「安倍首相がオバマ大統領と一緒に真珠湾攻撃の犠牲者を追悼する」(RFI):阿修羅♪

「安倍首相がオバマ大統領と一緒に真珠湾攻撃の犠牲者を追悼する」(RFI):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/16/warb19/msg/439.html















(Pearl Harbor: Abe et Obama veulent cimenter l'alliance Tokyo-Washington: RFI)

http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20161227-pearl-harbor-dernier-entretien-entre-abe-obama-cimenter-alliance





日本米国第2次世界大戦安倍晋三バラク・オバマドナルド・トランプ中国





真珠湾安倍氏オバマ氏は日米関係の強化を欲している





記者 RFI





発表 2016年12月27日・更新 2016年12月27日07:32








バラク・オバマ米大統領安倍晋三・日本首相。G7開催日の2016年5月26日に伊勢市宇治橋にて。
REUTERS/Toru Hanai






12月27日火曜日、安倍晋三・日本首相は2日間の訪問のためにハワイ諸島真珠湾にいる。彼は現地で1941年12月2日の日本による米艦隊奇襲攻撃の犠牲者を追悼した。この襲来は米国を第2次世界大戦に投げ込んだ。いま、1月20日ホワイトハウスを譲り受けるドナルド・トランプ氏が将来の外交方針について予測不可能な矛盾する声明を重ねているが、安倍晋三氏とバラク・オバマ氏は米日同盟の独特な性格を浮き彫りにしたいと欲している。





報告 RFI東京特約記者、フレデリック・シャルル





1941年に日本の航空部隊により真珠湾に沈没した戦艦の名を付したアリゾナ記念館の訪問に先立ち、安倍晋三氏はバラク・オバマ氏と最後の会談を行う。大統領は日米安保条約についてドナルド・トランプ氏の前で取るべき姿勢について日本首相と打ち合わせるつもりだと、東京では語られている。



次期大統領は選挙運動中、日本が列島の米軍基地の存在に支払うお金を増やす用意がないなら、日本は自力で安全保障を確保し、万一の場合には核兵器を配備することを考えなければならなくなるだろうと何度も明言した。日本が現地の米軍軍人50,000人の生活費−年間20億ドル−の全てを、電気の請求書の最後まで支払っていることをトランプ氏は無視しているように思える。





アジア版NATOの欠如





安倍晋三氏は日本軍が戦争に訴えることを禁じた平和憲法の見直しを模索しているが、日本と諸隣国にはどのようなことがあっても自国の安全保障のために米国が必要なことを首相は承知している。これは逆に言えば、特に脅威としてますます強く認識されている中国に立ち向かうアジア版NATOがないためだ。



「先ず、日本と米国はこれからもバランスの取れた通商関係結び続けることを欲しているが、しかしまた別の面で、両国は中国の拡張主義的な狙いに対抗する共同の前線も欲している」と、米国史が専門のソルボンヌ大学名誉教授アンドレ・カプシ氏は説明する。「このテーマでは両国の波長の長さは同じだ。」









安倍晋三・日本首相とジェームズ・ホートン国立太平洋記念墓地所長が、太平洋戦争(1941-1945)の死者を追悼して一緒に1分間の黙祷を捧げる。2016年12月26日、ホノルルにて。
REUTERS/Hugh Gentry








Japan's Abe in Hawaii for Pearl Harbor visit (euronews (in English) - Youtube)

















(Barack Obama et Shinzo Abe à Pearl Harbor: l'éloge de la réconciliation: RFI)

http://www.rfi.fr/ameriques/20161227-etats-unis-japon-obama-abe-rendent-hommage-victimes-pearl-harbor





米国日本バラク・オバマ安倍晋三第2次世界大戦歴史





バラク・オバマ氏と安倍晋三氏が真珠湾に:和解の賛辞





記者 RFI





発表 2016年12月27日・更新 2016年12月28日 09:32








バラク・オバマ大統領と一緒に世界に伝えたいのは和解の力というメッセージだ」と、安倍氏は感情を込めた演説で明言した。
REUTERS/Kevin Lamarque






12月27日火曜日、安倍晋三・日本首相とバラク・オバマ米大統領は一緒に、米国を震撼させた攻撃から75年後のハワイ諸島真珠湾の犠牲者を追悼した。





2人一緒の広島への歴史的訪問(投稿者による和訳から7ヵ月、バラク・オバマ氏と安倍晋三氏は船に乗り、1941年12月7日に日本の航空部隊により破壊された戦艦の残骸の真上に建てられた、洗練された線形の追悼の場所に再び合流した。



