「教皇フランシスコ、トランプ米大統領に会う」(BBC NEWS JAPAN・バチカン放送局):阿修羅♪

教皇フランシスコ、トランプ米大統領に会う」(BBC NEWS JAPAN・バチカン放送局):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/17/kokusai19/msg/519.html









(BBC NEWS JAPAN)

http://www.bbc.com/japanese/40030387





トランプ米大統領ローマ法王と初会談 過去にあつれき





2017年05月24日







AFP

トランプ米大統領ローマ法王フランシスコ1世




就任後初の外遊で中東と欧州を歴訪しているドナルド・トランプ米大統領は24日、バチカンを訪れ、ローマ法王フランシスコ1世と初めて直接会談した。トランプ氏と法王は、大統領選中からトランプ氏の移民政策や環境政策をめぐり厳しい言葉を交わしている。



大統領一行は午前8時半(日本時間午後3時半)の少し前に法王庁に到着。会談は直前になって予定が決まったため、早朝の対面となった。メラニア夫人や娘のイバンカさん、イバンカさんの夫ジャレド・クシュナー上級顧問が、レックス・ティラーソン国務長官、H.R.マクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が同行した。



法王庁公邸管理部のゲオルク・ガンスバイン大司教に出迎えられた大統領一行は、スイス衛兵の護衛と共に法王の執務室へ向かった。



トランプ氏は法王に「素晴らしい名誉です」と伝え、2人はにこやかに言葉を交わしたという。非公開で20分ほど会談した後、再び報道陣の前に姿を現し、贈り物を交換した。







Reuters

ゲオルク・ガンスバイン大司教に出迎えられた大統領








EPA







EPA

大統領に同行した娘のイバンカさん(後方左)とメラニア夫人(同右)








AFP

法王と大統領は贈り物を交換した






トランプ氏は、黒人指導者マーティン・ルーサー・キング牧師の著作集を贈り、法王は世界平和の日に行った説教の写しにサインしたほか、環境保護の必要性を説いた自分の著作を贈った。



トランプ氏は「では、拝読します」と法王に答えた。



フランシスコ法王は昨年2月、大統領候補のトランプ氏がメキシコとの国境に不法移民を防ぐ壁を建設すると発言していることについて、「橋を築くことでなく、壁を造ろうと、それだけを考えている人は、それがどこであろうと、キリスト教徒ではありません」と語っていた。



これに応えてトランプ氏は当時、「宗教指導者が人の信仰を批判するなどみっともない」と反発し、「もしバチカンがISIS(いわゆる「イスラム国」)に攻撃されたら、法王はドナルド・トランプが大統領だったら良かったのにと嘆くに違いない」と演説していた。



また今年1月から2月にかけてトランプ氏が大統領として、イスラム教徒の多い6カ国からの入国を制限し難民受け入れを一時停止しようとした際、法王はツイッターで、「主なる神が聖書でどれだけ頻繁に、移民や外国人を受け入れるよう私たちに求めていることか! 私たちも外国人なのだと、どれほど思い出させてくださることか!」と書いた。



BBCのジョン・ソープル北米編集長は「これほど対照的な2人がいるだろうか? フランシスコ法王はかすかな微笑みの気配だけをたたえ、トランプ大統領は満面の笑顔で。2人は法王の書斎で向かい合って座った。まるで片方の就職面接のようだった」と指摘する。



「世界指導者同士がこうして会談する際には、私たちには相違点よりも共通点の方が多い――などと言うのが普通だ。それは確かにその通りだろう。しかし、この2人を分ける相違点も本物だ」



トランプ氏は法王庁の次に、イタリアの大統領と首相を訪問し、次いでブリュッセル北大西洋条約機構NATO)首脳会議に出席する。さらに26日にはイタリア・シチリアで主要7カ国(G7)サミットに出席し、外遊を終える。



ローマとバチカン周辺の警備は強化されたものの、23日夜にはローマ市内の広場でトランプ氏に抗議する集会が開かれ約100人が参加した。





(英語記事 Trump holds first face-to-face talks with Pope Francis













バチカン放送局)

http://ja.radiovaticana.va/news/2017/05/24/%E6%95%99%E7%9A%87%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%82%B3%E3%80%81%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%97%E6%B0%8F%E3%81%A8%E4%BC%9A%E8%A6%8B_%E3%80%8C%E5%A4%96%E4%BA%A4%E3%81%A8%E5%AF%BE%E8%A9%B1%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%B9%B3%E5%92%8C%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E3%82%92%E3%80%8D/1314552





教皇フランシスコ\一般謁見・アンジェラス





教皇フランシスコ、アメリカ大統領トランプ氏と会見: 「外交と対話による世界平和実現を」







教皇フランシスコとトランプ大統領 - AP





24/05/2017 17:57






5月24日水曜日恒例教皇一般謁見の前に教皇フランシスコはバチカン教皇宮殿の私的図書室でアメリカ合衆国国大統領ドナルド・トランプ氏とその家族に会われた。



午前8時20分、アメリカ大統領夫妻を乗せた公用車はバチカンの北西に位置するペルジーノ門から聖ペトロ大聖堂の後方を通り教皇宮殿に向かった。この時間聖ペトロ広場は恒例水曜教皇一般謁見のために巡礼者たちで一杯になっていたが、教皇はまず、アメりカ大統領にお会いになることを希望された。



サン・ダマゾの中庭に到着した大統領一行は、美々しく装ったスイス儀仗兵たちに荘厳に迎えられ、教皇の待つ教皇個人図書室に向かった。図書室の入り口では教皇自らが大統領をにこやかに迎え入れられた。



教皇とアメリカ大統領の出会いは約30分にわたって行われその間両者は真摯な心からの意見の交換をされた。特に生命と宗教の自由及び良心の擁護について共通の使命と努力について話し合われ、意見の一致を見た。これからもバチカンおよびアメリカ合衆国両国の国民全体の健康、教育、福祉の促進に協力していくことを確認し合い、さらに、世界の現状についての意見の交換もなされ、特に世界平和の早期達成について話し合われた。そのためには外交活動と宗教対話に力を入れ、中東におけるキリスト教徒たちの保護についても話し合いが行われた。



私的会見の後トランプ大統領教皇に夫人と娘夫妻を紹介し、それぞれ記念品の交換をされた。教皇は最近ご自分が書かれた回勅や教書そしてロザリオや記念メダルをそれぞれにプレントされた。



トランプ大統領教皇との謁見の後、イタリア大統領との会見のためバチカンから直接イタリア大統領官邸クイリナーレ宮に向かった。





会見