済





マスクを供給するために臨戦態勢を取る業界





発表 2020年3月19日13:28







仏サン-バルテルミー-ダンジュの医療用マスク製造業コルミ-オパン社はフル稼働している。REUTERS/Stephane Mahe





ドミニク・バヤール






3月18日水曜日、欧州諸国向けのマスクを積んだ中国の貨物機がにベルギーに到着した。かくして、フランスは100万人の顔面の防護を回復した。世界的な不足に対応するための有り難い供給だ。



コロナウイルスと戦うために防護マスクが世界中で求められている。世界保健機関によると、現在の必要を満たすためには生産を40%増やさねばならない。このため、業界は直ちにこの挑戦に応じねばならないことが分かる。更に、この背景には過度に緊張した市場が存在する。一方では需要が爆発し、もう一方では生産能力の残る国から輸出禁止の突風が吹く。インド・タイ・韓国・イタリア・フランス・ドイツ・ケニア、更にはインドネシア、リストはこれに尽きないが、これらの国々は全て国民の必要を重視する選択を取った。このマスクの突然の不足は、グローバル化され「中国化」された、つまり、中国により支配されている市場の過度の脆弱さを暴露した。



感染症が始まる前、中国は世界で販売されるマスクの半分を生産していた。



今日、この強固な支配状況は北京に対し、この貴重になった品物を同盟国や、更には米国などの敵国にも同じように分配するという美しい役割を与えている。国際関係の専門家たちはマスク外交を話題にする。中国は現在混乱の中にある国々を支援することで、感染の第2波に遭うことを避けたいとも考えている。



この戦略の背後には、マスク経済、つまり、感染症が始まってから直ちに運営の始まった戦争経済が存在する。コロナウイルスの影響を最初に受けた国・中国は、輸出を禁止した最初の国でもある。中国に工場を持つカナダと米国のメーカーはこの規則の遵守を強制された。また同時に、中国は日本・米国・ベトナムや、更にはタンザニアケニアからも大量輸入することにより、世界中に存在する在庫を全て奪った。この国が外国への販売を禁止した理由は更に良く理解できる。中国はこのようにして、市場の不均衡を多少拡大した。武漢封じ込めの翌週には5600万枚のマスクが輸入された。1月30日の一日だけで2000万枚だ。





中国は現在一日2億枚を生産





これは2月の初めの20倍だ。中国は総動員体制をも取り、可能な工場を全て稼働して一層の生産に励んだ結果だ。作業場は能力の110%で回っている。靴メーカー・フォックスコンなどのiPhoneメーカー・電気自動車メーカー、更には生理処理用品メーカーが、数週間のうちにマスク製造に転換された。



中国政府は、この任務に専念し公共諸団体の援助によって支えられる数千社の企業を指す、同国「マスク軍」のことを喜んで語る。この攻撃力には目を見張るが、それでも十分でない。



中国は、全世界で引っ張りだこの手術用マスクを大量に生産しており、本当にそうなるかは分からないが、これでコロナウイルスに対する盾が見つかったと考えている。中国はその代わり、更に高度化され更に防護性の高いN95マスクやFFP2マスクの増産に苦労している。これは、看護者たち自身が感染しないために必ず着用せねばならないものだ。中国はこれらを1日600,000枚しか生産できていない。これが今日最も欠けている。コロナウイルスに勝利するためにはこの生産を是が非でも増やさねばならない。



フランス・イタリア・米国・ドイツでは、全ての既存メーカーが新たな転換業者に加勢して貰い、このマスク軍の強化に取り組んでいる。





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