2人の国家指導者はUSSアリゾナ艦内で死亡した米国人1,177人の名前が刻まれた壁面の前に花輪を置いた。暫く黙祷した後、2人は水面の上に据え付けられた構造物の中央に開けられた「穴」の中に花びらを投げ入れた。その穴から来訪者はその軍艦の錆びた残骸を見ることが出来る。その後2人は1分間の黙祷を捧げた。



その後、「私は日本国首相としてここで命を失った全ての魂に永遠に変わらない心からの哀悼の意を表する」と、安倍晋三氏が明言した。「私たちは戦争の恐怖を決して繰り返してはいけない」と、彼は付け加えた。日本首相は米国との関係を「希望の同盟」と表現し、両国が共有する「友情と共通の価値」や今日かつてないほどの重要となった「寛容の精神と和解の力」を強調した。



バラク・オバマ氏は日本首相に共鳴して、この同盟は「アジアと太平洋の平和と安定の柱であり、世界全体を進歩させる力」だと明言した。彼は安倍晋三氏の来訪を「戦争の最も深い傷さえも持続的な友情と平和に変わることが可能なのだと思い出させる」「歴史的な行為」と表現した。「私たちが一緒にこのメッセージを世界に送ることにより、戦いに挑むよりも平和を成し遂げる方がより大きなものを得、報復よりも和解の方がより多くのものをもたらすことを私は希望する」と、米大統領は明言した。



安倍氏が犠牲者と平和のために祈ることに際し、真珠湾攻撃に参加した日本の退役軍人たちは首相の誠意を信じたいと願っていると、RFI東京特約記者フレデリック・シャルルは報告する。たとえ安倍晋三氏が軍国日本の過去を隠蔽しているとの評判を得ており、日本が戦争に頼ることを禁じた平和憲法の見直しを模索しているとしてもだ。



別の日本国民は、米国との同盟は日本とアジアの安全保障に必須のものと考えている。彼らは日本の友人は米国だけだと付け加えた。そして、彼らは米国人の手によって書かれた自国の平和憲法にいまなお愛着を抱いている。安倍晋三氏にはそれが気に入らないだろうが。







安倍晋三・日本首相が真珠湾攻撃を生き延びた米退役軍人に挨拶する。2016年12月27日。

REUTERS/Hugh Gentry





オバマ氏はホノルルの自宅に





数ヵ月前から極秘の内に準備された真珠湾の電撃的攻撃は2,400人を超える死者を出し、米国を第2次世界大戦に投げ込んだ。1960年代始めに建設されたUSSアリゾナ記念館に日本首相が来訪したのは今回が初めてだ。



安倍晋三氏の前には、彼の祖父・岸信介氏など3人の日本首相が50年代に真珠湾を訪問しているが、その中で現地の犠牲者追悼式典に出席した人は1人もいない。



ホノルルは観光シーズンの真っ盛りで記憶の場所は数多いが、フランクリン・D・ルーズベルトが「屈辱の日」と語った日のことはすっかり歴史書に属するものになった。4年間の任期を2度経て1ヵ月を待たずに権力から離れるバラク・オバマ氏は現在休暇中で、家族でこの列島の首都から遠くない場所にいる。彼はそこで生まれ子ども時代の大部分を過ごした。





(参考 他社諸記事)







1941年の日本による真珠湾攻撃記念館の写真。この建物は12月7日の日本の攻撃の際に沈没した戦艦USS「アリゾナ」の残骸の上に突き出ている。
Wikimédia/Berichard








Japan's Prime Minister Abe at Pearl Harbor | DW News(DW(English) - Youtube)















(投稿者より)



当選直後のトランプ氏と会談を行った安倍氏のフライングをオバマ政権に厳しく咎められ、そのお詫びのためにオバマ氏の休暇先に呼びつけられた、というのが本当のところのようです。それでも取り上げられ方はかなり大きく、受け取り方も好意的だったようです。欧州・中東・アフリカで大きな事件がなかったこともあり、DWやフランス24ではトップニュースの扱いでした。



私の見たニュースショーでは、マリオネット遣いと思しき方が登場し、「安倍氏は間違った場所で間違ったことをしている。先ずアジアの国々に謝罪すべきだ、と中国は批判しているが?」とのプレゼンターの質問に対して、「日本はフィリピンや豪州などに謝罪し、李光耀氏もこれを評価している」と反論していました。



このイベントは真珠湾攻撃の真相を知る人にはただの茶番ですが、日本と米国の固い絆を世界に改めて見せつける機会にはなったようです。ただそれも帰国早々に防衛大臣靖国を参拝したために、安倍氏米国の大統領と退役軍人たちの面子を潰すことになりました。行かなかった方が却って良かったかも知れません。