日本:防衛相、靖国神社に論争を呼ぶ参拝(RFI):阿修羅♪
http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/440.html
(Japon: visite polémique de la ministre de la Défense au sanctuaire de Yasukuni: RFI)
http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20161229-japon-visite-polemique-ministre-defense-sanctuaire-yasukuni
日本|安倍晋三|第2次世界大戦
日本:防衛相、靖国神社に論争を呼ぶ参拝
記者 RFI
発表 2016年12月29日・更新 2016年12月29日14:40
稲田朋美・日本防衛相、12月29日、東京・靖国神社にて。
Kyodo/REUTERS
12月29日木曜日、稲田朋美・日本防衛相が東京・靖国神社に行った。ここは第2次世界大戦期の軍国日本の象徴だ。この参拝は、日本が75年前に米海軍基地を奇襲攻撃した真珠湾で安倍晋三首相が昨日行った平和と和解の演説を汚すリスクを負う。
報告 RFI東京特約記者、フレデリック・シャルル
日本の防衛相が靖国神社に行った。そこは祖国のために死亡した人々の他に真珠湾攻撃を命令した東条英機将軍など14人の戦争犯罪者が祀られている。
「今年、原子爆弾を(日本に)投下した国の大統領が広島(投稿者による和訳)を訪問した。昨日(水曜日)、日本首相は真珠湾(投稿者による和訳)で死者を慰霊するために自身の考えを表明した」と、黒い服を着たこの閣僚は述べた。
「未来を見ながら、私は日本と世界に平和を打ち立てるために祈りを捧げた」と、彼女は付け加えたが、靖国巡礼の選択をアジアの諸隣国は却って挑発として見ている。
韓国と中国が非難
稲田朋美防衛相は安倍晋三首相のお気に入りで、同首相は彼女を後継者にする可能性を考えているようだ。稲田朋美氏は国家の頂点に強い影響力を持つ超国家主義団体・日本会議の会員だ。複数の閣僚が歴史修正主義的な立場を取っている。例えば、彼女は南京虐殺事件を否認している。
稲田朋美氏の靖国参拝は、安倍晋三首相が真珠湾で行った平和と和解のメッセージに込められた誠意を信じた人々を傷つけるリスクを負う。ただ、安倍氏自身は国家主義者で歴史修正主義者と考えられている。
韓国は同大臣の靖国参拝を非難し、安倍晋三氏は全てのコメントを控えた。
中国はこの行為を即座に非難した。この行為は「日本の一部による頑ななまでに誤った歴史認識を反映するだけでなく、真珠湾への和解の旅と自分で言ったものを受けた深い皮肉にも見える」と、中国外務省の華春瑩(Hua Chunying)報道官は明言した。
また、韓国は「深い懸念」を表明した。「指導者たちが(…)心からの悔悟の行動を取った時、日本は初めて諸隣国と国際社会の信用を得ることが出来る」と、同国政府は強調した。