日本が船と哨戒機を中東に送る (RFI)

日本が船と哨戒機を中東に送る (RFI)











(Le Japon envoie un navire et des avions de patrouille au Moyen-Orient: RFI)

http://www.rfi.fr/moyen-orient/20191227-le-japon-envoie-navire-avions-patrouille-moyen-orient





日本イラン





日本が船と哨戒機を中東に送る





記者 RFI





発表 2019年12月27日・更新 2019年12月27日16:46








日本の巡視船と米軍機(説明写真)。

Kyodo/via REUTERS






日本が水路の守りを支えるために軍艦1隻と哨戒機2機を中東に送ることになった。しかし、同国は米国が指揮する地域における連合には加わらない。





日本がこのような部隊派遣を行うのは2016年に防衛法を可決してから初めてだが、野党によれば、この法律は日本の平和憲法に違反する海外派兵の特権を広げるものだ。





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安倍晋三・日本首相は、ハサン・ロウハーニー・イラン大統領が先日東京を訪問した際に交わした約束を守った。彼が中東に送る情報収集駆逐艦と2機の哨戒機は、米国の指揮する諸国連合が活動するペルシャ湾やホルムズ海峡には配備されない。



日本の部隊はオマーン湾アラビア海北部・アデン湾の公海で活動する。





米国の同盟国だが、この地域では連携しない





中東では、日本は米国やその同盟国・保護国と連携しないことを示そうとしている。行動の余地は狭まるが、それでも出来る限り中立を守るという意思を日本は示している。米国の厳しい対イラン制裁の復活による軍事紛争のリスクを軽減するために、日本は今まさにイランと米国の調停を模索している。



日本には独自の権益がある。米国が制裁を復活させる前、同国は石油の5%をイランから輸入していた。原油輸入の90%がこの地域から来ている。



中東では今年の初めから緊張が激化している。イランは、サウジアラビアアラブ首長国連邦の沖合でいくつかの油田を採掘し、更に、重要なホルムズ海峡近くで他の海上船舶を攻撃・拿捕したと非難されている。