日本の天皇が退位の可能性を期待しながら83歳の誕生日を迎える (France 24):阿修羅♪

日本の天皇が退位の可能性を期待しながら83歳の誕生日を迎える (France 24):阿修羅♪

http://www.asyura2.com/16/senkyo218/msg/285.html













(L'empereur du Japon fête ses 83 ans en attendant de pouvoir abdiquer: France 24)

http://www.france24.com/fr/20161223-japon-anniversaire-empereur-akihito-abdication-loi-shinzo-abe





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日本の天皇が退位の可能性を期待しながら83歳の誕生日を迎える







© Toshifumi Kitamura, AFP | 日本の天皇が83歳の誕生日を迎える





フランス24





最終更新 2016年12月23日






日本の明仁天皇は12月23日に83歳の誕生日を迎える。この誕生日を余所に政府は退位についての決定を下さなければならない。退位は彼の望みだが、彼の退位は禁じられている。





12月23日金曜日、日本の明仁天皇は83歳の誕生日のために皇后や皇太子徳仁親王など一部の皇族と一緒に皇居内のガラスのバルコニーに数分の間姿を見せた。彼の喜ばしい誕生日を祝うために夥しい数の人々が集まった。



33,000人程の人々が来たことで実証されるように、日本の市民は1989年に「平成」(「平和の成就」の意)と名付けられる時代を始めた明仁天皇美智子皇后に絶大な敬意を抱いている。



しかし、天皇はいま代替わりの時期にある。2016年8月、彼は自己の義務を果たし続ける能力への不安を表明した。それは退位を考えていることを言外に匂わせるように聞こえる内容だった。「幸運にも私は現在健康だが、私の体調が徐々に悪化していった時に自分の役割を十分に果たすことが難しくなるのを心配している。」



彼はその時「退位」という表現を口にしなかったがその願望は彼の言葉から滲み出ており、彼の治世を終わらせることについての国民的な反応に結びついた。そのため、君主は金曜日、「私の話に注意を向け、各自の観点から反応を示してくれた全ての人々に私は深く感謝する」と明言した。





委員会





皇室を監督する法律の効力により、日本の天皇は存命中に菊の玉座から降りることが許されていない。この条文によれば、病気や精神的な能力欠如の場合に任務が免除される可能性のあることは規定されているが、摂政の制度を置く条件は非常に厳格だ。



特に、明仁氏はそのような中途半端な手段は認められないと明確に表明した。彼ならば実際に現職の天皇に留まり続け、国民に向き合うというこれまで通りの象徴としての責任を今後も背負うだろう。彼は他にも、天皇が死亡した際の服喪のしきたりが近親者にとって重いということがもたらす結果について心配している。



この進め方について解決するために、安倍晋三首相は「天皇の公務削減や他の問題について」の名士による委員会を発足させた。彼は奇妙にも、側近と見なされる人たちなどこの問題について専門外の人物を選んでいる。専門家たちの意見を聴き、最も望ましいと判断される進め方についての勧告を盛り込んだ報告書を作成するため。2017年の始めに委員会の結論が出される見込みだ。





法改定か?





それでも、各社世論調査による回答者の90%のように、意見を求められた大学人や他の人々の大部分は天皇に退位の権限を与えるべきだと考えている。議論は大きく割れているが、本質的にはその方法に関するものとなった。皇室を監督する法律を改定するか、現天皇が存命のままその称号と機能を彼の長男・徳仁氏に引き渡す権利を彼に限定して与える特別法をゼロから作成するかだ。



今のところ多くの反対意見にも係わらず、委員会はこの2番目の選択肢が好みのように思える。しかし、皇室についての法制度改革が今日禁止されている女性の皇位継承問題についてパンドラの箱を開ける結果を再び導くことを、保守主義者たちは怖れている。







参考 AFP





最初の発表:2016年12月23日







−参考−


(全録)天皇陛下、83歳の誕生日 事前の会見でお言葉述べられる
(FNNsline - Youtube








天皇陛下のお誕生日に際しての記者会見の内容とこの一年のご動静(平成28年12月23日)宮内庁





2016年12月23日 天皇誕生日一般参賀(Youtube)













(投稿者より)



行間もお読み頂ければと思います。ただ、誤訳についてはご容赦頂ければと願っております。



ところで26日、宮内庁の西村次長が、陛下の恒例の年頭のご感想を来年は取りやめると発表しました。



元警視総監の西村氏もまた安倍氏に近い人物です。今上様を御簾の中に閉じ込めておくために安倍氏が据えたとの声があります。今回の動きも陛下のお口を封じるための安倍氏とその近い人々による画策だとの意見があります。



一方で、お言葉は直接国民に向けてお述べになればいいのであって、同じような内容のことを紙に書いて機会を分けて出すのは単に二度手間である、という考えもあります。実際に、陛下は今年のお誕生日には、記者会見で述べられたご所感とは別に、バルコニーから糸魚川の被災者へのお見舞いのお言葉を直接お述べになっています。



本年元旦の陛下のご感想についてのNHKの報道が余りにも酷かったと話題になりましたが、3.11以来マスメディアは陛下のお言葉を過度に編集・削除して、その意図をねじ曲げて報道するようになりました。メディアは通さずにお声を一般の方を通してユーチューブなどに流して貰った方がお気持ちがよほど正確に伝わる時代になっています。



「国体」と「政体」との暗闘が国内で展開されているようです。国際情勢と日本の動きをリンクして考えた時、最終的には「政体」側が負けるでしょう。ただ、そこに至るまでに今後も混乱が予想され、これまででも平和主義や国民の基本的人権、特に社会的弱者の生存権など、戦後日本が大切にしてきたものが余りにも多く破壊されました。政治家などの品格の劣化にも目を覆うものがあります。いい加減にして頂きたいものです。